指の第二関節の腫れはブシャール結節の可能性大!効果的な治療法6選

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手の指の第二関節が腫れている、指を曲げると痛みがする、といった場合はブシャール結節を発症している疑いが持たれます。

特に女性で症状があらわれやすいのが特徴的で、関節が腫れてしまうので意外と人に見られる手先の美しさが損なわれてしまいます。

そこで、ここではブシャール結節の代表的な症状や治療法についてお伝えしていきます。

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ブシャール結節の症状

指の第二関節に痛みや腫れが起きる

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ブシャール結節になると手の指の第二関節が大きくボコッと腫れるようになります。この指の第二関節の腫れがブシャール結節の特徴的な症状となるのでチェックしてみましょう。

さらに、症状が進行すると腫れている関節の部位が炎症を起こし赤く腫れ上がるようになります。そして、関節の痛みも生じてくるのです。

 

これに伴い、指や手の骨が変形してしまうこともあります。骨が変形してしまうと、パソコンの操作や筆記などの手先の細かい作業がうまく行えなくなってしまうようになります。

このように、骨の変形が起こるのは症状がかなり進行してしまった状態なので、その前に病院を受診するなどしてしっかりと治療を行うようにしましょう。

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ブシャール結節とヘバーデン結節と関節リウマチの違い

ブシャール結節と似たような病気としてバーデン結節と関節リウマチがあげられます。

これらは、いずれも手の指の関節に似たような症状があらわれるのですが、腫れる関節の位置が以下のように異なります。

  • ブシャール結節:指の第二関節が腫れる。左右どちらかにあらわれる。
  • ヘバーデン結節:指の第一関節が腫れる。左右どちらかにあらわれる。
  • 関節リウマチ:指の第一関節と第二関節が腫れる。左右両側の関節にあらわれる。

 

細かい症状はそれぞれの病気で異なりますが、分かりやすく症状をわけると以上のようになります。

例えば、関節リウマチの場合はブシャール結節やヘバーデン結節よりも痛みが顕著で、動かさなくても痛みが生じます。一方で、ブシャール結節やヘバーデン結節は動かしたときのみに痛みを伴います。

また、関節リウマチは手の指の関節だけでなく全身に症状があらわれることも特徴的です。

 

ブシャール結節の原因

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ブシャール結節の原因は未だに明らかになっていません。しかし、発症統計上のデータから以下のような推測が予想されています。

  • パソコンでの長時間の作業などによる指の酷使(使いすぎ)
  • 腎臓の機能低下による骨の発育障害
  • 遺伝
  • 女性ホルモンのバランス(女性の方が発症確率が高い)
  • 加齢(40歳以降で発症しやすい)

 

このように統計的に40歳以降の女性で発症するケースが多いことからブシャール結節は更年期障害の一種であるという見方もされています。

また、仕事や家事などで指をたくさん使うような方は関節で炎症を起こしやすくなるので注意しなければなりません。

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ブシャール結節に効果的な治療法6選

上述したようにブシャール結節は原因が明らかになっていないので、症状を個々に軽減させようとする対症療法が中心の治療となります。

ブシャール結節は基本的には2〜3年ほど経てば完治していくことも多いですが、痛みが出る場合は早く治さないと日常生活に支障をきたしてしまいます。

 

テーピング

ブシャール結節で起こる指の第二関節の腫れは炎症なので、できるだけ刺激を与えずに動かさないようにすることが大切です。

ただ指の関節は日常生活でどうしても必要となってくる部位なので、テーピングをして固定しておくといいでしょう。

 

特に痛みがある場合は指の第二関節を固定するようにテーピングをすると痛みを和らげることができます。

テーピングの巻き方については以下の動画を参考にしてください。また、個々の症状に対する巻き方は整形外科などで相談するようにしましょう。

 

指を温める(温熱療法)

腫れや痛みがある患部を温めることでも症状を緩和することができます。

入浴しているときに指をしっかり温めたり、湯の中で手を開けたり閉じたりして関節を動かすことでこわばりを軽減することができます。

ただ刺激を与えすぎると逆効果なので、痛みが生じない程度にゆっくりと行っていくようにしましょう。

 

湿布や軟膏を使用する

関節の腫れに消炎作用のある湿布を貼ったり、軟膏を塗ったりするで治療することができます。

 

消炎鎮痛剤を服用する

消炎作用のある内服薬を服用することも効果的です。基本的には、市販薬を使用するのではなく、病院で処方してもらったり指示された消炎鎮痛剤を服用するようにしましょう。

 

体全体の歪みを正す

デスクワークなどで長時間不自然な姿勢をしていたり、足を組む癖がついていたりすると体全体の骨格が歪んでしまい、腎臓にもストレスを与える原因となってしまいます。

なので、指だけに注目するのではなく体全体の歪みを正すことも行っていくといいでしょう。詳しくはこちらのブシャール結節解消法の動画をご覧ください。

 

食生活を改善する

腎臓に悪影響を及ぼす食生活も改善していきましょう。肉類に多く含まれているタンパク質や味の濃い食品に多く含まれる塩類は腎臓に大きな負担を与えてしまいます。

また、上記の動画でもお伝えしているように甘い食べ物やコーヒーも腎臓の機能低下につながってしまうので注意しましょう。

 

指の第二関節の腫れや痛みが出たらブシャール結節を疑うべき

上述したように、指の関節の腫れや痛みがあらわれる場合はヘバーデン結節や関節リウマチの可能性もありますが、左右のどちらか一方の手の指の第二関節に症状があらわれる場合はブシャール結節ではないか疑うといいでしょう。

ブシャール結節になると、指の関節が大きく腫れて手の見栄えもかなり悪くなってしまいます。

早期に治療を行うことで早く完治させることができるので、早めに整形外科などを受診するようにしましょう。

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