微熱が続く!咳や頭痛の症状もあるときの4つの原因

たくさんの気球を見つめる子供

微熱が長い間続き、なかなか治らない!こんなときって咳や頭痛の症状に悩まされることもあります。

ただの風邪ならば良いのですが、時に風邪とよく似た他の病気であることがあります。

そこで、ここでは微熱と咳や頭痛の症状を伴うときに考えられる原因や病気のことについてお伝えしていきたいと思います。

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風邪

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微熱があり咳が出て頭痛がある、総合的に考えると「風邪」ですよね。上気道に微生物が感染すると人は風邪になります。興味深いことに80~90%はウィルスによります。

 

私たちの周りにはウィルスが四六時中存在しています。一年中私たちはウィルスを吸い込んで生活しています。何で風邪にならないのでしょうか?それは、体には免疫力があるからです。

免疫があるので体の中に細菌やウィルスが侵入してきても免疫がやっつけてくれます。つまり、通常は体が微生物に勝つわけです。

 

しかし、時にそうはいかないときがあります。疲労、睡眠不足、栄養不足で体力を失うと微生物が勝ってしまいます。そして、あのつらい熱と咳と頭痛といった症状に苦しむことになります。

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肺結核

肺結核である可能性も考えられます。肺結核菌に感染しても発症する人は110~20%です。興味深いですね。発病時期は感染後約1年の間で半数が、残りは1年後から一生の間のどこかで発病します。

 

しかし、忘れないでください。発病する人は10~20%です。つまり80~90%の人は発病しません。
あなたのまわりにいる、あの人は結核菌に感染しているけど、ただ単に発病していないだけかもしれません。興味深いですね。

また、結核菌は休止菌になることがあります。休止菌とは死んでおらず、増殖せず、冬眠しているような状態のことです。どうやら、発育期に不利な状況になると休止菌になるようです。

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さらに、結核菌は休止菌になり死なずに時期を待つことができるのです。人は年を取りますし、生活習慣病にかかったりします。そうなると、免疫力が弱くなります。その時期を狙って再び結核菌が活発になるのです。

肺結核は軽い咳がでるくらいでふつうの風邪の症状と何ら変わりないことも多いです。しかし、微熱と咳などが2週間以上続く場合は肺結核の心配をしたほうがいいでしょう。

 

悪化するにつれて、呼吸がしにくくなったり、痰に血が混じったりする場合もでてきます。

手洗いうがいでしっかり予防するようにしましょう。また、小さいころにBCGという結核の予防接種を受けているはずです。しかし、BCGを受けていても肺結核になってしまう可能性もあるので、油断してはいけません。

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溶連菌感染症

まずは、溶連菌感染症が考えられます。この病気は5~15才の子供に多い病気です。37~39度の熱が出てのどの痛みと嘔吐を伴います。

溶連菌感染症の詳しい症状についてはこちらをご覧ください。
→【溶連菌感染症の大人の症状

 

この病気が発覚したら、必ず、10日~2週間ほど抗生物質を飲み続けてください。菌を完全に退治するため、完治のためです。

この病気の恐ろしい特性として危険な合併症があります。それはリウマチ熱、急性糸球体腎炎です。この恐ろしい合併症にならないために、必ず、10日~2週間抗生物質を飲み続けてください。

溶連菌感染症の薬の飲み方についてはいろいろ注意点があるのでこちらを参考にしてください。
→【溶連菌感染症の薬を飲むときの注意点

 

細菌性肺炎

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次に考えられるのは、細菌性肺炎です。肺の中の肺胞に炎症を起こす病気です。原因菌は、肺炎球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、クレブシェラ菌などです。

高熱がでる場合もありますが、症状によっては微熱が長い間続く場合もあります。

 

予防するには手洗いやうがいをすることが大切です。肺炎なので、ウイルスや細菌が意図しないかたちで口の中から入ってしまったときに発症してしまうからです。

特に小さいお子さんは免疫力が大人よりも弱いのでしっかりと予防を行うことが大切です。

 

まとめ

いかがですか、みなさん?ちょっと、注意が喚起されたのではないでしょうか?

自分は風邪だと思っていたのに、実は違う病気の可能性があるのです。ですから、やはり「どうも長引くな~」とか「なんかちょっと怪しいな~」と、思ったら病院に行って診察するのがいいでしょう。

病院に行くのが少し億劫かもしれませんが、自分ため、まわりにいる人の健康を考えればそれが賢明なことです。

 

また、微熱が続く場合、男性と女性でそれぞれ起こりやすい原因があります。このことについてこちらで詳しくお伝えしています。→【微熱が続く病気!女性と男性それぞれに多い4つの原因

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