蕁麻疹が顔や全身に出たら何科の病院に行くべき?対処法は?
蕁麻疹が突然、顔だけにあらわれたり、全身にあらわれたりしたら焦りますよね!特に原因となる心当たりがないこともよくあると思います。
「そのうち治るだろう、、、」と放っておいたら、重度化したり、他の皮膚病を引き起こしたり大事になることもあります。身に覚えがない蕁麻疹が体に現れたらすぐに病院へ行きましょう!
そこで、今回は蕁麻疹が顔にでたり、全身にでたときの対処法や何科の病院へ行けばいいのかということについてお伝えしていきたいと思います。
蕁麻疹の3つの対処法
蕁麻疹が出てしまった場合はどのように対処すればいいのでしょうか?焦らずに正しい方法で対処していきましょう。
患部を冷やす
まずは、患部を冷やすようにしましょう。患部の範囲が狭い場合は、氷を当てたり、タオルを氷水に浸して当てたりするといいですね。
ただし、蕁麻疹が全身に出て、広範囲な場合は全て冷やすことが難しいと思います。この場合は、特にかゆみが強い部分や炎症が強い部分を集中的に冷やすようにしましょう。
全身に冷水を浴びるという苦行も我慢できれば効果的ですよ!我慢できればですが、、、。
患部を冷やすことによって、かゆみはだいぶ治まると思います。掻いてしまうとさらに悪化してしまうので、かゆくても掻くことは我慢してください!
ひとつ注意しなければならないことがあります。
それは、冷えたことが原因の蕁麻疹の場合は、冷やすことにより症状が悪化してしまうのです。これを寒冷蕁麻疹といいますが、この場合は、逆に温めるようにしましょう。
蒸しタオルなどを作って患部に当てると効果的ですよ!
体を休める
蕁麻疹になってしまう原因は、いろいろあるのですが疲労やストレスによって発症してしまうこともよくあります。
このような心当たりがある人は、体を精神的にも、肉体的にも休めるように心がけましょう。
人によって1時間で治る場合もあるし、数日経っても治らない場合があるのですが、蕁麻疹の完治のために休養はとても大切なこととなります。
食べ物、飲み物に気をつける
ある食べ物が原因で蕁麻疹が出てしまうことがよくあります。その食べ物は発症したら絶対に食べないようにしましょう。
また、症状を抑えたり、予防のために栄養を多く含む食べ物を食べることも大切です。栄養をたくさんとれば、免疫力がつき、蕁麻疹になりにくくなり、発症してしまった場合も軽度な症状ですむようになります。
このように免疫力をつけるためには、緑黄色野菜の摂取が必須です。できれば、その時期の旬の野菜を多く食べることをおすすめします。
また、蕁麻疹が出た場合はアルコールの飲酒は厳禁です。蕁麻疹は肝臓が悪くなると、発症するともいわれています。アルコールによって肝臓の機能が低下するので、蕁麻疹が出やすくなってしまいます。
また、どうして蕁麻疹になってしまったのか?ということを解明することが蕁麻疹を早く治すためには大切です。
こちらで蕁麻疹の原因や種類について詳しくお伝えしているのでぜひ参考にしてみてください!
→【蕁麻疹の3つの種類とは?】
蕁麻疹が出た場合は何科の病院に行くべきか
蕁麻疹が出た場合は上記のような対処法を実践しつつ、病院へも行くようにしましょう。
まずは、蕁麻疹は皮膚の病気なので、皮膚科で受診することをおすすめします。適切な塗り薬などを処方してくれると思うので、まずはそちらを試してみましょう。
ここで注意したいことがあります。それは、ほとんどの場合、発症してしまった原因の解明はできないということです。
蕁麻疹の原因はとても多く、どれが原因となっているのか知ることはとても難しいです。したがって、処方してもらった塗り薬があまり効かないこともよくあります。
その場合は、再び皮膚科に行って、他の塗り薬を処方してもらうか、アレルギー科に受診するようにしましょう。
アレルギー科は皮膚科と違って、大きな病院などにしかあまりないと思うので、行くことが難しいかもしれません。アレルギー科はその名の通り、アレルギーに特化したところですので、より原因が分かりやすくなります。
続いて、そこで処方してもらった薬を試してみてください。
他にも「最近、疲労やストレスがたまっている、、、」という方は、心療内科に受診してみるのもひとつの手です。先ほども述べたように、疲れやストレスが原因で蕁麻疹が発症している場合があります。
この場合は、塗り薬を塗ってもあまり効果は得られません。精神的な治療をしなくてはいけないので、不安を抑えたり、気持ちを和らげる飲み薬が有効になります。
心療内科で蕁麻疹を相談したら、このような薬を処方してくれると思うので、ぜひ試してみてください!
まとめ
蕁麻疹は本当に原因が分かりにくい病気で、どう対処すればいいのか、どの病院の何科に行けばいいのか迷われると思います。
対処方法として押さえておくべき点は、
- 冷やす
- 体を休める
- 食べ物、飲み物に気を付ける
の3点です。
そして、病院へ行くときは、皮膚科に行くようにしましょう。それでも治らなかったら、アレルギー科や心療内科を試してみてください。
また、子供の蕁麻疹以外の湿疹がでる病気については以下で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
→【子供に湿疹があるときの病気一覧】