親指の付け根の突き指が治らない!正しい処置の方法は?
「アイタタタタッ!」、バレーボールを楽しんでいたら、不意に「突き指」をしてしまいました。みるみるうちに指が腫れていきます。ジンジン指が痛みます。
突き指は痛いですよね。
そこで今回は、親指の付け根の突き指に対する効果的な処置の方法をお伝えしていきたいと思います。
正しい突き指の処置の仕方
突き指をしてしまったときには、どのように応急処置をしたらよいのでしょうか?
まずは、アイシングです。氷水にタオルなどを浸して絞りアイシングをしましょう。ビニール袋に氷を入れたり、保冷剤を使うことも有効的です。
次にやることは固定することです。添え木をするなどしてテーピングをして固定しましょう。テーピングをしたら、患部を心臓より高い位置に置き安静にしましょう。
応急処置はアイシングをし、テーピングをして安静にすることです。ただし、テーピングをする際にはあまりきつく締め過ぎないようにしましょう。血行が悪くなると治りが遅くなってしまいます。
RICE処置
突き指したときの応急処置について考えました。その処置の仕方を支持するためですが、『RICE処置』という言葉を聞いたことがありますか?
RICE処置は突き指をしたときに行うべきことを示しています。
R:REST 安静
I:ICE アイシング
C:COMPRESSION 圧迫、固定
E:ELEVATION 拳上
です。
考え方は一緒で、大切なのはアイシングをして、固定し、拳上した状態で安静にすることです。
バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ドッジボール、野球、柔道、ラグビーなどの競技で突き指がしやすいです。
親指の付け根の突き指とは
親指を突き指してしまう人の約7割が付け根の部分を突き指すると言われています。この原因は、親指が他の指に比べて短く、太いという特徴が影響しています。
例えば、細く長い木の枝は真ん中で折れやすいですが、太く短い木の枝は折れにくいです。よって、親指では付け根の部分で突き指をしやすいのです。
また、親指は他の指よりも骨や筋がしっかりしているので、突き指をするためには大きな力が必要となります。しかし、その分突き指をしてしまったら症状が長引きやすいので注意が必要です。
突き指とは何でしょうか?突き指とは大きな外力が加わり関節を安定させる働きを持つ靭帯が部分断絶、もしくは完全断絶した状態のことを言います。
どうして腫れるのでしょうか?それは、内出血です。靭帯が損傷しているわけですから、内出血が起こるわけです。アイシングが大切なのもわかりますよね。
親指の付け根を突き指した場合には、長期間治療を要することが多いです。忍耐力が求められます。テーピングやサポーターをうまく利用して付き合っていきましょう。
突き指はくせになる?
突き指はくせになると聞いたことがあるかもしれません。果たしてそれは本当なのでしょうか?
正確に言えば、関節を固定する靭帯が緩くなっているというのが正解でしょう。私たちの体の各部分には靭帯組織が存在しています。
繰り返し伸ばしてしまうと徐々に靭帯の組成が、追い付かなくなってしまうわけです。
つまり、繰り返し同じ部分を突き指してしまうと、その部分はより突き指しやすくなってしまうということです。
まとめ
スポーツをする人は誰でも、一度は突き指になったことがあるのではないでしょうか?
突き指を予防することもできます。そのためにテーピングをあらかじめする人もいます。
しかし、万が一、突き指をしてしまったときには、今回考えたことを参考にしてください。キーワードは「RICE処置」です。そして、病院に行き先生の指示に従うことも大切です。