手の甲にぶつぶつした湿疹ができる原因!かゆみに対処しよう
手の甲にぶつぶつした湿疹を発見したことはありませんか。
かゆみがなければ悪化することも少ないでしょうが、ひどいかゆみがある場合は掻かずにはいられず、症状が悪化してしまうこともあります。
つらい手の甲のぶつぶつの原因はなんでしょうか。今回は手の甲にぶつぶつした湿疹ができる原因と対処法について紹介していきます。原因を知らず悩んでいるという方はぜひご覧ください。
手の甲にできる湿疹の原因と対処法
汗疱(かんぽう)
汗疱は汗をよくかく夏場に多い症状です。手のひらや指、手の甲、足の裏などにもできることがあります。
足の裏にできた場合は水虫と間違う方もいますが、水虫の薬を使用しても効果がありません。
小さなぶつぶつは赤くなることもあり、ひどいかゆみが出て我慢できずに掻いてしまうと水泡が破れて化膿することもあります。かゆみではなく痛みを感じる方もいます。
原因
汗疱の原因は解明されていませんが、汗をよくかく人に多い症状で、夏場の汗をよくかく時期に現れやすいです。
汗の排出がうまくできない、皮膚形成に必要な栄養分の不足などが原因と考えられます。
汗疱のひどいかゆみに悩む方は多いですが、症状が現れてもぶつぶつした湿疹は2~3週間で自然にはがれ落ちてしまうことがほとんどです。
対処法
汗をよく拭き取り、痒くても掻かないことが大切です。かゆみを抑えることができれば自然に治りますので、皮膚科ではステロイド剤や抗ヒスタミン剤などが処方されます。
手のかゆみぐらいで皮膚科を受診できないという方もいますが、その場合は汗をこまめに拭き取り、かゆみが強い時は保冷剤などで冷やすとかゆみが少し和らぎますのでお試しください。
2~3週間の辛抱ですので頑張りましょう。
汗疱の治療法についてはこちらで詳しくお伝えしています!
汗疱は一度治っても再発しやすい症状です。
汗をかきやすい時期は特に、かゆみがなくなってもこまめに手洗いをし、汗はこまめに拭き取るなどの予防をするようにしましょう。
マラセチア毛包炎
皮膚にはマラセチア菌というカビの一種が常在しています。マラセチア菌は皮脂を食べるので、汗をかきやすい時期には異常に増えることがあります。
マラセチア菌が増殖するとその分解物も増え、それが刺激となり皮膚が炎症を起こします。これがマラセチア毛包炎で、赤いぶつぶつした湿疹がたくさん発生します。
背中にできることが多く、背中ニキビとも呼ばれていますが、手の甲にできる方もいます。
マラセチア菌は湿気を好みますので、汗をかいたら手を洗ったり、こまめに拭き取るようにしましょう。
ダニ
手の甲の赤いぶつぶつはダニに噛まれたものかもしれません。清潔に見えても、イエダニやツメダニといったどの家庭にもいるダニが布団やソファ・じゅうたんなどには潜んでいます。
ダニに噛まれると、赤いぶつぶつができ激しいかゆみが現れます。掻くと化膿してしまいますので気をつけましょう。こまめに換気を行い部屋を清潔に保つよう心がけましょう。
朝起きたらダニに噛まれているという場合、布団が原因の可能性が高いです。就寝中は無防備で、度々噛まれるという方もいます。
布団のダニ駆除や寝室の換気をすると共に、ダニよけスプレーをしたり、ダニよけシートを敷くのも効果的です。頻繁にダニ被害に合うという方はぜひお試しください。
ただ、噛まれてもほとんどかゆみを感じないマダニという種類のダニもいます。かゆみは感じないのですが、感染症などを媒介することがありますので注意しなければなりません。
まとめ
手の甲に赤いぶつぶつができる原因についてまとめましたがいかがでしょうか。
手の甲は汗がたまる部分ではないにもかかわらず、汗が原因となっていることもあります。
皮膚が炎症を起こしやすい方は繰り返しかゆみに悩むこともあります。かゆみは大人でも我慢できない辛い症状です。手だけに限らず、体を清潔に保つようにして予防しましょう。