目頭の腫れに悩む人必見!赤く腫れる5つの原因
目頭が腫れは、細菌やウイルスなどの細菌が感染して炎症を起こしてしまっていることが多いです。
このような場合は放っておくとさらに炎症が悪化し腫れや充血、目の痛みなどが出てきて悪化してしまいます。
なので、目頭の腫れが出てきたらしっかりと原因を解明し早めに対処していきましょう。
そこで、ここでは目頭が腫れる原因について分かりやすくお伝えしていきます。
結膜炎
結膜とは、白目とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜のことを言います。この結膜が感染やアレルギーによって炎症を起こすと結膜炎になってしまうのです。
この結膜炎によって目頭が腫れてしまうことがあります。他にも、白目の充血や目やにが特徴的な症状となります。
結膜炎は炎症を起こす要因によってさまざまな種類に分類されています。そこで、それぞれの症状や原因を中心に見ていきましょう。
細菌性結膜炎
結膜に黄色ブドウ球菌などの身近な細菌が感染して炎症を起こしてしまう目の病気です。
目頭やまぶたの腫れ、黄色くネバネバした目やに、充血などの症状が出ます。
抗生物質の点眼液で治療することで数日〜1週間で治ることが多いです。
流行性角結膜炎(はやり目)
感染力が強いアデノウイルス8型の感染によって起こります。伝染力が強いので、学校や職場などの人が集まる場所で集団感染してしまうケースも多いです。
目の違和感やまぶたの腫れ、充血などの症状が出ます。
咽頭結膜炎(プール熱)
アデノウイルス3型の感染によって発症し、プールなどで広まることが多いことからプール熱とも言われています。
典型的な結膜炎の症状の他にも喉が赤く腫れたり、38℃以上の高熱が出ることもあります。
急性出血性結膜炎(ウイルス性結膜炎)
エンテロウイルス70型の感染によって起こり、激しい充血が特徴的な症状です。他にもまぶたなどでの腫れも起こります。
一般的にウイルス性結膜炎は伝染力が強く、手で目をこすったり、顔をタオルで拭いたりするときに感染してしまうことが多いです。
さらに、有効な点眼薬もないため治療に1〜3週間ほどかかってしまいます。
アレルギー性結膜炎
過敏に身体が反応してしまうことをアレルギー反応と言います。
アレルギー反応が起こる原因物質(アレルゲン)が結膜に接触することで、炎症が起こることでアレルギー性結膜炎になってしまうのです。
アレルギー性結膜炎はさらに、通年性と季節性に分けることができます。
通年性の場合はダニやカビ、ホコリなどがアレルゲンとなることが多いです。一方で、季節性の場合はスギなどの花粉がアレルゲンとなることがほとんどです。
どちらの場合もまぶたや目頭の腫れ、かゆみ、充血などが出てきますので注意しなければなりません。
涙嚢炎(るいのうえん)
涙は、目頭から涙小管と呼ばれる細かい管に入って、目と鼻の間にある涙嚢という部分に集まります。
さらに、涙嚢に溜まった涙は鼻と目の間にある鼻涙管を通って、鼻へと流れていくのです。
しかし、何らかの原因でこの鼻涙管が詰まってしまうと、涙嚢にたまった涙に細菌が感染し涙嚢炎になってしまうのです。
涙嚢炎の根本的な原因である「鼻涙管の詰まり」は鼻炎や蓄膿症、あるいは結膜炎の悪化が要因で起こりやすいです。
麦粒腫:ものもらい、めばちこ
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とは、一般的に「ものもらい」や「めばちこ」と呼ばれている目の病気です。
まつ毛の根本にある脂腺や汗腺に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染することにより起こります。
初期症状では、目頭やまぶたの腫れが起こり、症状が悪化するにつれて赤みや腫れが強くなり、充血、痛み、目のゴロゴロ感などが出てきます。
ものもらいは多くの人が感染する身近な目の病気です。ものもらいを発症しないような予防あるいは、発症してからの対処法として以下のことを心がけましょう。
- 目の周りを清潔に保つ
- 手で目をこすらない
- メイクはしっかり落とす
- コンタクトレンズを清潔に保つ
- 目に違和感があるときは飲酒や刺激物の食事は避ける
特に、栄養不足や風邪などで身体の免疫力が低下しているときに感染しやすいので気をつけなければなりません。
霰粒腫:めいぼ
霰粒腫(さんりゅうしゅ)も、ものもらいの一種で「めいぼ」とも呼ばれています。
霰粒腫は麦粒腫とは違い、通常痛みはなくまぶたや目頭にコリコリとした腫れが生じるのが特徴的です。
ただし、腫れで炎症が起こると痛みも生じ麦粒腫と似たような症状が出てきます。
むくみ
目をこすりすぎてしまったり、血行が悪かったり、睡眠不足、寝すぎ、水分のとりすぎ、などによってまぶたがむくんで、目頭が腫れてしまうことがあります。
このようなまぶたのむくみが原因となっている場合は、目の周りのツボを押したりマッサージをして血行を促進することで改善させることができます。
目頭の下にあるくぼみのツボを軽く押してみましょう。3秒間ほど軽く押す動作を3回程度繰り返すことで血行促進が期待できます。
また、刺激の弱い目元専用のクリームなどを使って目の周りをマッサージすることもおすすめです。
ただ、目の周りはとてもデリケートなので目を傷つけないように注意しましょう。
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