親知らず抜歯後に腫れや化膿を起こす原因と対処法!
親知らずを抜くことができたのはいいものの、その後で、腫れや化膿を起こすことがよくあります。
場合によっては、かなり大きく腫れてしまうこともあり、とても目立ってしまいます。
そこで、今回は、親知らずの抜歯後に腫れや化膿を起こす原因とその対処法についてお伝えしていきたいと思います。
親知らずが腫れて化膿する原因
人によって、腫れることもあるし、腫れないこともあります。
腫れてしまう期間は、抜歯後1週間~2週間程度が一般的です。
それでは、腫れたり、化膿したりしてしまう原因は実際にどのようなものがあるのか見ていきましょう!
内出血
親知らずを抜歯するときは、少なからず出血してしまいます。
その出血が、歯茎の中などでたまってしまうと、内出血を起こしてしまいます。
特に、親知らずが横向きに生えているなどして、歯茎の中に埋まっているような場合では、歯茎を一度切開しないといけないので、大きく腫れてしまう確率が高まります。
細菌による感染
親知らずを抜歯するときにできた傷口から細菌などが感染してしまうと、炎症を起こして、化膿してしまいます。
口の中にはたくさんの細菌が住み着いているので、傷口が閉じるまでは、口の中をいつもできるだけ清潔に保つように意識しましょう!
親知らず抜歯後の腫れや化膿に対する対処法
以上のような原因で、腫れたり、化膿してしまった場合は、どういう対処をしていけばいいのでしょうか?
冷やす
腫れや化膿は炎症作用を起こしているので、冷やすと抑えられることが多いです。
腫れている部分を、水で湿らせたタオルなどをあてて冷やしてみてください。
ただし、冷やす時間は5分程度の時間にしましょう。
長い間冷やしすぎると、逆に腫れが悪化してしまいます。
冷やすと、血行が悪くなり、内出血の吸収も悪くなってしまうからです。
抗生物質を服用する
親知らずを抜歯すると、痛み止め薬や抗生物質が処方されるはずです。
炎症の程度によっては、抗生物質は処方されないことがありますが、腫れを抑える場合には有効です。
抗生物質とは、炎症や感染症の原因となる細菌を退治してくれる薬です。
特に、下側の親知らずを抜歯した場合は、腫れやすいので注意しましょう!
口の中を消毒する
口の中にいる細菌により炎症を起こして、化膿してしまう場合があるので、口の中を消毒してあげると、それらの菌を退治できて効果的です。
例えば、イソジンなどのうがい薬で抜歯した穴の部分をゆすいであげると、消毒することができます。
歯ブラシで刺激を与えてしまうと、さらに腫れや化膿がひどくなる場合があるので、親知らずの部分は、あまり磨かないようにして、イソジンなどですすぐようにするといいかもしれません!
ただ、あまり頻繁にうがいなどしてしまうと、傷口が開いてしまう恐れがあるので、適度に行うようにしましょう。
まとめ
親知らず抜歯後の腫れや化膿が起きてしまう原因とその対処法についてお伝えしました。
また、親知らずに痛みを感じる場合は以下の記事をぜひご覧になってみてください!
→【親知らず抜歯後の痛みが続く期間と早く治す方法】
腫れは基本的に1週間程度で治まることがほとんどですが、感染症や炎症などがひどくなると、それ以上の期間続いてしまう可能性があります。
この場合は、特別な治療が必要となりますので、病院で診察を受けるようにしましょう!