喉仏が痛い原因は?疑うべき5つの病気を解説

ニキビ

喉仏が痛い原因には、乾燥や細菌による炎症などさまざまな原因が考えられます。

中には、逆流性食道炎などの病気の可能性も疑われるため、しっかりと症状を確認していくことが大切です。

また、喉仏は男性だけでなく女性にも存在します。男性の場合は外側に大きく隆起しているので分かりやすいですが、女性も喉に喉仏は持っているのです。

そこで、ここでは喉仏が痛い原因や病気について分かりやすくお伝えしていきます。

スポンサーリンク

 

喉仏が痛い5つの原因

乾燥

口

口の中が乾燥してしまうと、喉の粘膜も乾燥してしまい、喉を保護するバリア機能も低下してしまいます。

これにより、少しの刺激で喉が傷ついてしまい炎症を起こしやすくなってしまいます。

 

特に冬場の乾燥している季節や室内で冷房や暖房を長時間使用している場合は、喉が乾燥しやすくなり喉仏の痛みにつながるので注意しなければなりません。

喉の乾燥に対処するためには、頻繁に水分を補給して喉を潤すようにしたり、マスクを着用するといいでしょう。

 

声の出しすぎ

長時間話し続けたり、大声を出したりすると喉仏の痛みにつながります。

喉には声帯という声を出すための器官があり、声の出しすぎによって声帯を傷つけてしまい喉仏が痛くなってしまうのです。

特に仕事上、たくさん会話をしたり、大声を出す場合は声の出しすぎが習慣化してしまっている場合があるので注意しなければなりません。

スポンサーリンク

咽頭異物

咽頭異物とは簡単にいうと、喉に食べ物が詰まってしまっている状態のことをいいます。

魚を食べているときに魚の骨が喉に刺さってしまったり、ご飯を食べているときに喉を詰まらせてしまった経験がある方も多いはずです。

このように異物(食べ物)が喉に引っかかってしまうことで喉仏の痛みや違和感が生じるのです。

 

魚の骨などが喉に刺さってしまったときの対処法については以下の記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。

参考:魚の骨が喉に刺さったら!すぐ取れる取り方を伝授!

 

口内炎

口内炎は口の中や舌にできるイメージがありますが、喉にもできることがあります。

口の中や舌にできた場合は目視で確認できるので痛みの原因が口内炎であることはすぐに分かります。

 

しかし、口内炎が喉にできた場合は目で見て確認することができないので、原因不明の痛みとなりやすいのです。

喉にできる口内炎はこちらの記事でさらに詳しくお伝えしています。

参考:喉にできた口内炎が痛い!その原因と治し方を解説

 

喫煙・飲酒

タバコの煙に含まれるタールという成分やアルコールは喉の粘膜を荒らし、炎症を起こしてしまう原因となります。

特に喫煙や飲酒を習慣的にしている人は喉仏の痛みが生じやすいのです。

 

喉仏が痛い病気

喉仏に痛みを感じる他に、発熱や体のだるさ、喉の腫れといった症状が表れる場合は何かの疾患が原因である可能性も疑われます。

そこで、ここでは喉仏に痛みがする5つの病気についてお伝えしてきます。症状別にお伝えしていきますのでぜひご自身の症状と照らし合わせてご覧ください。

 

急性咽頭炎:風邪症状

寝る

ウイルスや細菌の感染により喉の粘膜で炎症を起こしてしまうことを急性咽頭炎といいます。

また、風邪は上気道(喉や鼻)の粘膜が炎症してしまう状態の総称のことを言うので、風邪によっても喉仏の痛みが生じることは多いです。

 

急性咽頭炎になると、以下のような症状があらわれます。

  • 喉の痛みや違和感
  • 発熱
  • 体がだるくなる
  • 頭痛
  • 咳や痰
  • 鼻水

 

このような典型的な風邪の症状で急性咽頭炎が起こり、喉仏が痛くなるケースも多いのです。また、急性咽頭炎は2週間以内に自然治癒するような症状です。

2週間以上、喉仏の痛みが生じるような場合は慢性咽頭炎と呼ばれたり、ウイルスや細菌の感染以外の原因が考えられます。

スポンサーリンク

扁桃腺炎:激しい喉仏の痛み

上記のような風邪の症状に加えて、さらに喉仏の痛みが激しい場合は扁桃腺炎の疑いが持たれます。

扁桃腺は喉で細菌やウイルスなどの異物の侵入を防ぐ免疫器官として働いています。

しかし、ストレスなどが原因でこの扁桃腺が腫れてしまうと、唾を飲み込むのも辛くなるような喉の痛みが生じてしまうのです。

 

体のだるさや発熱などの風邪症状に加えて、喉仏のあたりが痛くなるような場合は扁桃腺炎ではないか疑ってみましょう。

扁桃腺炎の対処法については以下の記事でお伝えしています。

参考:扁桃腺の腫れが治らない!効果的な治し方5選!

 

甲状腺炎:喉仏を押すと痛いとき

甲状腺とは、喉仏のすぐ近くにある臓器で体の新陳代謝を活性化させるホルモンを作り出す働きなどを持っています。

この甲状腺で炎症が起きてしまうことで、喉仏の痛みや腫れ、発熱などの症状があらわれるのです。

 

特に喉仏のあたりを押したり、首を動かしたときに痛みが強くなることが特徴的です。

甲状腺炎はホルモンバランスの影響で、男性の12倍もの確率で女性に発症しやすい病気となっています。

 

リンパ節炎:喉仏の横が痛いとき

耳

リンパ節とは、体内に侵入してしまったウイルスや細菌を退治するための場所です。特に首に位置する頸部リンパ節は多くの感染症に関係するため炎症を起こしやすいのです。

頸部リンパ節で炎症が起きてしまうと、喉仏の横あたりで痛みが生じたり、腫れや発熱の症状を伴います。

 

リンパ節炎は基本的に感染症の拡大を防ぐために働く免疫作用です。

しかし、悪化するとさまざまな病気につながってしまうおそれがあるので、早期に治療するためにも内科などを受診するようにしましょう。

参考:首のリンパが腫れて痛い!意外な原因をチェックしよう!

 

逆流性食道炎:喉仏の下が痛いとき

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流してしまう病気です。胃酸は強い酸性の液体なので、この胃酸によって食道を傷つけてしまい炎症を起こしてしまうのです。

これにより、食道がある喉仏の下の方に痛みが生じたり、胸やけ、ゲップが出やすくなるといった症状が表れます。

逆流性食道炎は、脂肪分が多い食生活や過度の飲酒、ストレスなどが原因で生じる病気です。放置しておくと悪化してしまうので医療機関を受診するようにしましょう。

スポンサーリンク

サブコンテンツ