耳の後ろのしこりが痛い!考えられる3つの原因

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耳の後ろにしこりができたらびっくりしますよね。それに痛みもあるとなるとますます不安になります。悪性の何かだったらどうしよう…と考え出すと止まらなくなります。

しかし、耳の後ろにできるしこりはほとんどが良性のものです。事前に知っておいたら怖くはありません。

今回は耳の後ろのしこりが痛い時の原因について紹介していきたいと思います。急にできた耳の後ろのしこりに焦らないように、参考にしてみて下さい。

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粉瘤(ふんりゅう)

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耳の後ろにしこりができる原因の1つに粉瘤があります。粉瘤は皮下にできてしまった袋に、本来は老廃物として排出される垢が溜まってしまい固まったものです。

耳たぶ・脇の下・お尻などによくできますが、耳の後ろにできることもあります。

 

原因は解明されていませんが、打撲や外傷・疲労・ストレスなどがきっかけでできることが多いようです。しこり自体に害はありませんが、この垢の塊により炎症を引き起こすと痛みが出ます。

粉瘤は自然になくなることはなく、少しずつ大きくなっていきます。

しこりの中心部には黒い「へそ」と呼ばれる入口があり、中に溜まった垢は臭いが非常にきついです。稀にですが、拡大してガン化したという例もあります。

 

粉瘤は自然になくならないので、切開手術で切除するしかありません。

無理やり中身を絞り出す方もいますが、原因となる袋が残ったままなので、すぐに次のしこりができます。また炎症の原因にもなりますのでやめましょう。

切開手術は、しこりが小さいほど傷跡が小さく簡単に終わります。大きくなる前に皮膚科で相談するようにしましょう。

こちらの記事で粉瘤についてさらに詳しくお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。

粉瘤の臭いを対策する3つの方法を公開!

耳たぶに粉瘤ができる原因は?しこりが気になる人必見!

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リンパ節炎

人の体には血管とは別にリンパ管が張り巡らされています。リンパ管にはリンパ液が流れています。

リンパ液は古くなった細胞を運んだり、体内に侵入したウイルスや菌の処理を行います。リンパ管はところどころで合流しており、これをリンパ節といいます。

 

リンパ節では、リンパ球や免疫抗体を作ったり細菌などの異物を排除してくれます。この異物を排除する働きでリンパ節が腫れることがあります。

内科では、風邪をひいた時などに耳の後ろや脇の下を触って腫れを確認します。これは耳の後ろや脇の下・足の付け根などにリンパ節が集中しているため腫れやすいからです。

 

耳の後ろのリンパ節が腫れてしこりができている場合、怪我や風邪などが原因となっていることがあります。

抗生剤の投与で回復に向かいますので、痛みや腫れがひどい場合は早めに医療機関で相談しましょう。

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おたふく風邪

おたふく風邪はムンプスウイルスに感染して発症します。症状としては顎の下や耳の下の腫れや痛みが特徴的ですが、耳の後ろのしこりと痛みという症状を感じる方もいます。

 

発熱・頭痛・腹痛など、風邪のような症状もある場合は早めに医療機関で相談しましょう。感染力は弱いですが、空気感染を起こす流行性の病気です。早めの療養が大切です。

おたふく風邪についてはこちらで詳しくお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください!

おたふく風邪の大人の症状!なんと男性と女性で全然違う?!

 

まとめ

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耳の後ろのしこりや痛みの多くは良性のものです。しこりが固くて中央に「へそ」があり痛みを生じる場合は、粉瘤が炎症を起こしている可能性があります。再発を防ぐためにも、早めに切開手術をしてもらいましょう。

怪我や風邪が原因のリンパ節炎で耳の後ろにしこりができている可能性もあります。腫れや痛みが気になる場合は、抗生剤の投与で改善します。

 

おたふく風邪が原因で耳の後ろが腫れることもあります。発熱・頭痛・腹痛などの風邪のような症状が出ている場合は早めの療養が必要です。

耳の後ろのしこりの多くは良性のもので、早めの治療で改善することがほとんどです。しかし稀にがん化したという例もあります。気になる場合は放置せず、早めに医療機関で相談しましょう。

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