アデノウイルスに幼児が感染した!どんな症状になる?
アデノウイルスは特に幼児に感染することが多く、保育園や幼稚園で流行してしまうこともよくあります。
また、正しい治療をしていかないと悪化して入院することになる可能性もあります。
そのようなことにならないように、幼児がアデノウイルスに感染してしまった場合どんな症状があらわれるのか?どう対処したらいいのか?ということについてお伝えしていきたいと思います。
アデノウイルスで幼児にあらわれる症状
アデノウイルスは季節を問わず発症してしまう病気です。アデノウイルスは51種類も存在するので、さまざまな症状が存在するのです。
その中でも幼児がかかりやすいものを紹介していきます。
咽頭結膜炎(プール熱)
のどの痛みや腫れ、目の充血やかゆみがあります。また、38度から40度の高熱が出てしまいます。
アデノウイルス感染症の中で、この咽頭結膜炎になってしまう確率が一番高いです。
よって、しっかりとした対策が必要なので以下で詳しくお伝えします。ぜひご覧ください!
→プール熱の症状や原因、治療法について!
流行性角結膜炎(はやり目)
この症状は、目が充血し、目やにが多くでるのが特徴です。飛沫感染で他の人にうつるので、保育園などで感染する確率が特に高くなってしまいます。
片目だけにあらわれるのが一般的なのですが、しっかり対処しないと両目に発症してしまうこともあります。
その対処法については、以下で詳しくまとめたので、ぜひご覧ください!
→流行性角結膜炎の対処法!保育園でうつるのを防ぐ!
肺炎
アデノウイルスが肺に感染してしまうと、肺炎を起こしてしまいます。
肺炎を放置していると、重症化して髄膜炎となり麻痺や痙攣といった重い症状になるおそれもあります。
これを防ぐためには、初期症状を察知して早めに病院で治療をうけることが大切です。
熱がでて、のどに痛みを感じ、咳がでるようだったら、ただの風邪と思わないで、病院に行ってみるようにしましょう!
胃腸炎
アデノウイルスが口から入って、胃や腸に行くと胃腸炎になる可能性があります。
熱やのどの痛みとともなって、腹痛や下痢、嘔吐などがある場合は、胃腸炎の疑いがあります。早めに病院で診察を受けるようにしてください。
また、この場合は食事にも注意しましょう。乳製品や脂分の多い食べ物は消化が悪く、胃や腸に負担がかかってしまうので控えたほうがいいです。
うどんやおかゆなど消化がよく、温かいものがいいですね!
そして、下痢や嘔吐がある場合は、脱水症状になるおそれがあるので水分の補給をしっかり行いましょう。
脱水症状の対処法などは以下で詳しく説明していますので、参考にしてみてください!
→脱水症状の対処法、原因、治し方について!
発疹
アデノウイルスにより全身に発疹やできものができてしまう場合もあります。かゆみが出ることは少ないですが、かきむしると炎症が悪化してしまうので注意してください。
アデノウイルスによる発疹は基本的に自然治癒しますが、早く治した場合は市販の軟膏などを塗ってもいいですね!
これらの症状の他にも、、、
気管支炎、扁桃腺炎、膀胱炎などさまざまな症状を併発してしまうおそれがあります。
自分たちで判断するのはなかなか難しいと思いますので、アデノウイルスに感染した恐れがある場合は、悪化する前に病院へ行くようにしましょうね!
また、熱があるときは入浴は控えて、体はタオルなどで塗るといいですね。熱が下がってきたら、発疹などが出ている場合であっても入っても問題ありません。
さらに、子供の熱が下がらないときの対処法について以下でまとめましたので、こちらも参考にしてみてください。
→【子供の熱が下がらないときの対処法一覧】