お腹がぐるぐる鳴る4つの原因!病気の可能性もチェック!

足に手を当てている人

授業中や会議中など、静かな場面でお腹がぐるぐると鳴った経験は誰もがあると思います。お腹が空いて食いしん坊みたいで恥ずかしいですよね。

また、胃腸風邪をひいているわけでもないのによくお腹がぐるぐる鳴ったり、ゴロゴロ鳴るという方はいませんか?

 

体質だと諦めている方もいるかもしれませんが、何かの病気ではないかと心配な方もいると思います。

今回はお腹がぐるぐる鳴る原因についてお伝えします。原因がわかれば安心できることもあります。ぜひご覧下さい。

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胃のぜん動運動

足に手を当てている人

胃や腸などの消化器官では、食べたものを次の器官へ送り出すために筋肉の伸縮運動を行います。

これをぜん動運動といいます。胃に入ってきたものはぜん動運動により小腸へと送られています。

 

食べたものが小腸へ送られ、お腹が空くと、胃は次の消化に備えてぜん動運動を開始します。

この時、胃は空っぽの状態なので唾液などと一緒に入ってきた空気が動かされてぐるぐると音が出ます。

これが空腹時の音の原因です。

 

空腹時に鳴るのは病気ではありませんが、肝心な時に鳴ると緊張感がないと思われたり、恥ずかしい思いをしたりします。

どうしてもお腹の音を鳴らしたくない時はゆっくり消化される食事をとっておくと良いですよ。朝は時間がないからと、軽くパンなどを一気に食べて終了という方はいませんか?

 

パンは消化が早く、それ自体に空気を多く含んでいますので、空気と一緒に飲み込んでしまいお腹の音が鳴りやすくなります。ごはんをよく噛んで落ち着いて食事をとると良いですね。

また、一時的にお腹の中を膨らませることで音が出ないようにするという方法もあります。

これはお腹に意識を集中してしまうので他のことに集中できなくなる場合があります。これは、あくまでも緊急手段です。

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呑気症(どんきしょう)

空腹時に胃のぜん動運動で音が鳴るのは仕方がないことですね。空気を全く飲み込まないというのは難しいものです。

しかし、必要以上に空気を飲み込んでしまう呑気症という症状があります。

これは不安やストレスなどが原因で多量の空気を飲み込んでしまう症状です。空気を飲み込むとその分お腹が鳴りやすいのです。

 

呑気症は、職場でのプレッシャーなどから不安や緊張が生じ、強いストレスを感じた時に無意識に起こってしまいます。

思い当たる方は少しでもストレスを軽減できるようにリラックスできる時間を作るようにしてみましょう。

 

下痢や吐き気を伴う場合

振り返る女の人

お腹がぐるぐるなる場合で、下痢や吐き気を伴うときは、胃腸系の病気の可能性も考えられます。代表的な2つの原因について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

胃腸の機能低下

不安や緊張により強いストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れ胃酸を過剰に分泌させてしまうことがあります。

胃酸を分泌させる際にはぐるぐると音が鳴りますが、空腹であればこの音はより大きく聞こえてしまうのです。

 

この場合、お腹の音も気になりますが、胃腸の機能低下により下痢・嘔吐などの症状が現れることも多いので改善したいところです。

胃腸の機能を回復させるため、規則正しい食生活を心がけましょう。

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過敏性腸症候群

お腹がぐるぐる鳴ると同時に、胃の痛み・下痢・便秘などを伴う症状がある場合、過敏性腸症候群の疑いがあります。

消化状態によって大腸では多少のガスが発生します。便秘の方はこのガスが多く発生し、このガスが圧縮されることでぐるぐると音がします。

 

過敏性腸症候群は大腸カメラでの検査をしても異常が見られないため、ストレスなどによる心因性の原因で起こると言われています。

自身の環境の中で感じているストレスを少しでも軽減できるよう心がけましょう。

 

まとめ

空腹時にお腹がぐるぐる鳴るのは病気ではありませんが恥ずかしいですよね。食事の仕方を工夫すると解決するかもしれませんので試してみましょう。

空腹が原因でない場合は心因性による場合がほとんどですので、お腹が鳴っても気にしないようにして、少しでも自身が感じているストレスを軽減できるようにしていきましょう。

どうしても気になる場合は心療内科などで相談してみると良いですね。誰かに話すだけでも気持ちが楽になり、気にならなくなるかもしれません。

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