足に赤い斑点ができた!かゆくないときの病気は?
足にぶつぶつと赤い斑点ができてしまう原因はいったいなんなのでしょうか?特に女性の方だと足にできた湿疹のようなものは目立つのでなくしたいですよね。
ただの虫刺されなどでない場合は、血液などの病気であるので注意が必要です。
そこで、ここでは足にできた原因不明の赤い斑点について解説していきたいと思います。
単純性紫斑病
単純性紫斑病が発症すると足に赤い斑点のようなものが多数あらわれます。また、足だけでなく手にも赤い点が出ることもあります。
かゆみや痛みはほとんどないので放っておきがちな病気です。特に20代や30代の若い女性が発症しやすいのも特徴です。
紫斑病にはさまざまな種類があるのですが、特に足に発症しやすいのは単純性紫斑症です。
単純性紫斑症の場合は、赤い斑点があらわれる以外の症状はないので安心してください。発症してしまう原因としては、なんらかの影響により毛細血管が破れて内出血してしまったということが考えられます。
よって、対処法や治療法はビタミンCをしっかり接種して、血管が破れにくくすることが大切です。ビタミンCは柑橘系の果物や緑黄色野菜に多く含まれているので、これらを食事にたくさん入れるといいですね。
また、ビタミンCのサプリメントなどを摂取することも有効的です。
アレルギー性紫斑症
単純性紫斑症とは違って、赤い斑点以外にもさまざまな症状があらわれる可能性があるので注意が必要です。例えば、関節痛、腹痛などがよくあらわれ、悪化すると脳閉塞になってしまうこともあります。
斑点にかゆみはないので、注意してください。
症状が続く期間はだいたい4~6週間であることが多く、2ヶ月たてば完治することが多いです。
発症してしまう原因は、今のところ明らかになっていないのですが、ウイルスや細菌などに感染して私たちの免疫系の機能に異常が出てしまうことなのではないかと考えられています。
また、アレルギー性紫斑炎の患者の多くは、高校生以下の子供であることが確認されています。
大人でも発症することはあるのですが、統計的にはあまり多くない数値となっているのです。
特別な治療法は必要としていませんが、関節痛や腹痛などがひどい場合は、薬物療法を行います。
よって、アレルギー性紫斑症の疑いがある場合は病院でしっかりと診察を受けることが大切です。
鬱血性皮膚炎(うっけつせいひふえん)
鬱血性皮膚炎という病気を聞いたことがあるでしょうか?特に、ショップ店員の方などで立ち仕事が多いという人は要注意です。
また、男性より女性の方のほうがかかりやすいのも特徴的です。
症状としては、ふくらはぎやすねのあたりに赤い斑点が出てきます。また、他の症状として足にむくみを感じるようなことがあります。
足が赤くなってきたときにかゆみを感じる場合もありますが、中にはかゆくない場合もあるので痒さで判断をしないでください。
特にひざから下の方にむくみを感じ、それが数日間とれない場合で赤い斑点があらわれたときは鬱血性皮膚炎を疑ってみるといいです。
この病気になってしまう原因としては、足で血液が正常に循環できなくなることにあります。下肢静脈瘤といって、静脈で逆流が起きないようにするための弁が正常に機能しなくなってしまうのです。
対処法としては、圧迫したりマッサージを行うことにより足の血液が正常に循環できるようにしてあげることが大切です。
むくみを解消するためのストッキングを履いたり、毎日浴槽の中で足のマッサージを行うと血行が促進されるので効果的です。
まとめ
足に赤い斑点ができる原因について紹介しました。以上のような病気の他にも蕁麻疹であったり虫刺されが原因の可能性もあります。
これらについてはこちらで詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
→【蕁麻疹の原因や種類について】