風邪で寒気がするときに!とにかく試してほしい4つの対処法
風邪で寒気がするのは、体内に侵入したウイルスなどの病原体に抵抗している証でもあります。
しかし、寒気を感じたらしっかりと対処することが風邪を早く治すためには大切です。具体的には、体を温かくして、栄養や休養をしっかりと摂るようにするといいでしょう。
そこで、ここでは風邪で寒気がするときの対処法について分かりやすくお伝えしていきます。
風邪で寒気を感じる理由
風邪などで体調を崩したときに寒気を感じることが多いです。ここで言う「寒気」とは、普段なら「寒さ」を感じることのない気温でも寒いと感じてしまうことです。
この寒気は、風邪を引き起こしているウイルスなどが免疫系によって対処されていることで生じます。
体内にウイルスや細菌などの異物が侵入してくると、私たちの免疫系(白血球)が働き体温を高くして、これらの病原体を退治しようとします。
つまり、体内に侵入したウイルスなどから体を守るために体温を意図的に上げているのです。
わざと体温を上げるためには、脳に「寒い」と感じていることを認識してもらい、自律神経系(体温を主にコントロールしている神経)に体温を上げるよう指示してもらう必要があります。
そして、このように脳に「寒い」と認識してもらう過程で私たちは寒気を感じるのです。
寒気を感じた後に発熱することが多いのは、その寒さを脳が認識することで、自律神経が体温を上げようと活動するからなのです。
風邪で寒気を感じる理由を分かりやすくまとめると、体内に侵入したウイルスを退治しようと体温を上げるために「わざと」寒さを感じているからなのです。
また、寒気がするのに熱が出ない場合はこちらの記事をご覧ください。
風邪で寒気がするときの対処法
上述したように風邪で寒気がするのは、体内に侵入したウイルスなどを退治するための正常な体の反応です。
ただ、この寒気に対してしっかりと対処していくことで風邪を早く治すことができます。
そこで、ここでは風邪で寒気がするときに行なってほしい具体的な対処法についてお伝えしていきます。
体を温める
風邪に限らず寒気を感じたらまずは体を温めることを意識するようにしましょう。具体的には以下の対処がおすすめです。
- 部屋を暖かくする
- 温かい飲み物や食べ物を摂る
- 重ね着をする
特に温かい飲み物を飲んで体の内側から温めることは効果的です。毛布などをかけて体の外側から温めるよりも、内側から温めた方が寒気対策につながります。
生姜湯や葛根湯など体に良い飲み物がおすすめです。
また、入浴も体全身を効率的に温めることができますが、体力の消耗も激しいのでその分ウイルスに対する抵抗力も低下してしまいます。
なので、風邪で寒気がする場合、特に発熱している場合は入浴は控えるようにしましょう。
栄養補給をする
風邪で寒気がするときはしっかりと栄養補給をして病原体に対する抵抗力を上げることが大切です。
風邪をひくと食欲がなくなってしまいがちですが、それでは風邪を治すために必要な栄養を十分に摂取することができません。
そのようなときは以下でお伝えしているように果物を食べるのがおすすめです。
風邪のときは特にビタミンCを摂取することが大切です。ビタミンCは粘膜の炎症を抑えたり、ウイルスの増殖を抑えてくれる効果があります。
果物はビタミンCを豊富に含むものが多く、さらに風邪のときに失いがちな水分も補給することができます。
参考:風邪に効く果物一覧!5種類の厳選おすすめフルーツを紹介
ただし、冷蔵庫で冷やした果物をたくさん食べてしまうと体が冷えて寒気が悪化してしまうことがあるので注意しましょう。
できれば常温で保存していたバナナやリンゴなどを食べるといいでしょう。
しっかり睡眠をとる
寒気がすると体を温めることに気を取られてしまいますが、しっかりと睡眠を取り安静にすることも大切です。
体を休めたり、睡眠をとることで体の免疫力を高めることができます。
寒気を感じた時点でしっかりと睡眠をとり、安静にすることを心がけていれば免疫力を高め、より早く風邪を治すことが期待できるのです。
逆に、無理に活動していると体力を消耗してしまい免疫系の抵抗力は低下してしまいます。
重ね着をしたり、毛布をかけたりして体を温めて休養をとるといいでしょう。ただし寝ている間に発熱していつの間にか汗をかいてしまうケースも多いです。
このようなときは後述するように脱水症状にならないように水分補給に気をつけましょう。
水分補給をする
水分を補給することはつい忘れがちです。特に風邪のひき始めに寒気がする場合はその後、発熱することが多く体の水分が不足しがちです。
また、水分だけでなくミネラル分も不足しがちなのでスポーツドリンクや経口補水液で水分補給をするようにしましょう。
ただし、冷たい飲み物は寒気を悪化させてしまう原因となるので避けなければなりません。水分補給をするときは、温かい飲み物、少なくとも常温の飲み物を飲むようにしましょう。