左の背中の痛みの原因!ストレスが影響しているかも?

空を見上げる女の人

背中の左側に痛みを感じてしまうのはなぜなのでしょうか?

特に、打撲などの心当たりがない場合は内臓系の病気かもしれません。そのような場合は、早めの対処が必要です!

そこで、今回は、背中の左側に痛みを感じるときの原因についてお伝えしていきたいと思います。

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背中の左側が痛くなる12の原因

ストレスによる影響

空を見上げる女の人

ストレスをためこんでいることが原因になってしまうこともあります。ストレスによる胃に悪影響がでることが多いです。

よって、胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの病気になっている可能性もあります。

胃の痛みは一般的に腹痛としてあらわれることが多いと考えられていますが、左側の背中に痛いを感じることもよくあります。

 

ストレスだけでなく、偏った食生活、細菌の感染などの影響により胃で炎症が起きてしまうと胃炎になります。

さらにこの胃炎が悪化して腫瘍ができてしまうと胃腫瘍や胃がんとなります。

キリキリと痛みが長引く場合は、一度病院で診察を受けるようにしましょう!

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姿勢が悪い

姿勢が悪いと肩甲骨や背骨に異常な負担がかかり、痛みが生じることがあります。デスクワークが多い方は集中していると知らず知らずのうちに姿勢が悪くなっていることが多いです。

肩甲骨にも痛みが生じる場合は多いのでぜひこちらの記事も併せてご覧ください。

参考:左肩甲骨に痛みがする6つの原因!突然の痛みは何かの病気かも!

 

胃炎

胃炎は、胃の粘膜がさまざまな原因によって炎症を起こしてしまう病気です。

胃炎により左側の背中に痛みが生じることがあります。他にも、胃のあたりに不快感や吐き気が主な症状としてあげられます。

発症する原因としては、大きく分けて「外部からの刺激による影響」「内部からの影響」に分けることができます。

 

外部からの刺激による影響としては、

  • アルコール・コーヒー・辛い食べ物などの過剰摂取
  • 喫煙
  • ストレス

内部からの影響としては、

  • 風邪やインフルエンザからの影響
  • 食物アレルギー

などがあげられます。

 

特に不規則な生活を繰り返したり、休養を十分に取れず疲労がたまってストレスにより胃炎になってしまうことが多くなっています。

刺激物の飲食を避け、胃を休めてあげることが治療への第一歩です。

軽度な胃炎の場合は1日程度の絶食を行うことで治ることも多いですが、症状が重い場合は病院で治療をしてもらうことをおすすめします。

 

胃潰瘍

後ろを向いてる女の人

通常、胃は胃粘膜を分泌して胃酸から胃自身を守っています。しかし、何らかの原因により胃酸が胃粘膜まで消化してしまい胃に潰瘍ができてしまう病気です。

胃潰瘍になると、背中の左側に痛みを生じたり、腹部が痛くなったりします。特に食事中や食後に痛みが出やすいです。

他にも、吐き気や胸やけなどの症状も表れやすくなります。

 

胃潰瘍になってしまう根本的な原因は自律神経の乱れです。

ストレスや疲労により自律神経の働きが乱れることで、胃酸が胃粘膜まで消化してしまうのです。

 

胃がん

胃がんは初期症状が表れにくい病気ですが、みぞおちや背中に痛みが生じたり、吐き気を感じたりします。

このように症状は胃炎や胃潰瘍と似ていますが、悪化すると命にかかわる病気なので注意しなければなりません。

 

がん発生の詳しいメカニズムは解明されていませんが、胃に存在するピロリ菌が影響を及ぼしていると考えられています。

ほかにも、過剰なストレスを受けていたり、喫煙をしている方、家族や親戚で胃がんを発症した人がいる場合には注意しましょう。

また、40歳以降で胃がんを発症するケースが多いというデータがあります。

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十二指腸潰瘍

十二指腸は、胃で消化された食べ物が入ってきてさまざまなホルモンなどを分泌する消化器官です。

ストレスなどが自律神経を乱すことにより、十二指腸の粘膜がただれてしまうことにより潰瘍ができてしまうのが十二指腸潰瘍という病気なのです。

 

このように十二指腸潰瘍は胃潰瘍と原因や症状はとても似ています。ただ異なる点は、発症しやすい年齢層が違うということです。

胃潰瘍は40歳以上の年齢層が高い世代で発症しやすいのに対し、十二指腸潰瘍は20~40代の若年層で多く発症すると言われているのです。

これは、若い世代の方が胃酸の分泌が活発であり、自律神経の乱れで十二指腸の粘膜をも消化しやすいからだと考えられています。

 

狭心症

背を向ける女の人

心臓は体の左側にあるので、心臓になんらかの異常があった場合、背中の左側に痛みを感じることが多いです。

痛みの特徴としては、ずっとズキズキ痛みを感じるのではなく、たまに発作のような感じで短い間痛くなります。

またその他の症状として、頭痛、吐き気、息切れなどがあるのも特徴的です。

 

狭心症は心臓に十分な血液が送られなくなり、心臓が酸欠状態になってしまうことが原因です。

多くの場合、動脈硬化といって血管がつまってしまうことにより、血液が送られなくなってしまいます。

 

動脈硬化になりやすくなる原因は以下のようなことがあります。

  • 高血圧
  • 糖尿病を発症している
  • HDL(善玉コレステロール)が血中に不足している
  • 喫煙
  • 肥満
  • 運動不足

これらの要因は、心筋梗塞の原因ともなります。

心筋梗塞も心臓の病気なので、前兆として左側の背中に痛みを感じることがあります。

 

心筋梗塞の痛みの特徴は、狭心症の場合とは逆で30分以上の長い痛みが続きます。

心筋梗塞と狭心症も生活習慣病のひとつで、日頃の生活習慣を改善していかなければなりません。

 

膵臓の病気

手を組んでいる人

膵臓も体の左側に位置している臓器です。膵臓の病気としては、膵炎や膵臓がんがあります。

このような膵臓の病気は自覚症状がなかなかなく、早期に発見することが難しい病気となっています。

 

初期症状として、左側の背中の痛みや吐き気、下痢などがあげられます。

膵臓の病気になってしまう原因は、未だに明確に断定されていません。

 

しかし、大きな要因として不健全な食生活が考えられています。

「脂肪を多く含む食べ物をたくさん食べる」といった偏った食生活を続けていると、膵臓に悪影響を与えてしまいます。

バランスのとれた食事を心がけることが大切ですね!

 

脾臓の病気

あまり認識がない臓器かもしれませんが、脾臓は体の左側の肋骨の下あたりに位置しています。

脾臓が悪くなる原因はさまざまあり、初期症状に気づきにくいかもしれません。

 

そこで、以下で脾臓の影響で背中に痛みを感じる原因を詳しくお伝えしています!

参考:脾臓が悪いと背中に痛みが?!4つの原因を紹介!

 

心筋梗塞

猫の服を着ている人

心臓は体の左側に位置しているので左背中や左胸、左肩のあたりに痛みが生じることが多いです。

心筋梗塞は激しい痛みが特徴的です。今までに経験したことのないような、激しい痛みを感じた場合は早急の対応が重要です。

 

心筋梗塞は簡単にいうと、心臓の血管が詰まり組織が壊死してしまう病気です。この場合、一刻も早く血流の流れを戻してあげる必要があります。

近年は、さまざまな施設にAEDが設置されていますので万が一のときには1秒でも早く使用して、心臓の働きを蘇生させましょう。

 

打撲

打撲などの外的な原因で左背中に痛みを生じている場合もあります。背中は自分では目視しにくいので、気づかないうちに青あざができていたというケースもありえます。

つまり背中を打ち付けたなどの自覚症状がない場合でも、痛みが生じる場合があるのです。

例えば、別の部位をぶつけた影響で骨が歪み背中の左側に痛みが出ていたり、寝ている間にどこかにぶつけてしまったという場合があります。

 

筋肉痛

普段、運動をあまりしていないと少しの運動で筋肉痛になってしまいます。

例えば何か重い荷物をもったり、ランニングを行ったりすることで背筋を使うので背中が筋肉痛になってしまうのです。

マッサージやストレッチを行うことで筋肉を柔らかくほぐしてあげると改善に向かうでしょう。特に入浴後は血流の流れが良いので効果的です。

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症状別で原因をチェック!

吐き気があるとき

吐き気がある場合は胃や膵臓の病気が考えられます。なので背中の痛みとともに吐き気がある場合は注意しなければなりません。

「胃炎」「胃潰瘍」「胃がん」「膵臓炎」「膵臓がん」などが当てはまる病気になりますのでぜひ上記でチェックしてみましょう。

 

下痢があるとき

下痢がある場合は、胃や膵臓の病気である可能性があります。特に膵臓炎や膵臓がんなどの膵臓の病気は症状がなかなか表れにくいです。

下痢が出るといった初期症状をしっかりとチェックすることで早期発見につながります。

 

息苦しいとき

息苦しさを感じる場合は心臓の病気が考えられます。狭心症などでは背中の痛み、息苦しさとともに動悸やめまいなどが生じることも多いです。

 

咳や深呼吸すると痛いとき

咳や深呼吸などをした衝撃で痛みが生じる場合は心臓の病気や骨の歪みなどが考えられます。特に咳だけで痛みが出るのはかなりのストレスに感じてしまいます。

このような衝撃だけで痛みがある場合は症状が悪化してしまっている可能性が高いので早期に対処するようにしましょう。

 

まとめ

背中の左側に痛みを感じる原因についてお伝えしました。

今回紹介したように左側の背中の痛みは内臓系の病気になっている可能性があります。

打撲などの心当たりがなく、痛みが長引いている場合は一度病院で受診するといいでしょう。

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