視界がキラキラするときに確認してほしい6つの原因

目

視界がキラキラして光るような現象は多くの場合は一時的なもので、数十分放っておけば自然と治ります。

しかし、中には網膜剥離などの重大な目の病気が潜んでいる場合もあるので症状をしっかりと確認しなければなりません。

そこで、ここでは視界がキラキラする原因について分かりやすくお伝えしていきます。

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閃輝暗点(せんきあんてん)

閃輝暗点とは、視界にキラキラした光が見えてしまう病気です。このキラキラした光はだいたい10〜30分ほど続いてなくなることが多いです。

閃輝暗点は目の異常ではなく、脳での異常によって引き起こされる病気です。

 

脳の中で視覚を担当している視覚野という部分の血管が収縮したり拡張したりすることで、視覚に異常が生じ、その結果キラキラした光が見えてしまうのです。

視覚野での血管の収縮は悪い姿勢を長時間続けていることで起こりやすいです。血管の拡張は、アルコールの飲酒などでよく起こる現象です。

 

また、脳の血管が収縮したり拡張したりすると、周りの神経を刺激することになるので閃輝暗点の症状が表れた後に片頭痛が起こることが多いです。

閃輝暗点は上述したように数十分ほどで自然に治ります。

症状が表れている際は、横になったりしてできるだけ活動を抑え、神経の刺激を防ぐようにすることで悪化を抑えることができます。

 

片頭痛の前兆

寝る

片頭痛は、こめかみや頭全体がズキンズキンと脈を打つように激しく痛くなる頭痛です。片頭痛を発症する人の約3割は、視界の一部がキラキラするような前兆が表れるとされています。

片頭痛の原因は頭部の神経が拡張することで神経を刺激してしまうことにあります。

 

前兆を伴う片頭痛は特に20〜30代の若い世代で起こることが多く、月に数回程度発作的に繰り返すケースがよくあります。

このように、視界にキラキラしたものが見えた後に頭が痛くなるようであれば、片頭痛の前兆であることが疑われます。内科などを受診して治療を行うようにしましょう。

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飛蚊症

飛蚊症とは、視界に黒い点のようなものや透明の虫のようなものが見える病気です。この視界に表れる異物の色や形状は人によってさまざまで、横に流れるように移動したりすることもあります。

ほとんどの方はこのような一時的な飛蚊症の症状を経験したことがあるはずです。なかには、黒い虫のようなものではなく、キラキラと光る物体が見えるケースもあります。

 

飛蚊症は一時的な症状の生理的な原因と目の病気が原因となっている2つ要因があります。

生理的な原因は、人間の目の構造上、誰にでも起こりえます。目の中を満たしているゲル状の硝子体という物質が一部シワのようになることがあります。

 

このシワの影が網膜に映ることで、視界に黒や透明の異物、あるいはキラキラと光る異物が見えるようになってしまうのです。

人によって飛蚊症が起こる頻度はさまざまですが、一時的なものなのでほとんどの場合は放っておけば自然と治まります。

 

しかし、高頻度に表れたり、長時間続いて治らない場合は目の病気が原因となっている場合もあるのです。

飛蚊症を引き起こす代表的な病気は網膜剥離です。網膜剥離とは、目の中に入ってきた光を刺激として受け取る網膜が剥がれてしまう病気です。

 

網膜が剥がれることは痛みを生じないないので、気づくにくいのですが視界がキラキラ、チカチカとして異変を伴うことが多いです。

視界のキラキラはこのように目の病気の前兆であることも考えられるので、長時間続く場合は眼科を受診するようにしましょう。

参考:飛蚊症の原因はストレスやパソコン?どんな症状になるの?

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眼精疲労

目の酷使により目が疲れて眼精疲労になっていることで、視界にキラキラしたものが表れてしまうこともあります。

パソコンやスマートフォンの長時間の使用により目の周りの筋肉にも疲労がたまり疲れを感じてしまいます。

 

特に目がしょぼしょぼして目の疲れを感じているようなときにキラキラが見える場合は眼精疲労ではないか疑いましょう。

参考:目がしょぼしょぼする3つの原因!その疲れをスッと取る方法とは?

 

光視症

目

光視症とは名称の通り、本当は光がないのに光ったように見える病気です。光の見え方は以下のように人によってさまざまです。

  • キラキラした光が見える
  • ピカッと一瞬、光を感じる
  • 視界を動かすと、隅だけ光っている

 

眼球の中を満たしているゼリー状の硝子体は本来であれば、網膜とくっついている状態になっています。しかし、加齢や目の酷使などの原因で硝子体が網膜から少しずつ剥がれていきます。(後部硝子体剥離と言います)

このときに、網膜を引っ張ってしまうとその刺激が光として完治されてキラキラと光ったように感じてしまうのです。

 

一般的に、硝子体が網膜から剥がれる後部硝子体剥離という病気は歳を重ねるにつれて誰にでも起こりうる病気です。

しかし、この際に網膜が過剰に引っ張られ出血などをしてしまい、網膜剥離に悪化してしまうこともあるので注意しなければなりません。

 

脳貧血・酸欠

視覚野などの脳の部位に送られる血液や酸素が不十分な状態になることで視界がキラキラ、チカチカしてしまうこともあります。

このときの脳貧血は起立性低血圧と言われ、長時間立っているときに立ちくらみなどが起きる脳貧血のことを言います。(通常の鉄欠乏性貧血とは少し違います)

 

急に立ち上がったときや長時間立ち続けているときに、脳に送られる血液が急に低下してしまうことが原因です。

視界がキラキラ光ることに加えて、立ちくらみや血の気がひく感覚がある場合は脳貧血ではないか疑いましょう。

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