プロトピック軟膏の顔への使用で副作用が出る理由

逆光の花

プロトピック軟膏は顔や首など皮膚の薄い部分の炎症やかゆみを治すために使われています。主に、アトピーの治療薬として使用されていますね。

また、プロトピック軟膏を使うと、かゆくなったり、ほてったりと独特な副作用が出ることが多くなっています。

これはどうしてなのでしょうか?そして、これを防ぐことはできないのでしょうか。

ここでは、プロトピック軟膏を顔に使ったときに副作用がでてしまう理由と対処法についてお伝えしていきたいと思います。

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プロトピック軟膏の副作用

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プロトピック軟膏は基本的には、顔や首などの接触性皮膚炎(アトピー)などに使われています。ステロイドは含まれていないので、比較的副作用は少ないとされているのです。

ステロイドを使用する場合だと、皮膚がかぶれてしまったり、皮膚の委縮が起きてしまうことがあります。

 

皮膚の委縮というのは、分かりにくかと思います。簡単にいうと、「皮膚が薄くなってしまう」ことです。

皮膚が薄くなってしまうことにより、アレルギー物質を防御する機能が弱まって、アトピーが悪化したりしてしまうこともあります。

 

しかし、プロトピックは、このような副作用の心配はありません。なので、皮膚が薄い顔や首に使用されることが多いのですね!

「それじゃあ、プロトピックは安全だから、たくさん使っていいってことね!」っていうわけではありません。

 

プロトピックにはプロトピックなりの副作用があるのです。しかも、この副作用は10人中6~7人ほどの方にあらわれるので、かなり確率が高いものとなっています。

その副作用とは、塗った患部が「ひりひりしたり、かゆくなったり、ほてったりすること」です。

 

これらは一時的なものですが、人によってはかなりかゆくなったり、ひりひりしてしまうことがあります。

 

ただ、この副作用が皮膚が症を起こしている部分に塗った場合に起こります。しかも、その炎症の程度が強いほどプロトピックの副作用の大きくなってしまうのです。

だから本来ならば、炎症を抑える効果の高いステロイドで抑えてから、プロトロピック軟膏を用いるのが、正しい使い方なんです。

それでは、この副作用をどうすれば防ぐことができるのでしょうか?

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副作用を抑える方法

プロトピック軟膏の使用により起こる副作用は前章で紹介したように、「ヒリヒリ感やかゆみ」です。

この副作用を防ぐ方法をいくつか紹介していきたいと思います。

 

ステロイドを塗ってからプロトピックを塗る

プロトピックは皮膚が炎症を起こしてジュクジュクしているところに絶対に塗ってはいけません。先ほども紹介したように、ヒリヒリ感がとても強くなってしまいます。

お医者さんがこういった説明を省いてしまうことが多いのですが、炎症を起こしている部分はプロトピックの吸収性がよくて、一気に皮膚に浸透してしまうのです。

 

一般に、プロトピックはステロイドより皮膚への吸収が悪いです。だから、炎症を起こしていない部分にプロトピックを塗っても、副作用はあらわれないんですね。なぜならそれは、皮膚を通過していないからです。

 

さらに、プロトピックには発がん性物質も含まれていて、一気に皮膚へ浸透させてしまうと危険です。

炎症を起こしている部分に、塗ると薬の吸収率がいいので、血液中に成分が多く浸透してしまうから、控えるようにしましょうね!

また、これと同じ理由で、プロトピックの成分をあまりに多く吸収させないために体に使用することは控えなければならないのです。だから、顔や首などで多く使われているんです。

 

つまり、皮膚が炎症を起こしている場合は、まずはステロイドで炎症を抑えるのが基本です。ジュクジュクした感じが治まってから、プロトピックを塗るようにしましょう。

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抗アレルギー剤を飲む

抗アレルギー剤であるジルテックやザイザルなどと一緒に服用すると、プロトピックの副作用を抑えられるという報告があります。

ザイザルとは、花粉症や蕁麻疹、アトピーなどによく使われる抗アレルギー剤です。

このような薬とプロトピックを併用していいかは、かかりつけの医師の判断になると思いますが、これも有効な副作用を抑える方法となります。

 

まとめ

1人で広場を歩く

プロトピック軟膏を顔に使ったときの副作用についてお伝えしました。もしかしたら、少し難しい部分があったかもしれないので、しっかり読み返してみてください!

プロトピックは、ステロイドに比べて重篤な副作用がないことが利点です。しかし、炎症を起こしている部分に使ってはいけない点だけはしっかり覚えておきましょう。

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