食あたり発症までの時間は?意外な潜伏期間も公開!
6月に入って暑くなってきました!気分は夏の気分になりつつありいいのですが…。「食あたり」が怖い季節にもなってきました。
特に、子供がいると気になりますよね。食あたりの発症までの時間はどれくらいなのでしょうか?
今回は、食あたりまで発症までの時間や、注意すべきことについてお伝えしていきたいと思います。
食あたり発生までの時間
食あたりの原因となる食べ物を食べてから、実際に発症するまでの時間は、30分~8日間といわれています。
ずいぶん時間に差がありますよね。それには理由があります。
それは、原因となる菌と食べてしまった量によって変わってくるからです。では、一つ一つ代表的な食あたりの原因となる菌について見てみましょう。
食あたりを引き起こす細菌と潜伏期間とその症状
カンビロバクター
潜伏期間は1~7日間です。
症状は嘔吐、腹痛、下痢です。
腸炎ビブリオ
潜伏期間は10~20時間
症状は嘔吐、腹痛、下痢、粘血便です。
サルモネラ菌
潜伏期間は6~48時間です。
症状は嘔吐、腹痛、38度位の発熱、下痢、粘血便です。
腸管出血性大腸菌(O157など)
潜伏期間は3~9日間です。
症状は嘔吐、出血を伴う下痢、腹痛、38度以上の発熱です。
セレウス菌(下痢型)
潜伏期間は6~16時間です。
症状は水溶性の下痢、腹痛、腹部のけいれんです。
ウェルシュ菌
潜伏期間は6~15時間です。
症状は腹部のはり、腹痛、下痢です。
ボツリヌス菌
潜伏期間は6~15時間です。
症状はものが二重に見える、弱視、言葉がしゃべりづらい、耳鳴り、
呼吸困難、唾液や汗の分泌障害です。
セレウス菌(嘔吐型)
潜伏期間が30分~6時間です。
症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹部のけいれんです。
ブドウ球菌
潜伏期間は2~4時間です。
症状は悪心、嘔吐、下痢です。
いかがですか、みなさん?
菌によって潜伏期間が異なっていますよね。その違いを念頭に置いておいてください。
食事に注意して食あたり対策!
食あたりの90%は細菌によります。
「腐敗」はわかりますよね。目で観察したり、鼻で臭いをかげばわかります。
しかし、細菌は目に見えますか?目には見えません。ですから、見た目や臭いでわからないのです。
食あたりは生鮮食品からきます。
肉類や魚介類、卵などで熱がきちんと通ってないものを食べて、食あたりになってしまうことがほとんどです。
例えば、腸炎ビブリオです。
腸炎ビブリオは海水中に生息し、温度に弱い細菌です。刺身など、生の魚介類を食べて感染する恐れがあります。
また、缶詰や真空パックだから安心ではないのです。
ボツリヌス菌は缶詰、瓶詰、真空パックなどを原因として、食あたりが発生しています。
それで、以下の点を注意してください。
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上記の10のポイントに注意すれば食あたりを避けることができます。しかし、万が一食あたりになってしまった場合には適切な処置をしましょう。
お医者さんに頼ることも大切です。
まとめ
食あたりが発症する時間や対策法についてお伝えしました。
特に梅雨の時期から夏場の時期は食あたりが発生しやすく、入念な注意が必要です。
今回紹介したチェックポイントを確認しておくようにしましょう。