口呼吸の治し方!超効果的な3つの改善方法とは?
気づいたら口呼吸になっているという方は意外と多いです。
その原因は様々ですが、いずれにしても、口呼吸でのメリットはありません。
今回は口呼吸の治し方や改善方法についてお伝えしていきます。口呼吸が気になっているという方や家族の口呼吸を治してあげたいという方はぜひご覧ください。
口呼吸の原因
ヒトの体は鼻呼吸をすることで様々な防御ができるようになっています。しかし、口呼吸で過ごしている方は意外とたくさんいます。
原因として多いのは鼻の病気です。花粉症・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎といった鼻の病気が原因で鼻での呼吸が困難となり、口呼吸をするようになっているのです。
顎や頬の筋肉が弱くて口を閉じにくい場合や、歯並びに問題があって口がきちんと閉じられずに口呼吸になってしまう方もいます。
肥満により気道の周囲に脂肪が付き気道を圧迫している場合、就寝時などは呼吸がしにくくなり、口呼吸になることがあります。
また、特に問題はないのに口呼吸が癖になっているという方もいます。
口呼吸のデメリット
口呼吸をするということは、常に口が開いている状態になります。そのためしまりのない表情に見えてしまいます。
また、呼吸の度に様々なものを吸い込むのも困る点です。鼻の内側には鼻毛が存在し、呼吸時に外部から吸い込む小さなホコリやダニ・カビなどを物理的にブロックする働きがあります。
鼻呼吸であれば入り込まないようなホコリやダニ・カビなどは、口呼吸をすると喉の奥まで侵入しやすくなります。
そのため、喉の奥にある扁桃腺が腫れやすかったり、就寝時に布団のダニを吸い込みアレルギーが悪化したりすることもあります。
また、様々な雑菌が入り込むため口臭の原因となったり、常に口が開いているため口の中が乾燥しやすくなるというデメリットもあります。
口呼吸を治す方法
まずは自身が口呼吸をする原因を考えてみましょう。鼻の病気や肥満など、鼻呼吸が困難であるために口呼吸になっている場合は、まずその原因を治すことが大切です。
原因を改善するとともに以下の方法を試してみてください。
口を閉じることを意識する
まずは口を閉じる努力をしてみましょう。元となっている病気などが治ってもこれまでの口呼吸に慣れているためすぐに鼻呼吸ができない場合あります。
鼻呼吸を意識し、苦しい場合はほんの少しだけ口を開いて口呼吸で補助するようにします。
こうすることで元の原因を改善した時にスムーズに鼻呼吸ができるようになります。
顔の筋力を鍛える
特に鼻呼吸が苦しい訳ではないのに口呼吸をしてしまう方の中には、顔の筋力が弱い方がいます。口を閉じる筋肉が弱いために意識しないと口が開いてしまうのです。
心当たりのある方は顔の筋力アップに挑戦してみてください。
子供の頃からあまり硬いものを好まなかった方に多いので、ガムを噛んだり、硬いものもしっかり両側のあごで噛んで食べるよう心がけましょう。
自身で顔の筋力を鍛える方法として「あいうべ体操」という体操があります。これは毎日行うことで筋力が鍛えられ、鼻呼吸を意識することにもつながります。
「あ~、い~、う~、べ~」と大きくゆっくり声を出します。声を出すことに意味はないのですが、声を出すことでしっかり口を動かすことができます。
効果があるのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、毎日続けることでしっかり筋力が付いてきますのでぜひお試しください。
あいうべ体操は口呼吸改善とともに、歯ぎしり防止、いびき改善、口臭予防などにも効果があるとされています。
自身で続けるのが困難だという方は、矯正歯科で相談してみましょう。「口腔筋機能療法」は、弱い部分の筋肉を効率よく鍛えることができます。
口呼吸改善グッズ
起きている時は意識して鼻呼吸ができても、就寝時はできない場合がほとんどです。
鼻の病気などで呼吸が困難となる場合は使用できませんが、就寝時に口を閉じておくグッズを使用すると効果的に口呼吸を治すことができます。
どんなに強い意志を持って治そうとしても、就寝中など無意識の時間帯は難しいです。しかし、口呼吸改善グッズにより口を閉じた状態で就寝すると自然に鼻呼吸ができるようになっていくのです。
効果は高いですが、場合によっては危険もあります。事前に鼻の病気などがないかチェックしてから行いましょう。
まとめ
口呼吸を治すには、まずその原因を知ることが重要です。鼻呼吸が困難であることが原因である場合はまず鼻呼吸ができるよう治療を行う必要があります。
鼻呼吸に問題がなくなったら、そこから治療を開始することができるのです。口呼吸をするデメリットを理解し、強い意志を持って治療を開始しましょう。