過食嘔吐による顔のむくみを解消する3つの方法
過食嘔吐とは、「過食した後に自己誘発嘔吐をする行為」のことです。
つまり、自分の指を口の奥に突っ込んだり、大量に水を飲むことで、意図的に食べたものを吐くことです。
主に「やせたい」という願望においてなされます。過食嘔吐はむくみを引き起こします。
体はやせているのに、顔はパンパンという状態になってしまいます。
どうしたら、このむくみを解消できるでしょうか?
今回は、過食嘔吐による顔のむくみを解消する方法についてお伝えしていきたいと思います。
顔のむくみの解消方法
むくみの直接の原因は消化器系の異常、唾液腺のはれだと考えられています。
また、栄養状態の悪化や肝機能、腎機能の低下も原因とされています。
顔のむくみの解消方法を3つ取り上げます。
- 過食嘔吐をやめる
- 顔のむくみを解消するための栄養を摂取する
- リンパマッサージ
です。
過食嘔吐をやめる
絶対に効果的なのは過食嘔吐をやめることです。
もちろん、過食嘔吐をやめたらすぐにむくみが解消されるわけではありません。
むくみが解消されるために、一定の期間がもとめられます。
しかし、過食嘔吐をやめない限りむくみを完璧に解消することは難しいです。
過食嘔吐をやめるのは簡単ではないでしょう。そこで、精神内科を受診することが大切になります。
顔のむくみを解消する栄養を摂取する
どんな栄養素が必要なのでしょうか?
ビタミンとミネラルです。
それでビタミンの豊富なキノコ類、納豆、卵、レバー、豚肉を摂取しましょう。
また、ミネラルの豊富なわかめ、昆布、ヒジキ、サトイモを食べましょう。
なぜミネラルの補給が必要なのでしょうか?
「浸透圧のバランスの崩れ」が関係しています。
浸透圧のバランスの崩れはミネラルの不足や塩分過多に由来します。
嘔吐するということは唾液を吐くことを意味します。唾液はたくさんの「カリウム」を含んでいます。
ですから、大量の唾液を失うということは大量のカリウムを失うことでもあります。
結果的に体の中のミネラルが不足して浸透圧のバランスが崩れ顔がむくみます。それで、ミネラルを補給することは大切です。
栄養バランスの取れた食事で補給するのが理想的ですが、場合によってはサプリメントで補うというのも1つの方法です。
リンパマッサージ
リンパマッサージは、お風呂上りなどのリラックスした状態で耳の下あたりにある唾液腺のマッサージを行います。
過食嘔吐はむくみだけでなく様々な害を本人にもたらします。
- 食道炎
- 低カリウム血症
- 月経不順、無月経
などがあげられます。
食道炎は胸やけや胸痛、食堂粘膜のただれを引き起こします。
嘔吐により食堂の粘膜が切れて出血することもあります。
低カリウム血症は全身の疲労感、脱力感、不整脈を引き起こします。
まとめ
過食嘔吐によるむくみを解消する最善の方法は、過食嘔吐を「やめること」です。簡単に思えるかもしません。
しかし、簡単ではありません。
「自分で何とかする」
「将来、自分でコントロールできるようになる」
と、安易に考えてはなりません。
放っておくと、将来大変なことになる可能性があります。育児や仕事を行うことが困難になることも起こりえます。
それで、過食嘔吐の重大さを理解して適切に対処することはとても大切です。
また、過食嘔吐で、できるだけ体に負担をかけないような吐き方についてはこちらで詳しくお伝えしています!
→【過食嘔吐の吐き方のコツとケア方法】