BCG予防接種後の経過!お風呂に入っても大丈夫?
赤ちゃんには結核の予防接種であるBCGを接種することが義務づけられています。
しかし、BCGには特有の跡があり、接種後にも、その跡にさまざまな症状があらわれることがあります。
さらに、接種後に注意しなければいけない点もいくつかあります。
そこで、今回はBCG接種後はどのような経過をたどるのか?どのような点に注意すればいいのか?ということをお伝えしていきたいと思います。
BCG予防接種後の経過
それでは、注射をした後、どのような経過をたどり、どのような症状があらわれるのか見ていきましょう。
まず、注射直後には、特に変化はありません。
ただし、その後、注射した部分が徐々に赤く腫れるようになっていきます。
この赤く腫れる期間としては、注射後の2、3日目くらいから赤くなり始め、3~4週間後に腫れや膿が一番ひどくなります。
膿が出たり、血がにじんだりすることによって跡にかさぶたができるはずです。
かさぶたができても、赤ちゃんが自分でとらないように注意してあげてください。
かさぶたによって、患部からばい菌が入るのを防いでくれています。
かさぶたをとってしまうと、ばい菌が入ってしまい炎症が強くなったり、感染症になってしまうこともあるのでとらないように注意してあげましょう。
その後、注射してから3か月目ぐらいには、腫れが治まり、かさぶたなども取れていくようになります。
このような過程で、BCGの跡の炎症は消えていきます。
ただし、ひとつ注意しなければいけない点があります。
それは本来ならば、3週間後ぐらいに腫れや膿がでてくるはずなのに、10日後ぐらいまでに腫れたり、化膿したりすることがあります。
この現象はコッホ現象と呼ばれていて、適切な対処が必要になることもあります。
このことは以下で詳しくお伝えしていますのでご覧になってみてください!
→【BCGの跡が腫れている原因はコッホ現象かも?!】
BCG接種後の注意点
BCG接種後に注意しなければならない点がいくつかあります。
それぞれについて見ていきましょう。
BCG接種後はお風呂に入っても大丈夫?
接種した当日から入っても問題ありません。
ただし、注射した部分はできるだけ強く洗わないようにしてください。
つまり注射部分をもんだり、こすったりして刺激を与えないようにしてください。
しかし、注射部位を清潔に保つことも大切なので優しく最低限の汚れを落としてあげるようにして洗うといいでしょう。
BCGの副作用
BCGの副作用にも注意しなくてはいけません。最も多い副作用としては、リンパ節の腫れです。
特に脇の下の部分が腫れることが多いです。
腫れた部分は痛みをともなうことが多く、赤ちゃんにとってはつらいかもしれません。もしこのような症状があらわれるようだったら病院へ行くようにしましょう!
他の副作用としては、発疹やBCG骨炎というものもあります。
ただしこれらの症状がでることは極めて稀なケースなので心配する必要はありません。
まとめ
BCG接種後は注射した部分が赤く腫れるので心配になるかもしれません。
しかし、ほとんどの赤ちゃんが赤く腫れるので心配する必要はありません。
お風呂に入ることも問題ありませんが、接種部位を強く洗うことは避けるようにしましょう。