心臓に違和感がする5つの原因!ストレスをため込まない対処がポイント!

心臓

なんとなく日ごろから心臓に違和感を感じることはないでしょうか。何とも言えない不快感であったり、たまにズキンと痛むことがあったり、息苦しさを感じたり・・・。

このような放っておいてしまうような違和感が自律神経失調症や心臓病の前兆として表れているケースも多いです。

そこで、ここでは心臓に違和感を感じる原因や病気、その対処法についてお伝えしていきます。

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心臓に違和感がする原因

自律神経失調症

心臓

自律神経は、活動する神経である「交感神経」と休む神経である「副交感神経」の2種類からなっています。

これらの神経により、体の循環器や消化器、呼吸器などの活動を24時間体制で調節しているのです。

自律神経失調症になってしまうと、この自律神経のバランスが乱れしまいその結果、体にさまざまな悪影響が出てしまうのです。

 

例えば自律神経は心臓の動きも調整しているので自律神経失調症により異常が生じ、心臓に痛みが出てしまうということもあるのです。

そのほかにも、

  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • のどの痛み
  • 息苦しさ
  • 手足のしびれ
  • 肩こり
  • 全身のだるさ
  • 不安感やイライラ

などさまざまな症状があらわれるのが特徴です。

 

また発症原因も多岐にわたっていて、一例をあげると

  • 生活リズムの乱れ
  • 過度なストレス
  • 女性ホルモンの変化

などが代表的です。

 

特に、日々の人間関係や家事・仕事などが影響して自分でも気づかないうちに多くのストレスがたまっている場合も多いです。

このようにストレスをためこんでしまうと、交感神経と副交感神経のバランスが乱れしまい、自律神経失調症が発症しやすくなってしまうのです。

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心臓神経症

心臓神経症は自律神経失調症の症状のひとつに含まれますが、特に心臓で違和感が生じることが多いのが特徴です。

  • 動悸
  • 息切れ
  • 左胸の痛み
  • 体のだるさ

など心臓に違和感があらわれやすいのが特徴です。発症原因も自律神経失調症と同様で、多くはストレスが影響し自律神経が乱れてしまっていることにあります。

 

また過去に狭心症や心筋梗塞などの心臓病を発症した経験がある場合は、その恐怖体験がトラウマのような形であらわれ、心臓神経症を発症してしまうというケースもあります。

このようなケースでも根本的には自律神経の乱れに原因がありますので、不安やストレスをためこまないように心がけることが大切です。

 

不整脈

不整脈というのは、脈数が正常値よりも速くなったり、遅くなったり、あるいは不規則に打ったりすることです。

このように心臓の不整脈は以下の3種類に分類できます。

  • 頻脈:脈拍が異常に速くなること(毎分120以上)
  • 徐脈:脈拍が異常に遅くなること(毎分60以下)
  • 期外収縮:脈拍が一時的に乱れること

 

これらのうち期外収縮がもっとも発症確率が高く、30歳を超えるとほとんどの方が起こしているといわれています。

例えば、普段なんでもないときに左胸あたりにズキンと違和感が出たり、ウッと息苦しさを感じたことはないでしょうか。

このような一時的な症状は不整脈の期外収縮が原因であることが多いのです。

 

ただこれはほとんどの場合、一時的なものでだれにでも起こりうる症状です。

一時的なものの場合、危険性はとくにありませんが、めまいを感じたり、動悸がしたり、頻繁に違和感を感じる場合は病院で診察を受けることをおすすめします。

 

また不整脈を発症する原因は主にストレスによるものか、心臓病によるものかで分けることができます。

つまり、ストレスが原因の場合は上記で紹介したような自律神経失調症に近く、心臓病が原因の場合は後述していくような病気よりの対処をしていく必要があるということです。

 

狭心症

心臓

狭心症とは、冠動脈という心臓の大きな動脈にコレステロールなどが溜まって血管の内側が狭くなってしまう病気です。

つまり、動脈硬化の一種であるといえます。

 

狭心症の中でも発症分類などで種類分けすることができますが、左胸の痛みやドキドキ、息切れ・動悸などがあらわれることが多いです。

このような発作的な症状は長くとも10分程度で治まることが多いです。

 

また狭心症は高齢者にしか発症しないと思われている方も多いですが、近年は20代・30代などの若い世代でも発症することが増えています。

これは食生活の変化・睡眠不足・ストレスなどが原因であると考えられています。

 

心筋梗塞

心筋梗塞は、狭心症がさらに悪化して冠動脈が動脈硬化により完全につまってしまうことです。

これにより血流が流れなくなり、心臓の筋肉が壊死してしまうのです。心臓は常に動き続けなければならないので、命にかかわる病気となりえます。

 

急性心筋梗塞の場合は、突然の激しい胸の痛みがあらわれます。今まで経験したことがないような痛みがでた場合は1秒をあらそう事態ですので、しっかりと適切な対処をしていかなければなりません。

また、日ごろから胸に違和感を感じていたり、血圧低下・息苦しさ・不整脈などが生じていたりすると心筋梗塞の初期症状を疑いましょう。

 

心筋梗塞は動脈硬化が起きてしまうことが原因ですので、

  • 喫煙
  • 食生活の乱れ(塩分・脂肪分・糖分のとりすぎ)
  • 肥満
  • ストレス

などが原因としてあげられます。

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心臓に違和感がするときの対処法

ストレスを解消しよう

ストレスをためこむことは、自律神経を乱してしまう原因となりえます。

自律神経が乱れてしまうと自律神経失調症や心臓神経症になりやすく胸に違和感を感じてしまうのです。

人間関係や仕事などでストレスを受けてしまうことは仕方がないことですが、過剰にため込まないように自分なりのストレス解消法を見つけておくといいでしょう。

 

適度な運動をしよう

普段の生活に一生懸命になりすぎて、運動をすることを忘れている方も多いのではないでしょうか。

日ごろから適度な運動をすることでストレスの解消にもなりますし、代謝も活性化しますので健康にもとてもいいです。

過度な運動をする必要はないので、軽くランニングをしてみたり普段から歩くことを心がけるなど簡単にできることから始めていくといいでしょう。

 

食生活を改善する

お肉をたくさん食べていたり、味の濃い食べ物をたくさん摂取していたりしていないでしょうか。

このような食生活をずっと続けていると脂肪分・塩分・糖分の過剰摂取をまねき、動脈硬化の原因となってしまいます。

動脈硬化が起きると、上述したような狭心症や心筋梗塞の発症原因となってしまいます。

 

過剰なストレスや食生活に気をつけよう!

心臓に違和感がする場合は、自律神経症やさまざまな心臓病が原因である可能性があるとお伝えしました。

これらは日ごろからの過剰なストレスや食生活の乱れが影響している可能性が高いです。

心当たりがある生活習慣は少しずつ改善していき、健康な体をつくりあげていきましょう。

 

また心臓に異常があると背中に痛みが出たりすることもあります。ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。

参考:左の背中の痛みの原因!ストレスが影響しているかも?

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