肘の内側が痛い3つの原因!正しい対処で痛みをなくそう!

手と肘

肘の内側がズキズキの鈍い痛みが続く場合は、基本的には腕の使いすぎが原因で痛みが生じているケースが多いです。

仕事や家事で腕を酷使していないでしょうか。あるいは、野球やテニス、ゴルフなどのスポーツをよく行っていないでしょうか。

ここでは肘の内側が痛くなる原因や病気についてお伝えしていきます。

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肘の内側が痛くなる3つの原因

肘の使いすぎ

ランニング

肘の内側が痛くなるときに最もよくある原因が肘の使いすぎによるものです。

重い荷物を持ち上げたり、野球やゴルフなどのスポーツをしている場合は肘の使いすぎによる痛みが考えられます。

また、このような分かりやすい心当たりがなくても、パソコンやスマートフォンを長時間使用していたり、自分の腕を枕代わりにして昼寝をしたりすることで肘の筋肉や関節に負担がかかり内側に痛みが生じているケースもよくあります。

 

手首や手のひらの酷使

肘の内側にある筋肉は手のひらや手首など肘の先の部位とつながっています。試しに手を握りしめてみてください。そうすると、肘の内側の部位が動くことが分かります。

このように手のひらや手首は肘の内側と密接に関係しており、手のひらや手首を酷使することは肘の内側に大きな負担を与えることになってしまうのです。

 

  • 握力を必要とする仕事をするとき
  • 赤ちゃんを抱っこするとき
  • スポーツで手首をたくさん使うとき

このようなことが多い方は手首や手のひらの酷使が原因で肘の内側に痛みが生じている可能性が考えられます。

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打撲

肘の内側は骨がボコッと出ており、少しの衝撃で打撲になってしまうことも多いです。なので、寝ている間にベッドの角などに肘をぶつけて朝目覚めたら痛みがあるというケースもあります。

特に、患部が青あざのように変色している場合は打撲の可能性が高いです。また、押すと痛みが生じる場合も打撲の疑いが持たれます。

 

肘の内側が痛くなる3つの病気

上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)

肘の内側が痛くなる代表的な病気として上腕骨内側上顆炎があげられます。

この病気は通称、ゴルフ肘とも呼ばれていてゴルフをする人によく発症していたからこのような名称がつけられました。(実際にゴルフで上腕骨内側上顆炎になる人はそこまで多くありません。)

 

上腕骨内側上顆炎になってしまう原因は肘の内側の筋肉を使いすぎてしまうことです。これにより、患部の筋肉で炎症が起きてしまい痛みが生じてしまうのです。

仕事や家事、育児で腕をよく使ったり、野球やテニス、ゴルフなどのスポーツをしている方は特に注意しなければなりません。

 

また、上腕骨内側上顆炎になると肘の内側にある骨のでっぱり(上腕骨内側上顆)を押すと痛みが生じるという特徴があります。

左右の肘の内側のでっぱりの部分を軽く押してみて、片方だけに強い痛みが生じる場合は上腕骨内側上顆炎である可能性が高くなります。

 

関節リウマチ

足に手を当てている人

関節リウマチとは、関節で炎症が続いて徐々に破壊されていってしまう病気です。

この関節リウマチにより肘の関節で痛みがするケースもあります。また、関節リウマチは関節の痛みや腫れだけでなく以下のようにさまざまな全身症状があらわれるのが特徴です。

  • 関節痛は左右対称にあらわれやすい
  • 体がだるく感じる
  • 微熱が出る
  • 食欲不振

 

また、関節リウマチは30〜50歳代で発症することが多く、男性の4倍もの確率で女性に多い病気となっています。

関節リウマチは早期発見・早期治療を行うことがとても重要な病気です。早期から適切な処置を行うことで関節の破壊の進行を防ぐことが可能になります。

上記のような症状があらわれる場合は、病院で受診をするようにしましょう。

 

変形性肘関節症

変形性肘関節症は、肘を動かすと痛みが激しくなるのが特徴的です。また、肘を曲げにくくなるという症状もあります。

変形性肘関節症は、重労働やスポーツなどで肘関節を使いすぎてしまったことが原因で起こります。

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肘の内側が痛くなったときの対処法

安静にする

肘の内側に痛みを感じたら、まずは患部を動かさず安静にするようにしましょう。基本的に筋肉の炎症は筋肉をできるだけ使用せずに安静にしていれば自然と治癒していきます。

しかし、日常生活の家事や仕事で使わざる得ないケースも出てくるはずです。

できるだけ痛みがする方の腕を使わないようにするのが一番ですが、難しい場合は後述する対処法も積極的に行っていきましょう。

 

肘のストレッチをする

ストレッチをすることで患部の筋肉の柔軟性を高めたり、筋力をつけることができます。ただし、ストレッチは過度に行ってしまうと炎症を促進させてしまう危険性もあるので注意してください。

痛みが生じない程度に軽く行っていきましょう。具体的なストレッチ方法は以下の動画を参考にして行ってみてください。

 

冷やす・湿布を貼る

筋肉の炎症を起こしている場合は患部に湿布を貼ったり、冷やすことで炎症を抑えることができます。

また、氷を当てて冷やすときは冷やしすぎないように、タオルなどを使って間接的に当てるようにしましょう。

 

痛みを悪化させないようにするために・・・

肘の内側が痛くなるさまざまな原因や病気についてお伝えしました。多くの場合、肘の内側の痛みは腕の使いすぎが原因となって筋肉が炎症を起こしてしまうことで生じます。

痛みを感じたらまずは安静にして適度にストレッチを行ったり、アイシングを行うことで炎症を抑えていきましょう。

また、痛みが長期間続く場合や痛みが激しい場合、腫れなども伴う場合は整形外科を受診するようにしましょう。

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