平熱が高い3つの原因!体温が高いとどんな影響があるの?
平熱が低くて悩んでいる方はたくさんいますが、反対に平熱が高くて悩んでいる方もいます。
特に体調が悪いわけでもないのにいつも体温が高めだと、何かの病気ではないかと心配になりますね。
今回は平熱が高い原因とそれによるメリット・デメリットについてお伝えします。自身の平熱はどうでしょう。考えてみてください。
平熱が高い原因
平熱が高い原因はいくつか考えられます。
代表的な原因を見ていきましょう。
体質
平熱は一人一人異なります。子供の頃から高めという方は、予防接種がなかなか受けられなかったり、元気なのにプールを休むことになったりといった経験があると思います。
しかし、子供の頃から平熱が高い場合は、体質である可能性が高いです。
風邪の症状や他に気になる症状がない場合は問題ありません。
代謝量
子供の頃は平熱が低くても大人になって高くなる原因として、代謝量の増加が考えられます。運動量が多く活動的で、筋肉が発達している方は代謝量が多く、体温が高くなります。
よく運動されている方は、熱の他に体調の悪いところがなければ心配ありません。
ホルモンバランスの変化
子供の頃は平熱が低かったのに、大人になって平熱が高くなったという方もいます。特に女性は大人になると女性ホルモンの分泌周期などにより体温に影響が出やすいです。
体温は、月経周期であったり、妊娠・出産・更年期など、様々な影響によるホルモンバランスの変化に影響を受けるのです。
ホルモンバランスが変化すると、自律神経失調症になりやすく、様々な症状が出ることがあります。
自律神経失調症の症状は多岐に渡りますが、微熱・慢性疲労・動悸・便秘・めまいなどなど、様々な症状が現れます。このような症状がある場合は医療機関で相談しましょう。
その他の病気
いつも体温が高いのは平熱が高いだけだと思っていても、それが病気による症状である可能性もあります。
自律神経失調症の他、甲状腺の病気、高血圧・糖尿病などが隠れている場合もあります。
気になる場合は医療機関で相談し、考えられる病気について検査をしてもらいましょう。
平熱が高い人のメリット
平熱が高い人は免疫力が高いと言えます。風邪をひくと発熱するのは細菌やウイルスとたたかっているためです。
細菌やウイルスが最も活動しやすい温度は35℃ぐらいですが、体温が高くなると細菌やウイルスの活動も弱まるのです。
そのため、平熱が高い人は風邪をひきにくく、反対に平熱が低い人は風邪をひきやすいのです。
また、がん患者の多くは平熱が低いというデータがあり、平熱の高い人はがんになりにくいといわれています。
平熱が高い人のデメリット
平熱が高い方は冬場などの寒い時期に外気との温度差が大きく感じられ、寒がりという場合があります。
これは当然というべきですが、温度差があればその分寒さを強く感じるものですので気にする必要はありません。
体温を上げる方法
こうしてみると、平熱は高い方が病気になりにくくて良いですね。平熱が低い人も体温を上げたいところです。ここで体温を上げる方法をご紹介します。
平熱が高い原因はいくつかありますが、生まれついた体質を変えるのは簡単ではありません。
すぐにできることは運動量を増やして代謝量を増やすことです。少しずつ運動量を増やし、筋力もアップさせましょう。
基礎代謝を上げる運動としては下半身の筋肉を使うスクワットが効果的です。
重力で下半身に下がった血液を心臓に戻す運動が基礎代謝を上げるのに効果が高いのです。スクワットをすることで下半身の筋力が上がり基礎代謝も上がります。
また、体を冷やさないことも重要です。冷たい飲み物はできるだけ避け、暖かい飲み物で体を温めましょう。入浴はシャワーで済まさず、湯舟で体の芯までしっかり温まりましょう。
食事でも体温に影響が出ます。大根やごぼうなどの根菜類は体を温める効果がありますので積極的にメニューに取り入れましょう。
まとめ
平熱が高い原因は、体質・代謝量の多さが考えられます。
甲状腺の病気や高血圧などの病気、女性であれば女性ホルモンのバランスの乱れによっても高くなりますが、病気でなければ平熱が高いことはメリットが多く、今の生活を維持したいところです。
そのため、適度な運動をして筋力をつけましょう。
また、体を冷やさないように気を付け、入浴や食事は体を温めることを意識して行うと良いですね。平熱が下がらないように注意し、免疫力が低下しないようにしましょう。