おへその周りが痛い!気をつけたい5つの原因とは?

猫の服を着ている人

おへそ周りに痛みを感じるという方はいませんか。

おへその裏にあるのは腸ですが、おへそ周りの痛みの原因は腸の病気だけではありません。

今回はおへその周りが痛い原因についてお伝えしていきます。生命に関わる重篤な病気の可能性もあります。ぜひ最後までご覧下さい。

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感染性腸炎

猫の服を着ている人

おへその裏あたりにあるものと言えば腸ですね。おへそ周りの痛みがある場合、腸の異常が原因である可能性は非常に高いです。

ノロウイルスやアデノウイルスなどの感染性の胃腸炎を起こすとおへそ周りに痛みが現れることが多いです。おへそ周りの痛みの他、下痢・嘔吐・発熱などの症状も現れます。

特効薬がなく、ウイルスが体外に排出されることで症状がおさまります。下痢止めは使わず、脱水症状に気をつけて体を休めて経過をみます。

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腸閉塞

腸では通常、食べたものや消化液はぜん動運動によって大腸へと送られていきます。しかしこれが滞ってしまうと詰まって激しい痛みが現れます。この場合、おへそ周りで激しい痛みが出たり嘔吐をともないます。

手術による癒着が原因となったり、腹部の腫瘍が圧迫して起こる場合もあります。一度発症すると約3割の方が再発するといいます。

 

治療は、入院して食事をやめ、腸の働きが回復するまでチューブを入れて調整します。栄養は点滴で補います。

腸の働きが回復しても、再び閉塞する可能性が高いので、食事のとり方などに注意して生活する必要があります。退院後の生活指導を十分理解しましょう。

 

腹部大動脈瘤

腹部大動脈に動脈瘤ができて破裂する病気です。動脈瘤が大きくなってくると神経を圧迫するため腰痛を起こすことがあります。

また動脈瘤の影響で血流障害を起こし、肝機能が低下する場合もあります。

しかし腹部大動脈瘤特有の症状というものがなく、破裂すると突然の激しい腹痛を起こします。破裂直前におへそ周りの痛みが持続する場合もあります。

 

腹部大動脈瘤の原因のほとんどは動脈硬化と言われています。動脈硬化は10代頃から徐々に進行し、60代以降の男性に多く発症することが多いです。

破裂すると命にかかわる危険な病気です。事前に発見できれば、小さいものは経過観察し、大きいものは外科手術で取り除くことになります。

 

症状から腹部大動脈瘤に気づくことは難しいですが、定期健診などで体の不調が見つかると超音波エコーやCT検査を行うことになり発見されることもあります。

ちょっとした不調なども放置せず、定期健診は必ず受けるようにしましょう。

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急性虫垂炎

急性虫垂炎というと右下腹部の痛みを思い浮かべるかもしれません。しかし急性虫垂炎のはじめはおへそ周りで痛みを感じ、徐々に右下腹部へと移行していきます。

急性虫垂炎の場合、腹膜炎を起こす前に緊急手術を行う必要があります。我慢せず、すぐに医療機関を受診しましょう。

参考:盲腸(虫垂炎)の原因はストレス?初期症状の痛みは?

 

腎結石・尿管結石

日差しを浴びている女の子

腎結石や尿管結石などが原因でおへそ周りに痛みを感じてしまう可能性もあります。

腎臓や尿管などに結石ができた場合、おへその奥の方や背中側に痛みを生じることが多いです。

 

痛みを抑える鎮痛薬を使用し、水分を十分摂取して結石が自然排出されるよう促します。結石を溶解させる方法や内視鏡下手術・外科手術を行う場合もあります。

再発しやすい病気ですので、回復後も定期健診が重要となります。十分な水分摂取や適度な運動をして、再発しないよう規則正しい生活を心がけましょう。

 

まとめ

おへその周りが痛くても、しばらくトイレにこもると回復すという場合は心配ありません。

しかし、激しい痛みや持続する痛み、発熱・嘔吐や下痢を伴う場合など、いつもと違うと感じた場合は放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。

腹部大動脈瘤など、生命の危険を伴う病気もありますが、その場合は早期発見することが重要となります。小さな変化を見逃さず、対処していきましょう。

 

特におへその下あたりの下腹部に痛みを感じる場合はこちらの記事もぜひご覧ください。

参考:左下腹部にチクチクした痛みが?!2つの原因を紹介!

参考:右下腹部のチクチクした痛み!ストレスが原因かも?

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