検便は何日前から保管しておいて平気?下痢のときは注意!
人間ドックや飲食関係の仕事やアルバイトをしていると、定期的に検便をすることになりますよね。
採取した検便って採取してから長い間経ってしまったら結果に影響がでるんじゃないかと心配になりませんか?
そこで、検便は何日前から保管しておいて平気なのかそして検便での注意点などについてお伝えしていきたいと思います。
検便でわかること
体質やそのときの体の調子により便がなかなか出ないってことありますよね。
そのために、検便の提出日から何日か前に採取しておいて、保管しておこうと考えると思うのですが、あまり長い期間放置していると、結果に影響がでるかもしれません。
検便の目的によって異なるのですが、主に便潜血検査と腸内細菌検査があります。
便潜血検査は、便に血が混じっていないかチェックする検査で、人間ドックでの検査で主に調べられます。
腸内細菌検査は、腸に赤痢菌、腸チフス菌、サルモネラ菌などが存在しないか調べます。これらの菌が腸にいると、他の人にもうつしてしまうおそれがあり、とても危険で、治療が求められます。
また、この検査は飲食関係のお店で働いている場合は、行うことが義務づけられています。
生理のとき検便しても大丈夫?
先ほど述べたような検便の目的にもよるのですが、便潜血検査の場合は、生理のときはしないほうがいいです。
便に血が混じってしまい、潜血が陽性になってしまう可能性があります。
よって、生理のときは、できるだけ避けて行い、どうしても無理な場合は検査側に申し出るほうがいいですね。
下痢のときは検便しても大丈夫?
下痢の場合は、検便の結果に影響がでることはほとんどありません。ただし、細菌性の下痢だったら、陽性が出てしまいます。
体調が悪い場合やお腹の調子が悪い場合で下痢になっている場合は、それが原因で陽性になったりはしないので安心してください。
ですが、採取するときはできるだけ塊となっている部分を採取するようにしましょう。
水っぽい部分を採取してしまうと、検査棒に便があまりつかず、未採集検体として扱われてしまいます。
検便は何日前から保管可能?
検便では精密な検査が行われるので、あまり早くから採取して保管しておくことはおすすめできません。
一般的には、5日間から7日間が保管の限界となっています。できれば3日以内に採取したものが好ましいですね!
ただし、夏場は気温が高く、保存できる期間が少し短くなってしまようです。ですので、直射日光に当たらない、できるだけ涼しい場所に保存しておくようにしてください。
検便のやり方
洋式のトイレで検便することが多いと思うので、洋式トイレでの検便のやり方について説明します。
便が水の中に沈んでしまい、採取することができなくなるのが一番の難しいポイントだと思います。
そこで、はじめにトイレットペーパーを多めに水の上に置くように浮かせておきましょう。これにより便が水の中に沈んでしまうことを防ぐことができます。
まとめ
検便は、毎回、毎回めんどくさいと思いますが、自分の腸の体調を知るのにとても有効な方法です。
検便をするときは、いろいろ注意事項があるのでそれらもしっかり守るようにしましょうね!
また、下痢が続く場合は、潰瘍性大腸炎という病気かもしれません。
これは、ささいな原因で発症してしまうことが多く、特に、若い世代で発症することが多いことが確認されています。
以下で詳しくお伝えしていますので、ぜひチェックしておくことをおすすめします!
→【潰瘍性大腸炎の4つの原因と食事療法】