すねをつる7つの原因とは?運動不足や冷えに要注意!

階段をのぼる足元

運転中、寝ているとき、運動後などにすねをつってしまうという現象は意外とよくあることです。

足をつるといえば、ふくらはぎがつる(こむら返り)ことを連想する方が多いと思いますが、すねにも筋肉がありその筋肉がつってしまうということがあるのです。

すねがつることはとても多くの場面でありますが、ここではその場面を想像しながら代表的な原因についてお伝えしていきます。

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すねがつる原因

運動不足

階段をのぼる足元

すねがつる原因として最もよくあげられるのが運動不足です。そもそも「つる」という現象は、筋肉の運動神経が何かをきっかけに急に興奮することによって起こります。

すねにある筋肉といえば、すねの外側にある前脛骨筋という筋肉です。前脛骨筋を普段あまり使っていないと少しのきっかけで運動神経が高ぶってしまい、筋肉が緊張してしまいます。

 

これによって、「すねがつってしまう」という現象が起きます。つまり、運動不足によってすねにある筋肉を使っていないと、通常よりすねがつりやすくなってしまうということです。

普段からデスクワークがほとんどで運動を全然していない方の場合、運動不足が原因ですねをつってしまう可能性が高いです。

 

  • 自転車通勤にしてみる
  • 休日はランニングをする
  • 近い距離ならバスやタクシーを使わず歩く

など普段の生活でできるだけ足の筋肉を使うことを意識してみてください。生活習慣病の予防にもなり一石二鳥ですよ。

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疲労

逆に運動をしすぎて、すねがつってしまうこともあります。先ほど、運動神経が高ぶってすねの筋肉が緊張し、「つる」という現象が起きると紹介しました。

疲労による原因ですねがつってしまう場合は、この現象と逆のプロセスが働きます。

 

つまり、

何らかの刺激が加わる⇒運動神経がたかぶる⇒筋肉が緊張⇒つる

ではなく、

筋肉の緊張状態が長時間続く⇒運動神経がたかぶり続ける⇒さらに余計な力が加わることで筋肉が異常に緊張⇒つる

というプロセスが働くのです。(専門的で複雑な部分は省略しています。)

 

例えば、

  • 長時間立ち仕事をした後
  • 長距離歩いた後
  • 長距離のランニングの後

などはすねの外側にある前脛骨筋という筋肉がつりやすくなってしまうのです。

 

運動

ランニングマシンで走る人

運動によって水分・電解質・エネルギーが不足してしまうこともすねがつる原因となりえます。運動で水分や電解質が不足することによって体のイオンバランスが崩れてしまいます。

筋肉から運動神経への信号伝達はイオンを使って起こりますので、イオンバランスが崩れるとこの信号伝達に異常をきたしてしまうのです。これによりすねがつるという現象が起こります。

 

また、運動をして体内のエネルギーが不足すると単純に筋肉が正常に働きにくくなってしまいます。これによりすねの筋肉がつりやすくなります。

運動後にはしっかりとスポーツドリンクなどを飲んで、水分・電解質を補給することが大切です。また、日ごろから正しい食生活でエネルギーを蓄えておくことも重要ですね。

 

ただ、運動をしすぎると筋肉に過剰な負荷がかかってしまい筋肉痛になってしまう恐れもあります。注意しましょう。

参考:すねが筋肉痛になってしまう3つの原因と治し方を紹介!

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冷え

冬の寒い時期や夏場にエアコンがきいている場合など足が冷えてしまう環境にあるときはすねがつりやすくなります。

これは、すねが冷えると血行が悪くなり、筋肉を動かすために必要な電解質などが不足してしまうからです。

 

寝ているときや寝起きの朝などにすねをつってしまうという場合も冷えが原因であることが多いです。

特に夏場などは足を布団から出して寝てしまう場合が多いと思います。このような状態でエアコンをつけながら寝てしまうと足元が予想以上に冷え切ってしまいます。

これにより、少し余計な力がすねの筋肉に加わるとつってしまうのです。

 

冷えの原因や改善方法についてこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。

参考: 末端冷え性の原因と超効果的な改善方法!

 

加齢

加齢もすねがつってしまう大きな原因となります。歳を重ねるとどうしても筋肉量は低下してしまいます。

足全体の筋肉量が低下することにより、血行が悪くなりすねをつりやすくなってしまうのです。

 

また、筋肉量の低下だけでなく歳を重ねることで体が冷えやすくなったり、体の水分が低下していくこともすねがつる原因となりえます。

日ごろから、適度な運動を心がけたり、食生活に気を付けることで改善していくことができますのでぜひ試してみてください。

 

栄養不足

寝そべっている男の人

ミネラルバランスの乱れによる栄養不足が原因ですねがつってしまうこともあります。ミネラルとは、カルシウムやマグネシウム・ナトリウムなどイオンがあげられます。

これらのミネラルイオンは血液中に存在しますが、不足してしまうと運動神経の信号伝達がうまくいかなくなり、筋肉が異常に興奮してしまいます。

これにより、すねをつってしまったり、痙攣をおこしてしまうこともあるのです。

 

乳製品や豆腐、納豆などを意識的に摂取してミネラルを補給しておくといいですね。

他にも、卵や豆などに多く含まれるビタミンB1、魚介類などに多く含まれるタウリンが不足してすねがつってしまう場合もあるので注意しましょう。

 

水分不足

「運動」における章でもお伝えしたように、水分不足が原因でふくらはぎがつることもあります。体内に水分が不足することで、イオンバランスが崩れ、すねをつってしまうのです。

特に夏場などの暑い時期に汗をたくさんかいて、水分が不足してしまうということがよくあります。プールや海水浴を楽しんでいるときに、水分不足が原因ですねがつってしまうと非常に危険ですよね。

暑い時期に屋外で活動する際は、水分補給を心がけましょう。

 

まとめ

今回はすねをつってしまう原因についてお伝えしました。意外にもたくさんの原因があり、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

一番よくある原因としては、やはり運動不足です。特にデスクワークが多い方などは、足の筋肉量が低下してしまいすねをつりやすい状態にあるといえます。

適度な運動を日ごろから心がけていくことが大切ですね。

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