口の中の上顎が痛い原因とは?しみる場合と腫れる場合で説明します!
口の中の上顎の部分が痛くなると、触ったりすることができず対処がなかなか難しいですよね。また、目視もしにくく原因すら分からないという場合も少なくないはずです。
多くの場合は粘膜が傷ついてしまっていることなどが原因ですが、なかには癌などの隠れた病気が潜んでいることも考えられます。
そこでここでは上顎が痛い原因についてお伝えしていきます。
上顎が痛い原因(しみる場合)
口内炎
口の中の上顎の部分に口内炎ができると痛みを感じたり、刺激物でしみたりします。
口内炎は誰もが一度はできたことがあるはずですが、発症原因を知ることでしっかりと予防することが可能です。
口内炎ができる原因は多くあります。
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 口の中の粘膜の損傷
- 喫煙
- 虫歯
- 睡眠不足
これらの中でも特に食生活に注意するといいでしょう。コラーゲン・ビタミンB2・ビタミンB3を多く摂取することで口内炎を予防することができます。
多くの場合は、1~2週間放っておけば自然に治癒されます。治るまでは患部に食べ物を接触させることは避けるようにしましょう。
傷
からあげなど硬くて大きな食べ物を食べると口の中が傷ついてしまうことがあります。
話しながら食べたり、急いで食べたりするときは食べ物で口の中を傷つけやすくなりますので注意するようにしましょう。
また、口の中を自分で噛んでしまい、粘膜が傷つくことによりそこから細菌が侵入し、炎症を起こしてしまう場合もあります。これがいわゆる口内炎と呼ばれているのです。
やけど
ラーメンやスープなど熱い食べ物や飲み物を口にしてやけどをしている場合も考えられます。
上顎の部分がピリピリしびれるような感覚があったり、皮がめくれてしみたり、痛みが出たりするといった症状が表れます。
対処法としては、口の中のやけども皮膚と一緒で冷やすことがとても大切です。
冷たい水を口の中に含んだり、氷を口の中に入れて患部を冷やしたりすることが効果的なのです。
歯性上顎洞炎
歯性上顎洞炎は虫歯や歯周炎などが原因で上顎洞に炎症が起きてしまう病気です。上顎洞とは、頬骨の下から歯の間に広がっている大きな空洞のことをいいます。
この上顎洞に虫歯菌や歯周病菌が侵入してしまうことで発症してしまうのです。
症状は比較的、多岐にわたっており以下のようなものがあげられます。
- 上顎の歯の根元の痛み
- 頭痛
- 目の奥の違和感
- 鼻水が出る
- 口臭
このように口の中の異常だけではなくさまざまな症状が表れるのです。
上顎が痛い原因(腫れがある場合)
上顎癌
上顎癌はなかなか聞きなれないかもしれませんが、がんの一種になります。上顎癌は上顎洞という頬骨の下あたりにある空洞で発生します。
この上顎洞は目の下あたりから歯の間あたりまで広がっていて、 この部分で癌が発生してしまうのです。
上顎癌が小さいときは自覚症状がないので気づくことはかなり難しいです。がんが大きくなってくると
- 口の中に腫れや痛みが生じる
- 片方の鼻だけ鼻水がでやすくなる
- 頭痛がする
- 顔に腫れや痛みがでる
といった症状が表れてくるのです。このような症状が表れたら耳鼻科で診察を受けるようにしましょう。
上顎歯肉癌
こちらは上顎の歯肉に癌腫瘍ができてしまう病気です。上顎の歯茎が大きく腫れたり、出血することが主な初期症状となります。
早期治療が遅れると上顎の全摘出を行わなければならない場合もありますので、上顎の歯茎のあたりにいつもと違う異常が見られた場合はしっかりと病院でチェックしてもらうようにしましょう。
口蓋隆起
口蓋隆起とは、上顎の骨が盛り上がって腫れているようになってしまうことをいいます。これだけでは、単に骨が隆起してしまっているだけなので痛みを伴うことはありません。
ただ、上顎の骨が盛り上がってくるとその部分がでっぱってきて、食べ物や歯ブラシが当たりやすくなり傷ついてしまうことが多くなります。
また隆起している部分は粘膜も薄くなってしまうのでバリア機能が低下している分、傷つきやすくなっているのです。
このように口蓋隆起、単体では痛みを伴うことはありませんが隆起している影響で傷がつき炎症を起こし痛みが出てくるというケースも多いのです。
痛みがある場合は、病院で手術を行ってもらい除去するようにしましょう。
口腔カンジダ症
口腔カンジダ症とは、カンジダ菌という真菌が口の中で感染してしまう病気です。簡単にいうと、口の中にカビが生えてしまうのです。
「カビ」と聞くとゾッとしてしまうかもしれませんが、健康なときは発症することはありません。実はカンジダ菌は私たちの口の中に常に存在しています。
しかし、他の病気などにより免疫力が低下したときに本来感染しないはずのカンジダ菌に感染してしまうのです。
口腔カンジダ症は偽膜性カンジダ症と萎縮性カンジダ症の2種類が存在します。
偽膜性カンジダ症では、口の中に白色のコケのようなものができますが、痛みを伴うことはありません。
一方、萎縮性カンジダ症は口の中が赤くなり、飲食をするときにヒリヒリとした痛みが出るのが特徴です。
口唇ヘルペス
口唇ヘルペスが発症すると、口の周りや唇に赤いぶつぶつができ、喉の痛みや発熱が生じます。
赤いぶつぶつは口の中まで広がってしまうこともあり、上顎のあたりだけでなく口の周りのさまざまな部位に水泡ができてしまうのが特徴的です。
また、口唇ヘルペスはほかの人へうつる感染症となります。風邪をひいていたり、子供、高齢者など比較的免疫力の低い状態の方に感染しやすいです。
口唇ヘルペスに関してはこちらの記事でさらに詳しくお伝えしていますのでぜひ併せてご覧ください。
参考:口唇ヘルペスがうつる確率と期間は?感染について徹底解説!
症状をしっかりと察知して原因を突き止めよう!
上顎が痛くなってしまう原因は上記のようにさまざまなことが考えられます。
ただそれぞれの原因や病気には特徴的な症状が存在しますので、それらの症状をしっかりと察知して自身の原因を突き止めることが大切です。
なかには癌の兆候など危険な病気が隠れている可能性もありますので、「おかしいな」と感じたら病院で診察を受けることが早期治療で大切です。