脾臓が悪いと背中に痛みが?!4つの原因を紹介!
脾臓が炎症を起こしたりしていると背中に痛みを感じてしまうことがあります。
脾臓はなかなか知られていない臓器ですが、体の中では大切な役割を果たしています。
この脾臓になんらかの異常が生じると背中などに痛みを感じてしまうこともあるのです。
そこで今回は脾臓により背中に痛みを感じる原因についてお伝えしていきたいと思います!
食後に運動をすること
まずは、病気などではなく、日常的に起こる痛みを紹介したいと思います。
おそらくほとんどの方が、食事をした後に横っ腹や背中の方に痛みを感じたことがあると思います。
実は、これは脾臓の痛みなのです。
脾臓の役割は、主に血液を貯蔵することです。
食後は、胃や腸が血液を多く必要としていてそのときに運動をすると、さらに全身の筋肉が血液を必要とします。
これにより脾臓が一気に収縮してしまい、背中や横っ腹に痛みを感じるのです。
脾血腫
脾血腫という病気はなかなか聞き慣れていないと思いますが、背中の痛みの原因となります。
脾血腫は、脾臓の中で出血を起こしてしまい、内部で血がたまってしまうという病気です。
原因としては、外部からの強い刺激や衝撃です。
脾臓は左の肋骨の下あたりにありますが、この部分に強い衝撃が加わると脾臓が出血してしまうことがあるのです。
例えば、交通事故で脾臓の近くを強くうったり、ボールがこの部分に強く当たったりすると脾臓の内部で血がでてしまう可能性があります。
こうして血がたまっていき、脾血腫となってしまうのです。
レントゲンなどで確認すればすぐに分かるので心当たりがあったら一度病院で検査を受けてみることをおすすめします!
脾腫(ひしゅ)
脾臓の病気としては、脾腫がとても多いです。
脾腫という病気により、脾臓の大きさが2倍以上に腫れてしまいます。
これにより背中に痛みを感じてしまいます。
さらに痛みの他にも、吐き気、便秘、呼吸困難などの症状もあらわれることが特徴的です。
このように脾臓が大きく腫れて脾腫となってしまう原因はなんなのでしょうか?
脾腫は他の病気が引き金となって起こります。つまり、他の病気の合併症として起こることがほとんどなのです。
他の病気とは、
- 肝炎
- 盲腸炎
- 関節炎
- 中耳炎
- 腸チフス
- 寄生虫症
- 白血病
- 溶血性貧血
など、感染症や血液の病気など幅広い病気が原因となります。
脾腫を治療するためには、まずこれらの病気を特定しなければなりません。
脾腫瘍
脾腫瘍とは脾臓に腫瘍ができることです。
脾臓に腫瘍ができてしまうことは比較的稀ですが、脾腫瘍によっても背中に痛みがでます。
腫瘍には悪性と良性があり、脾腫瘍の場合は約50%の確率で悪性となります。
脾臓にできる腫瘍が悪性か良性かを判別するのはなかなか難しいので、大掛かりな検査を必要する場合が多いです。
もし、原因不明の背中の痛みが続く場合は、病院で診察を受けてみることをおすすめします!
まとめ
脾臓が悪くなることにより背中に痛みが出てしまう原因についてお伝えしました。
食後の運動や打撲、内出血、腫瘍などさまざまなことが原因となることが分かりましたね!
また、脾臓以外の内臓の影響でも背中に痛みを感じることがよくあります。
このことについては以下でまとめていますので、参考にしてみてください!
→【背中に痛みを感じる4つの原因とは?】