あかぎれの原因と4つの治し方!手の痛いひび割れを対策!
冬になると手のあかぎれで悩むという方は多いですね。特に子供や主婦に多いあかぎれの原因はなんでしょうか。
体質だと諦めている方も多いかもしれませんが、原因がわかれば対策は可能です。
今回は、辛い手のあかぎれの原因と治し方についてまとめました。諦めず、できる対策を試してみましょう。
あかぎれの原因
あかぎれは、しもやけの症状の1つです。皮膚の表面だけではなく、真皮まで亀裂が入った場合の呼び方です。
あかぎれは水分不足により生じます。水分が不足すると皮膚にひびが入ります。
さらに油分の不足により皮脂膜ができずさらに水分が失われ、そこからあかぎれへと進行してしまいます。
あかぎれになってしまっても、十分な栄養が行き届いていたら、すぐに修復されますが、栄養不足だと修復ができず、さらに悪化することになります。
このような悪循環の繰り返しで、あかぎれは治りにくいのです。できてしまったあかぎれも、この悪循環を断つことで改善されますので、治し方について見てみましょう。
あかぎれの治療と対策
あかぎれの治療法や対策法として、主に4つあげられます。
- 栄養補給
- 血行改善
- 水分不足の解消
- 油分不足の解消
それでは、それぞれの治し方について詳しく解説していきます。
栄養補給
できてしまったあかぎれを治すには治すための栄養が必要です。最も有効なのはビタミンEです。
ビタミンEは皮膚の血行不良を改善して皮膚の温度を上げる働きがあります。皮膚の角質硬化を防止する作用もあります。
ビタミンEを多く含む食べ物は、魚類・大根・かぼちゃ・アーモンド・卵黄などがあります。冬になるといつもあかぎれになるという方はこれらの食材を多く摂取するように心がけてみましょう。
また、ビタミンEは皮膚から直接吸収されますので、ビタミンEを配合したハンドクリームなどを塗りこむと効果があります。
血行改善
ビタミンEを含む食事をたっぷり摂取したとしても、それが患部まで行き届かなければ効果が出ません。
指先にあかぎれができやすいのは、血行不良により末端の血管に栄養が行き届きにくいためなのです。
血行改善にはとにかく温めるのが一番です。
温めるのは患部だけではありません。体全体を温め、全身の血行をよくすることで末端の血管まで栄養が行き渡ります。
寒いからと部屋にこもらず、ウォーキングなどの軽い全身運動をして代謝をよくしましょう。入浴は、シャワーだけにせずしっかり浴槽で体を温めましょう。
水分不足を解消する
これ以上あかぎれが悪化しないため、予防することも必要です。水分不足から起こるのがあかぎれです。
冬は暖房が欠かせませんが乾燥しやすいので、部屋の中では加湿器などを使用しましょう。
また、洗い物をする時はできるだけ手袋をするようにしましょう。手袋ができない場合は、洗い物をした後に指の間までしっかり水分を拭き取り、患部から水分が蒸発するのを防ぎましょう。
油分不足を解消する
水分が逃げてしまうのを防ぐには、油分でしっかり油脂膜を作ることが大切です。
ハンドクリームによる保湿が一番効果的です。就寝時にはハンドクリームを塗った上で手袋をはめましょう。
まとめ
あかぎれは体質だから仕方がないと諦めている方も多いようです。ハンドクリームをかかさないとか、よく効くという軟膏を塗ってみるなど、いろいろな方法は試していることでしょう。
しかしそれだけでは十分な対策とは言えません。
あかぎれの原因として意外と知られていないのが血行不良です。指先を一時的に温めるだけではなく、全身の血行をよくすることが大切です。冬になると寒くて運動不足になりがちですよね。
忙しい中でも時間を見つけ、ウォーキングなどの全身運動を心がけてみて下さい。
体のコリやストレスの解消にもつながります。即効性はありませんが、あかぎれができにくい体作りの第一歩になります。