低体温の4つの原因とその改善方法をチェック!
平熱が低くて気になっている方は非常に多いといいます。平熱が低いとどんな影響があるのでしょうか。
また低体温を改善するにはどうしたらよいのでしょうか。
今回は低体温の症状や原因そして、その改善方法をご紹介します。少しずつでも実践すると効果が現れますのでぜひご覧ください。
低体温で見られる症状
体内にある酵素は36~37℃ぐらいが最も活発に働いてくれます。35℃代になると酵素の働きは鈍くなり、様々な障害が現れやすくなります。
酵素の働きが鈍くなると免疫力が低下して風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったり、消化管の働きがスムーズにいかず食欲がなくなるなど、様々な症状が現れるのです。
女性の場合、生理不順や子宮・卵巣などの病気、不妊、更年期障害といった病気が現れやすいと言われています。また基礎代謝量が低下し太りやすい体質にもなります。
特に最近問題となっているのはガンにかかりやすいと言われていることです。
解明されているわけではありませんが、がん患者のほとんどは平熱が低いというデータがあり、平熱を上げることががん防止につながると言われているのです。
低体温の原因
低体温となる原因の多くは生活習慣にあります。
ここでは、平熱が低く、低体温になってしまう代表的な原因についてお伝えしていきます。
運動不足
現代では電車や車などの便利な乗り物が増え、運動をする機会が減っています。あえて運動をする時間をとらなければ運動不足になってしまうのです。
運動量が減ると全身の筋力が低下するため、基礎代謝量が減ります。基礎代謝量が少ないと基礎代謝に使うエネルギーも少なくなるため、この時発する熱も減り、平熱が低くなるのです。
冷房・暖房の使いすぎ
また、現代では昔と比べて冷暖房が普及しています。
常に冷暖房により適温に保たれていると、体の温度調節機能がうまく働かなくなってしまい低体温になります。
食生活の変化
食生活も変わり、一年中食べられる野菜が増えているため、旬の食材を食べる習慣がなくなっています。旬の食材はその季節の体に合った効果があると言われています。
たとえば、夏の野菜は夏バテを解消するために体を冷やす効果がありますが、それを冬に食べてしまうと、ますます体が冷えて体調を崩すことになります。
冬には大根や白菜などの旬の野菜が体を温めてくれるので効果的です。
ストレス
ストレスや過労も低体温の原因となります。過度のストレスや過労はホルモンバランスを崩し、自律神経失調症を引き起こします。
自律神経失調症の症状は様々ですが、低体温もその1つです。
低体温の改善方法
低体温を改善するにはその原因となっている生活習慣を変える必要があります。運動不足の方は適度な運動を心がけましょう。
移動を少しでも歩くようにするだけでも効果が現れます。運動をすることで筋力が上がり、基礎代謝量も上がります。これにより平熱も上がります。
事務仕事などで一日中冷暖房の効いた室内で過ごしている方は、休日など自宅で過ごす時間は外で過ごす時間を増やしてみましょう。
しかし、あまり極端に過酷な環境に体をおくと体調を崩す原因にもなりますので、息抜き程度にほどほどにしましょう。
今は季節に関係なく様々な食材が食べられますが、旬の食材を意識して取り入れるようにしましょう。
体を冷やさないことが基礎代謝量をアップさせますので、冷たい飲み物はできるだけ控え、体を温めるようにするといいですね。
入浴は夏でもシャワーで済まさず、湯舟で体の芯までしっかり温めるようにしましょう。
過度のストレスや過労はホルモンバランスを崩し自律神経失調症を引き起こし低体温という形で現れることもあります。生活リズムを見直し、適度な運動をするなどストレス解消の時間を作りましょう。
まとめ
低体温で悩んでいる方は非常に多く、中には体質だと諦めている方もいます。しかし、低体温の原因のほとんどは生活習慣にあります。
運動不足、エアコンの多用、食生活の乱れ、ストレスや過労などが影響を及ぼします。
心当たりのある方は少しずつ変えていくようにしましょう。急に平熱が上がることはありませんが、基礎代謝量が徐々に増え、少しずつ平熱も上がるでしょう。
生活習慣など、心当たりのない方は病気がかくれている可能性もあります。一度医療機関で相談してみましょう。