ムコダイン錠500mgの副作用や効能を大特集!
「鼻水がダラダラで、痰もたくさんでる…!」
こんな風邪のような症状があるときによく処方される薬がムコダイン錠500mgです。
ムコダインはとてもよく使われる薬なので、市販薬と勘違いしてしまう方もいますが、病院などで処方される処方薬なので注意してくださいね。
また、ムコダイン錠500mgは商品名で、成分名では、「カルボシステイン錠」といいます。
ここでは、ムコダイン錠500mgの副作用や効能などについて分かりやすく解説していきたいと思います。
ムコダインの効果・効能
ムコダインは、痰や鼻水の粘り気を軽減し、つらい風邪の症状をやわらげることが期待できます。
また、喉や鼻などの粘膜が荒れてしまっているときに、その粘膜を修復するという効能もあります。
具体的には、
- 鼻水
- 咳(痰)
- 中耳炎
などに使用されることが多いです。それぞれについて詳しく見てみましょう。
鼻水への効能
ずるずる、ねばねばした鼻水が止まらないときにムコダインを服用することにより改善する効果があります。
鼻水が出てしまうのは、蓄膿症や副鼻腔炎、風邪などがあげられます。このような病気にかかってしまった場合、鼻水がネバネバしてしまい、鼻づまりを起こしてしまいます。
ムコダインを服用することにより、この鼻水のネバネバを取って、できるだけサラサラした鼻水になるようにする効果が期待できるのです。
鼻づまりでなかなか寝付けないという経験もあると思いますが、鼻水を出しやすくするようにしてくれるのです。
さらに、鼻の粘膜が炎症を起こして、荒れてしまっているので、この粘膜のケアをしてくれる効果も期待できます。
粘膜が荒れたままになってしまっていると、細菌やウイルスに対する抵抗力が低下してしまい、新たな感染症を引き起こしてしまう危険性もあります。
咳(痰)
喉に痰が絡んで、咳が出てしまうような症状にも効果的です。ムコダインは、粘り気のある痰の成分をブツブツ切断して、粘り気をとってくれるのです。
このようにして、痰がサラサラになると、痰絡みによる咳も改善されます。
中耳炎
ムコダインは、鼻や喉だけでなく、耳にも効果があります。耳の中も粘膜ですので、耳の中の「中耳」という部分が炎症を起こしてしまった中耳炎にも効果的なのです。
このように、ムコダインは耳の中の荒れてしまった粘膜も修復してくれるのです。
副作用
ムコダインは基本的に副作用が起こることはほとんどなく、安全性が高い薬となっています。
ただし、体質によってはムコダインの成分が体に合わず、副作用があらわれてしまうこともあります。
代表的な副作用は以下のような症例があげられます。
- 食欲が出なくなる
- 下痢っぽくなる
- お腹が痛くなる
- 皮膚に湿疹が出る
ただし、肝臓が悪い方、高齢者、赤ちゃんが服用するときは副作用が出やすくなりますので、注意しましょう。
また、服用期間が長期間になるほど、副作用があらわれやすくなるので、医師としっかい相談して使用していくようにしましょうね。
眠気について
「ムコダイン服用後に眠気を感じる。」と報告する方が多くなっています。しかし、ムコダインの副作用での「眠気」としては、0.1%以下とされていますので、かなり発生確率は低くなっています。
なので、ムコダイン服用後に眠気が生じる場合は、
- 他の薬との飲み合わせの影響
- 風邪の影響
- 飲酒による影響
などを考えてみてください。
ムコダインと一緒に他の薬も飲んでいる場合は、互いの作用が強めあってしまい、思わぬ副作用が生じてしまう場合があります。
また、薬のせいではなく、ただ風邪の影響ということも考えられます。風邪によって、体はだるくなってしまうので、眠気を引き起こしているのかもしれません。
さらに、ムコダイン服用中にアルコールを摂取すると、副作用がでやすくなってしまいます。その結果眠気が引き起こされることもあります。
ムコダインに限らず、飲み薬を服用するときはアルコールの摂取は控えるようにしましょう。
授乳への影響
授乳中にムコダインを服用してはいけないのではないか?と不安になる方もいらっしゃると思いますが、授乳中でも安心して飲める薬となっています。
しかし、妊娠中では、安全性が確認されていないので注意してください。赤ちゃんに影響が出る場合もありますので、担当の医師としっかり相談するようにしましょう。
まとめ
ムコダイン錠500mgの効能や副作用などの注意点について紹介しました。比較的、副作用も少なく、使いやすい薬なのでとても広く服用されています。
特に、鼻水や痰を改善するときに処方されることが多い薬となっています。ぜひ用法・用量を守って使用するようにしましょうね。