ジクロフェナクナトリウムの副作用と効果効能について!
ジクロフェナクナトリウムという薬をご存知ですか。聞きなれない名前だと思われる方もいるかもしれませんが、これは消炎鎮痛剤と言われ、炎症を抑えたり、痛みを和らげたり、解熱効果も発揮します。
ジクロフェナクナトリウムは、効果が強いものの副作用も強いと言われており、慎重に使用する必要があります。
今回はジクロフェナクナトリウムの効果効能、副作用や注意点などについてお伝えしていきます。気になる方はぜひ最後までご覧ください。
ジクロフェナクナトリウムとは
ジクロフェナクナトリウムは聞きなれない薬名かもしれませんが、炎症を抑えたり、痛みや腫れを抑える消炎鎮痛剤と言われる薬で、クリーム剤やパップ剤の他にも錠剤・カプセル・坐剤など様々なものがあります。
そのため、リウマチ・腰痛・歯痛・手術後の疼痛・風邪など、症状に合わせて幅広く使用されています。
ジクロフェナクナトリウムは、その効果によって病気や怪我そのものを治すことはできません。しかし、辛い痛みや腫れなどを抑える効果が絶大で、対症療法の薬としてなくてはならないものです。
ジクロフェナクナトリウムの効果は高く非常に重宝しますが、副作用があることも忘れてはいけません。
ジクロフェナクナトリウムの効果効能
関節リウマチ・腰痛・歯痛・手術後の疼痛などは非常に辛いものです。ジクロフェナクナトリウムはその痛みや腫れを抑える効果があります。
原因を治す効果はありませんが、慢性的な痛みや慣れない疼痛は非常に辛いので、対症療法とは言え、ありがたい薬です。
ジクロフェナクナトリウムは薬の形状にもよりますが、1時間ほどで効果が現れます。
地味に続く痛みの場合、ついつい我慢してしまいがちですが、効果が現れるまでに少し時間がかかりますので、早めに使用する方が良いでしょう。
ジクロフェナクナトリウムの副作用
錠剤やカプセルの場合、胃で素早く吸収されて効果を発揮しますが、胃腸障害を起こすこともあります。
場合によっては胃潰瘍ができるなど重篤な副作用が現れることもありますので、持病などがあれば事前に医師に伝えておく必要があります。
元々胃腸の弱い方や胃潰瘍がある方、その他にも肝臓・腎臓の病気や高血圧・喘息などの病気を抱えている方は使用を控えましょう。
薬の形状に関わらず、湿疹が出たり、腎臓・肝臓などの機能障害を引き起こすこともあります。
また、手足のしびれや呼吸困難・血圧低下といったアナフィラキシーショックを起こす方もいますのでアレルギー体質の方は事前に十分医師と相談してから使用しましょう。
ジクロフェナクナトリウム使用時の注意点
妊娠中・授乳中の方は胎児への影響が心配されますので使用しないようにしましょう。妊娠の可能性がある方も事前に医師に伝えておきましょう。
クリーム剤・パップ剤・テープタイプなどは傷のある部分に使用してはいけません。皮膚炎やかゆみを引き起こす可能性があります。
また、飲み合わせにも注意が必要です。利尿薬のトリテレン(トリアムテレン)とは組み合わせできません。
- 抗真菌薬の一種ポリコナゾール
- 血液をサラサラにするワーファリン
- 躁(そう)うつ病等に用いられるリチウム
- 抗リウマチ薬のメトトレキサート
- 降圧薬
- 免疫抑制剤
などは相互作用を引き起こす場合があります。
持病がある方や常用している薬がある方は必ず事前に医師に伝えるようにしましょう。
まとめ
ジクロフェナクナトリウムは鎮痛効果や解熱効果などがあり、形状も多く、幅広く使用されている薬です。便利な反面、副作用も多く見られる薬ですので注意が必要です。
場合によっては重篤な副作用を引き起こすこともありますので、持病や常用している薬などがあれば必ず医師に伝えましょう。妊娠の可能性がある方も十分注意が必要です。
痛みというのは非常に辛いもので、それを抑えてくれる薬は本当にありがたいですね。しかし安易に使用してしまうと、その薬の副作用でさらに苦しむ可能性もあります。
薬の効果や副作用など、十分理解してから使用するようにしましょう。