朝がつらい!寝起きに腹痛になる原因は過敏性腸症候群かも!
いつも朝起きたら腹痛があって悩んでいる方はいませんか?
朝は時間がなくて大変なのに、腹痛は困りますね。朝一番からの腹痛は一日のやる気が大きくダウンしてしまいます。
そのような寝起きにお腹が痛くなる原因は過敏性腸症候群かもしれません。朝の腹痛は原因が分かれば安心できたり、対策することもできますので、ぜひご覧下さい。
過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)とは?
寝起きの腹痛の多くは過敏性腸症候群によるものです。これは、その原因がはっきりと解明されていませんが、ストレスが原因によるものと考えられています。
大きなストレスを抱えると自律神経のバランスが乱れます。それにより腸の機能が正常に働かなくなります。そして下痢や便秘などの症状が現れ、腹痛を感じるのです。
強いストレスを感じている人にとって、一日の始まりは非常に憂鬱なものでしょう。
本人は気づいていないかもしれませんが、寝ている間も学校や会社のことを考えてプレッシャーを感じたり、行き場のないストレスを感じている場合もあるのです。
寝起きの腹痛はストレスで窮地に追い込まれた体が発しているサインです。
会社に行かなくてはとか、学校を休めない、などと放置していると、返って治療に時間がかかることもあります。体のサインに気づき、対策を考えましょう。
朝の腹痛の治療法
朝によくお腹が痛くなる原因は、過敏性腸症候群であることが多いです。ここでは、このような腹痛の治し方について紹介していきます。
ストレスを軽減させる
過敏性腸症候群の治療は、一番の原因と思われるストレスを軽減することが大切です。我慢していたけれど実はとてもストレスに感じていることはありませんか?
人に話してみることで楽になることもありますので、よく考えてみましょう。そのストレスに気づくことで気持ちが楽になり腹痛がなくなることもあります。
とは言え、ストレスを完全に排除することはできませんね。それでも、少し考え方を変えてみることで変化が現れることもあります。
ストレスからの逃避ではなく、ストレスと付き合うように考えてみて下さい。
今置かれている立場から逃げられないのに逃げたいという気持ちが強いと、大きなストレスとなり自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
うまくいかないけど今は焦っても仕方がない…と気持ちを切り替えてみましょう。頑張りすぎないことがストレス軽減につながります。
このように考え方を一人で変えることは難しいかもしれません。そういう場合は心療内科などで相談してみましょう。
食生活を見直す
過敏性腸症候群には、下痢型・便秘型・混合型などがあります。この症状を少しでも軽減してあげましょう。そのためには、食生活を見直す必要があります。
刺激の強いスパイスのきいた食事や油分の多い食事は避けましょう。コーヒーや冷たい飲み物も腸の機能を低下させてしまいます。
しかし、水分をしっかり摂取することは大切です。ミネラルウォーターやお茶などを少しずつ摂取するようにしましょう。
朝の腹痛で朝食を抜くと返って食生活が乱れてしまいますので、ヨーグルトやお味噌汁などの喉通りの良いものだけでもとるようにしましょう。
適度な運動をする
自律神経のバランスをととのえるため、適度な運動をすることは効果的です。大きな負担がかからない程度の軽い運動を日課にしましょう。ウォーキングやヨガなどがおすすめです。
できれば朝起きたらまず軽い運動をすると腸がよく動き、機能が回復しやすくなります。少し早く起きて運動をする習慣をつけてみてはいかがでしょう。
薬物療法
自身でできることをやってみても効果がない場合は薬を試してみましょう。下痢や便秘の場合はその症状を軽減する薬を服用します。乳酸菌製剤は、腸内細菌のバランスを整えることができます。
セロトニン3受容体拮抗薬は体内のセロトニンの量を安定させてくれます。セロトニンは気持ちを楽にする神経伝達物質です。
このセロトニンの分泌量を安定させることで過敏性腸症候群に効果が出るというわけです。
まとめ
過敏性腸症候群は自身は気づかなくてもストレスが原因となっていることが多いです。ストレスを感じていることに気づき、受け入れることが大切です。
しかし現代社会でストレスを排除するのはとても難しいですね。少しでも症状を緩和をさせるため、食生活を見直す・適度な運動をする・薬物療法などの方法を試してみましょう。
これまで原因不明で悩んでいた方も、対処法があるとわかっただけで少し安心できたのではないでしょうか。少しずつでも軽減されると良いですね。
また、朝の腹痛の原因は他にもいくつか考えられます。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。