その物忘れが激しい原因はストレスかも!年代別に病気の可能性を解説

ベッドの上でメガネを見ている人

年齢に関係なく、物忘れが激しいと日常生活でも困ることが多くなり、また病気ではないかと不安にもなりますね。

ニュースでもよく聞く認知症は高齢者で発症するイメージがありますが、若い世代でも発症する可能性があります。

 

今回は、物忘れが激しいときの原因と病気の可能性についてお伝えしていきます。

まだ若いから大丈夫だと放置していると、病気が進行してしまうこともあります。年代別に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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10代~20代で物忘れが激しいときの原因

睡眠不足

ベッドの上でメガネを見ている人

10代~20代ぐらいで物忘れがひどい場合、まさか病気だとは思わず、疲れているせいだとか、うっかり忘れていただけだと放置しがちです。しかし、若い世代での物忘れにも注意が必要です。

若い世代での物忘れの原因は睡眠不足であることが多々あります。

10代~20代というのは、どんどん知識を増やしている時期であり、進級・入学・就職などなど様々な環境の変化が次々とある時期でもあります。

 

このように多くのエネルギーを必要とする時期には睡眠は非常に大切です。就寝時間は、ひと昔前なら、小学生は9時、中学生は10時などとある程度決めて保護者が就寝させるのが当たり前でした。

しかし、家庭の事情であったり、テレビやゲームの普及によって質の良い十分な睡眠がとれなくなっている若者が増えています。毎日の睡眠が十分とれないと、記憶力は低下していきます。

 

若いのに物忘れが激しいという場合は、まず生活習慣を見直してみましょう。

十分な睡眠がとれているか、食生活のバランスは良いか、大きなストレスを抱えていないかなどをチェックしてみましょう。そして、体に負担がかからないような生活を取り戻しましょう。

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ストレス

10代~20代の方は、学校や職場でさまざまなストレスを外部から受けていることが多いです。

ストレスは体にとって害悪ですが、このストレスが原因でひどい物忘れを引き起こしている可能性もあります

 

また上記の睡眠不足と伴ってストレスが蓄積してしまっていることも多いです。対策としては、しっかりと睡眠を取ることを心がけるとともに自分なりのストレス解消法を見つけてみることも大切です。

  • 趣味に没頭する
  • 適度に運動する
  • ゆっくり安静になる

心身ともにリラックスできるようひとりの時間を作っていくことは脳にも良い影響を与えるのです。

 

若年性健忘症

十分な睡眠がとれ、生活習慣を見直してみても激しい物忘れが改善されない場合、病気の可能性があります。

若年性健忘症は、脳への刺激が少ない・過度のストレス・頭部の損傷などが原因で生じます。中でも脳への刺激が少ないというのは原因としてわかりにくいですね。

 

世の中は便利になり、難しい計算を紙に書いてすることもなくなり、わからない漢字を辞書で調べなくても勝手に変換されたりします。

インターネットや携帯電話の普及で、行動も最小限ですむようになりました。

このように、自分で考えて行動しなくても、話を聞くだけ・画面をみるだけなどの受け身で日々をやり過ごすことができる世の中になっています。

 

仕事をする際にも指示通りの仕事をこなすだけで良いので、機械や道具の使い方・スキルを上げるだけで良く、アイディアを求められない場合がほとんどです。

このような環境の中で生活をしていると、脳は刺激を受けなくなり衰えてしまいます。少しでも脳を刺激すような対策をしていきましょう。

人と接する時間を多くしたり、ペンを持って文字を書くということを意識してみたり、気になったことは辞書で調べてみるなど、脳への刺激を意識した行動を心がけましょう。

 

若年性アルツハイマー型認知症

風船を持っている女の人

アルツハイマー型認知症は、脳が萎縮することで生じます。しかし、原因や治療法は解明されていません。

65歳以上で発症したものは老人性アルツハイマー型認知症を言われていますが、18歳~64歳までで発症した場合には、若年性アルツハイマー型認知症と呼びます。

 

アルツハイマー型認知症は確立された治療法がありませんが、その進行を遅らせることはできます。しかし、発症年齢が若いほどその進行は早く、進行してしまった場合は治療ができません。

若いから大丈夫だと放置していると、あっという間に進行してしまうということもありますが、行動障害・人格崩壊なども見られ、周囲も非常につらい病気です。

 

早期発見・早期治療開始が一番大切です。不安があれば早めに医療機関で相談しましょう。こちらの記事もぜひご参考ください!

参考:若年性アルツハイマーの初期症状は?20代で行う予防法!

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30代~40代でのひどい物忘れ

30代~40代は、家庭をもったり、安定して仕事をしたりする世代です。何かに没頭したり、自分は後回しで家族優先の生活をしたりして無理を重ねる時期でもあります。

この世代での物忘れはやはり、睡眠不足や過労、ストレスが原因となっている場合が多いです。

 

激しい物忘れは、自身の体に負担がかかっているサインともとれます。生活リズムを見直し、十分な休息をとるように心がけてみて下さい。

30代~40代でも若年性アルツハイマー型認知症の可能性はあります。

同じことを何回も繰り返したり、毎日通う会社への道がわからなくなるなどの激しい物忘れや、性格崩壊(別人のように怒りっぽくなるなど)が現れた時は早めに医療機関で相談しましょう。

 

また、最近過労やストレスが溜まっているなと感じる方はぜひこちらの記事もご覧になってください!

参考:疲れやすい…と感じたときに疑うべき病気の原因と改善方法!

 

50代での物忘れは病気に注意

若年性アルツハイマー型認知症

若年性アルツハイマー型認知症は、18歳~64歳までに発症した場合をいいますが、50代で発症する場合が最も多いです。

子供が就職したり家庭を持ったりして、家族構成が変わり、発見が遅れる場合も多々あります。早期発見・早期治療開始が重要ですので放置しないようにしましょう。

 

更年期障害

街中を歩く女の人

更年期障害は50代の女性に多く見られ、その症状は多岐に渡ります。物忘れもその症状の1つです。

更年期障害による物忘れは、鍵を閉め忘れたり、うっかりミスが増えたりといったものが多くなります。特に女性の更年期障害では物忘れという症状が多く見られます。

 

子供に手がかからなくなったりして生活のハリを失う方も多いですが、新しい趣味を見つけたり、友人との時間を増やすなど、新しい生活のハリを作ることが大切です。

ストレスも症状を悪化させますので、一人で抱え込まず、家族や医療機関に相談するようにしましょう。

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60代以上での激しい物忘れの原因は?

年齢とともに体の衰えを感じるのは誰でもあるでしょう。そして加齢のせいで物忘れが激しいということも多いです。

60代で物忘れが激しい場合、加齢のせいなのか認知症なのか、判断が難しいですね。

昨日の夕食のメニューが思い出せないというのは、加齢による記憶力の衰えと考えられますが、食事をしたことを忘れてもう一度食事をとろうとしたりするのは脳の萎縮によるアルツハイマー型認知症と考えられます。

 

アルツハイマー型認知症による物忘れは、毎日行ってきた大切なことをまるごと忘れてしまうなど、大きな変化をもたらします。

それでも本人は気づきにくいものですので、家族など周囲の人が何か様子がおかしいと感じたら早めに医療機関へ連れていいってあげましょう。

 

まとめ

物忘れについて年代別にまとめてみましたがいかがでしたか。物忘れというと高齢者の認知症を思いつく方が多いでしょう。

しかし、物忘れをする病気は認知症だけではありません。そして高齢者だけの病気でもありません。

ひどい物忘れに悩んでいる方は、気のせいだと放置せず、早めに医療機関で相談しましょう。

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