舌に黒い斑点ができた!この7つの病気に注意して!

悪そうな男の人

舌は口を開けて鏡を見ないと見えませんね。ある日歯磨きをする時にたまたま目に入った黒い斑点、何か違和感を感じて鏡をのぞいた時の黒い斑点。これはびっくりしますよね。

こわい病気だったらどうしよう。そんな不安が襲いますね。

舌に病気があって治療をするとなると、食事に困るというのはすぐに思い当たります。得体の知れない恐怖が襲うのはそのためかもしれません。

ここでは舌に黒い斑点ができる原因や病気についてまとめました。

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生理的メラニン色素斑

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高齢者の唇や頬の内側の粘膜によくできる色素斑で、舌にできることもあります。加齢などでメラニン色素が多い時に、そのメラニンの量によっては黒い斑点となって現れることがあります。

 

生理的なもので、高齢者にはよくある症状です。治療が必要な病気の心配はありませんが、悪性黒色腫との区別は専門家でなければわかりません。

悪性黒色腫の場合は早期治療をすれば治癒の可能性が高まりますので、早めに口腔外科で相談した方が良いですね。

 

悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)

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悪性黒色腫はほくろがんとも言われるもので、舌が黒くなることもあります。舌にできた悪性黒色腫はマダラに広がるように存在し、黒い斑点という状態は少ないです。

しかし、黒い色素の出現の仕方に決まりはなく、生理的メラニン色素斑との区別は自分ではできません。2~3週間経っても黒い斑点がなくならないようであれば、医療機関で相談しましょう。

 

悪性黒色腫が舌にできた場合、外科手術でがんを切除します。

初期段階の場合はこれで治癒しますが、進行していた場合は5の生存率は30%以下と言われています。進行している場合は手術後も抗がん剤治療を続けます。

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副腎がん

副腎がんは副腎に悪性腫瘍ができる病気で、舌が黒くなったり黒い斑点ができることがあります。これは副腎がんになると下垂体からメラニン色素を活性化させるホルモンが分泌されるためです。

舌だけではなく、体のあちこちが黒くなることがあります。

 

副腎がんは外科手術しか有効な治療法が見つかっていません。

手術により完全に切除できれば再発は多くありませんが、転移があり完全に切除できない場合は、手術のあと薬物療法や放射線治療をすることもあります。

 

しかしこれらはまだ確率されていない治療法ですので、患者さんの状態に合わせて慎重に進める必要があります。

特に薬物療法に使用されるミトタンは8割以上の方に、吐き気や食欲不振・肝機能障害などの副作用が現れることや、切除していない側の副腎にも抑制作用をもたらすなど、課題が残っています。

舌だけでなく、体が黒くなっていることに気づいたら、放置せず医療機関で相談しましょう。

 

ほくろ・しみ・あざ

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体の皮膚と同様、ほくろ・しみ・あざが舌にできることもあります。

舌に黒い斑点ができたとしても、その大きさが変わらずシコリでもなく、他に体調に変化がないようであれば問題ないでしょう。

 

瘀血(おけつ)

瘀血とは、血行が悪くなった状態のことをいいます。瘀血の舌になると、舌に暗い紫や黒い斑点ができることがあります。

原因は冷え性・肩こり・頭痛・生理痛などが多く、女性に多い症状です。心当たりのある方は原因の改善に努めましょう。体を温めたり、マッサージをすることで改善されることが多いようです。

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血豆

突然ほくろのような斑点ができて驚くこともありますが、寝ている間などの気づかないうちに噛んだり、歯に当たったりして血豆ができていることがあります。この場合、カサブタになってポロリととれてしまします。

よく観察してみて、色素の沈着なのか固まった血の色なのか見てみましょう。わからない場合は医療機関で相談しましょう。

 

口内炎

口内炎の場合も考えられます。舌に口内炎はできやすく、場合によっては黒っぽい点のようになることもあります。

口内炎ができてしまう原因や対処法については以下で詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
→【舌の下に口内炎ができる4つの原因

→【舌の側面が痛い!その口内炎を早く治す3つの方法!

 

まとめ

舌は普段からいつも目にしているところではありません。鏡で見てやっと見えるわけです。しかし、敏感な器官であり、ちょっとした痛みでも気になる場所でもあります。歯磨きをする時に毎日チェックするように心がけたいですね。

 

舌に黒い斑点ができる原因は様々です。ほくろや血豆など、放置しても問題ないことも多々ありますが、悪性黒色腫や副腎がんなど、早期治療が何より大切となる病気の可能性もあります。

少しでも不安を感じたら、放置せずできるだけ早く医療機関で相談しましょう。その少しの差が、後の経過に影響するかもしれません。

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