肩を回すとゴリゴリ音がする!痛い原因の正体とは?
「ちょっと、休憩!」と、仕事中に背伸びをしたら、『ゴリゴリゴリ!!』肩の方から激しく音がしました。この「ゴリゴリ」という音は何なんでしょうか?
何が原因でこの音が鳴るのでしょうか?あなたはご存知ですか?
そこで、ここでは肩を回すとゴリゴリ音がする原因についてお伝えしていきたいと思います。
肩がゴリゴリ鳴る原因
ゴリゴリの原因をズバリ書きます。それは『こり』です。
硬くこり固まった筋肉が当たることで「ゴリゴリ」音がします。その証拠に何のこりもない赤ちゃんはこの音を出しません。
では、この「こり」は一体どこから来るのでしょうか?
歪み
ひとつの要因は「歪み」です。猫背だったり、長時間同じ姿勢を取る仕事だったりすると、時と共にだんだん肩の周りが歪んできます。
姿勢の悪さが原因で肩甲骨が歪むとこの音が鳴り始めるようになります。
肩甲骨には多くの筋肉が付着しています。肩甲骨がズレて、歪むとその周りにあるあらゆる筋肉がこります。こうして「ゴリゴリ」と音が出るようになります。
血行の悪さ
次に考えられる要因として血行の悪さが考えられます。血液の流れが悪くなると本来筋肉に行き渡るはずであった酸素も十分に行き渡ることができなくなってしまいます。
この結果、「乳酸」という物質が筋肉でたまってしまい、硬くなってしまうことにつながるのです。
これらの原因を防ぐためには以下の解消法がおすすめです。歪みも血行の悪さも解消することができるのでぜひ試してみてください!
「こり」の予防、解消法
こりを解消するには運動することが一番です。様々な運動がありますが、今回は特に「肩甲骨」を動かすための運動を紹介します。
まずはこちらの動画をご覧ください!
「基本姿勢」は背筋をピンと真っ直ぐにすることです。この基本姿勢はとても大切です。
1つ目の運動
1. 基本姿勢をとります。
2. 両手を組み、頭の後ろに持って行きます。
3. 左右の両肘をできるだけ後ろの方向へ持って行きます。
このとき、左右の肩甲骨が背骨の方へ近づいていくことを意識してください。
4.左右の肘を直角にする、両手は上方向へ持って行きます。
このとき基本姿勢を保ち、左右の肩甲骨は近づいた状態を維持してください。
5. 運動を始めます。両手両肘を上下に動かす運動です。
10回繰り返して下さい。肩甲骨周りの筋肉を動かすことを意識してください。
2つ目の運動
この運動も肩甲骨を大きく動かすことを目的としています。
この運動は左右別々に行います。
1. 基本姿勢をとり、
片腕を伸ばした状態から肘を曲げ手が方にあたるようにします。
2. 背骨を中心に肘を思い切り後ろへ動かしてください。
3. 今度は後ろにあった肘を上側を通るように動かして前へ持って行きます。
4. 前に来た肘を今度は下側を通して後ろへ持って行きます。
この回転運動を左右10回づつ繰り返してください。肘を動かしていますが、目的は「肩甲骨」を動かすことです。
2つ運動を紹介しました。どちらも「肩甲骨」を動かすことで筋肉のコリを、予防、解消することを目的としています。
まとめ
あなたの姿勢はどうなっていますか?どんな仕事ですか?デスクワークですか?長時間同じ姿勢をとらなくてはならない仕事ですか?
現代生活では、運動する時間が少なくなっているでしょう。自分で意識しないとなかなか運動できない環境に私たちは生活しています。
普段から、運動していれば、あるいは体の各部分を動かす習慣があれば、この「ゴリゴリ」から縁の遠い生活を送ることができるでしょう。
しかし、なかなかそうはいかないかもしれません。日々、やらなくてはならないことがたくさんあり、運動の時間が取れないでしょう。そこで、今回紹介した運動をぜひ参考にしてください。