溶連菌感染症の薬の飲み忘れに注意!飲まないと悪化する?

コーヒーを飲んでいる人

溶連菌感染症にかかって病院へ行くと、症状にあわせて解熱剤や喉の痛みを治す薬を処方してもらえるはずです。

それに加えて、溶連菌を退治する抗生物質がもらえます。

その抗生物質の飲み方について注意しなければならない点がいくつかあるので、今回は溶連菌感染症の薬の飲み方についてお伝えしていきたいと思います。

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溶連菌の薬を飲み忘れた場合

medicine

溶連菌の薬を決められた時間に飲み忘れてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

その場合は、気づいた時点で服用してください。この理由を以下で説明していきますね!

 

溶連菌が繁殖しないようにするために

溶連菌感染症にかかったら、どんな症状でも溶連菌を退治する抗生物質を処方してもらえます。この抗生物質の成分が、体内で溶連菌に作用して死滅させる効果を持っているのです。

つまり溶連菌感染症を治すためには、抗生物質が溶連菌に対して常に作用しつづける環境をつくることが治療の秘訣になります。

 

抗生物質を処方されたら種類によるのですが、「1日に3回食後に服用してください。」と言われることが多いと思います。

これは一定の時間間隔をあけて飲むことにより、血液中に抗生物質ができるだけなくならないようにしているからです。

 

ので、もし溶連菌の抗生物質を飲み忘れてしまったら、気づいた時点で服用することが重要です。あまり長い時間抗生物質を服用していないと、再び溶連菌が増殖を始めてしまうチャンスを与えてしまうのです。

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用法容量について

ただし、用法容量は守ってお使いください。飲み忘れたからといって、1度に2回分飲んだり、短い間隔で2回服用したりするのはよくありません。

もし、その日にある程度の間隔をあけて飲むことができないようだったら、次の日に繰り越しても問題ありません。

 

子供が抗生物質を吐いてしまう場合

浜辺を歩く家族

抗生物質は独特な苦みがあるので、小さなお子さんですと服用が難しいこともあります。この場合は、薬を市販のカプセル入れてあげることにより苦みを感じずに飲ませることができます。

カプセルの量が少し多くなってしまうと思いますが、こちらのほうが楽だと思います。

 

また、薬を飲むためのゼリーも販売されています。甘い味がするゼリーと一緒に薬を服用するので、独特な苦みを感じずに飲むことができます。

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溶連菌を薬を飲む期間

溶連菌感染症になり、正しい治療薬を服用したら2、3日で体調が回復することもあり、その後は薬の服用をやめてしまう人が多いです。しかし、これは再発してしまう可能性が高いです。

 

抗生物質は先ほども述べたように、溶連菌自体を攻撃する薬です。溶連菌感染症の症状が和らいでも、溶連菌はまだ体内に存在しています。

 

抗生物質を服用していることにより、確実に溶連菌の数は減ってきているのですが、この服用をやめてしまったとたん、
再び溶連菌は増殖を始め、症状が再発してしまうのです。

したがって、症状がおさまっても処方された薬はすべて使い切ることが大切です。

解熱剤やのどの痛みを抑える薬は、症状がおさまったら使用をやめてもいいのですが、抗生物質の場合は必ず処方された物をすべて使いましょう!

 

溶連菌感染症の症状はどんなものがあるのか分かりにくいと思うので、以下で詳しく説明しています!
→【溶連菌感染症の症状や自然治癒について

 

溶連菌の薬の副作用

man2

抗生物質には副作用があります。溶連菌の抗生物質の副作用で代表的なものとして、下痢があります。

 

これは大腸にいる便を固めてくれる菌までが抗生物質で退治されてしまうことが原因です。これは避けようがないことですので、症状が軽い場合は我慢することが必要です。

ただし、症状が重く、脱水症状になるような場合は使用を中止して、医師に相談するようにしてください。

 

まとめ

現在、溶連菌の抗生物質が開発されたことにより、適切な処方をすれば簡単に治すことができるようになってきました。

しかし、適切な飲み方をしないとなかなか治すことが出来ません。特に、症状が治ったら抗生物質を飲むのを止めてしまう方が多いので、注意するようにしましょう!

 

また、感染しないようにするために予防することが大切です。溶連菌感染症の予防法についても見ておきましょう!
→【溶連菌感染症の予防法や感染経路について

 

溶連菌以外の子供の発熱についてはこちらでお伝えしています。
→【子供の熱が下がらないときの対処法一覧

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