寝起きに腰痛が起こる4つの原因を具体的に解説

ベッドの上でメガネを見ている人

朝、寝起きの時間は腰痛が最も起こりやすい時間帯です。

起床時に腰が痛くなるのは寝ているときの姿勢だけでなく、前日までの生活習慣が大きく影響している可能性が高いです。

そこで、ここでは寝起きに腰痛が起こる原因について分かりやすくお伝えしていきます。

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睡眠時の体勢が影響

朝、起床時に腰の痛みを感じる場合はまず睡眠時の悪い体勢を疑いましょう。

寝ているときに腰に大きな負担がかかる寝方をしていると、寝起きに腰痛が起きてしまいます。

ここでは具体的にどのような睡眠時の体勢が悪いのかお伝えしていきます。

 

うつ伏せ寝をしている

病気

寝ているときに腰に負担をかけてしまう最もよくある原因はうつ伏せの状態で寝てしまうことです。

人間の背骨はS字型にカーブをすることで、外部から加わる強い衝撃や圧力に耐えられるようにできています。

 

しかし、お腹をベッドにつけるようなうつ伏せ状態はこのS字型カーブを崩してしまい、腰に負担を与える原因となってしまいます。

特に長時間、うつ伏せ状態になっているとより腰痛が激しくなってしまうので注意しなければなりません。

 

寝具が自分の体に合っていない

起床時の腰痛の他にも、肩こりや首の痛みなどの症状が現れる場合はベッドや枕が自分の体に合っていないことが考えられます。

よくあるのが、ベッドや枕が柔らかすぎてしまうことです。

寝具は柔らかいほど寝心地が良いように感じてしまいますが、実際はその柔らかさが体、特に腰に大きな負担を与えている可能性があります。

 

寝具が柔らかいと体が沈み、自由に寝返りがうてなくなり体が固まってしまう原因となるのです。

なので、寝起きに腰や肩、首などに凝りや痛みがしたり、前日の体の疲れが取れていないように感じる場合は寝具の買い替えも検討してみましょう。

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腰周りの骨盤や筋肉の異常

腰は下半身と上半身の境目であり、全身のバランスをとっている部位です。なので、複雑な骨盤構造や筋肉から成っているので、これらに異常が起きやすいのです。

 

腰周りの筋肉の凝り

特に体が硬い人は腰周りの筋肉も硬く、凝りやすい状態にあります。腰周りの筋肉が凝り固まってしまうと近くの神経を圧迫し、腰痛の原因となってしまいます。

特に、寝起きは副交感神経が優位な状態(リラックス状態)なので血液の循環が悪くなっています。

これにより、普段から腰周りの筋肉が凝り固まってしまっている状態であると起床時に腰痛が起こりやすくなってしまうのです。

 

腰周りの筋肉の凝りを改善するには、腰の筋肉を揉みほぐすマッサージやストレッチを行うといいでしょう。

具体的な方法はこちらの動画が分かりやすいのでぜひご覧ください。

デスクワーク

仕事での長時間のデスクワークが原因で筋肉が凝り固まり、翌日の寝起きのときに腰痛がしてしまうこともあげられます。

長時間イスに座っていると、腰に負担のかかる状態が長時間続き、腰や股関節の筋肉が緊張してしまいます。

筋肉が緊張すると、硬くなり周りの血行が悪くなってしまうのです。これにより、疲労物質が血液でうまく排出されずに翌日まで疲労が溜まってしまうのです。

 

仕事のデスクワークだけでなく、長時間のドライブなどでも起こりやすいので気をつけましょう。

長時間同じ姿勢で座り続けるときは、できるだけこまめに休憩をはさみ、腰周りの筋肉を動かすように運動したりストレッチをするといいでしょう。

 

骨盤の歪み

骨盤が歪んでいると、寝ているときにうまく体のバランスが取れずに、腰に負担が集中してしまいます。

これにより、寝起きに腰が痛くなってしまうのです。

骨盤は日常生活での以下のような些細な行動が積み重なって、徐々に歪んでいくケースが多いです。

 

  • 足を組んで座る癖がある
  • ヒールの高い靴をよく履く
  • いつもカバンを同じ側の肩にかけてしまう

このような行動は骨盤の歪みの原因になることを自覚し、徐々に癖を治していけるように心がけましょう。

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食生活の乱れ

食事と腰痛はあまり関係のないことに感じるかもしれませんが、食生活の乱れは寝起きの腰痛に直結する原因のひとつです。

 

寝る2時間前に食事を取っている

忙しくて夕食の時間が遅くなってしまったり、寝る前にお腹が空いて食べ物を食べたりしていないでしょうか。

寝ているときは胃腸などの消化器官も休息する時間なので、寝るときはできるだけ胃の中を空っぽにすることが大切です。

 

寝る前に食事を取ると胃腸に負担がかかってしまい、その影響で腰や背中の筋肉が緊張し硬くなり腰痛を引き起こしてしまいます。

一般的に寝る前の2時間は食事を摂らないことが望ましいとされています。

 

食事の内容

食べ物

普段の食事で脂っこいもの、刺激物、アルコールなどを摂取しすぎていないでしょうか。

このような食事を繰り返していると、胃腸に大きな負担となり上記と同様の理由で腰痛の原因となってしまいます。

つまり、寝る前に食事を摂らないようにするだけでなく普段の食事の内容も腰痛に影響していくるので注意しなければならないのです。

 

内臓の病気

前章で軽くお伝えしましたが、腰の近くの内臓が悪くなると寝起きの腰痛の原因となることがあります。

具体的には以下のような疾患が影響することが考えられます。

  • 膵炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 尿路結石
  • 腎盂腎炎
  • 肝炎

これらの病気になると寝起きの腰痛の他にもさまざまな特有の症状が現れることが多いので、しっかりと自覚症状を確認し病院を受診するようにしましょう。

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