ALSの初期症状一覧!足にしびれがでたら要注意?!
ALSの正式名称は筋委縮性側索硬化症といいます。別名でルー・ゲーリッグ病とも呼ばれます。
ALSは運動神経に異常がきたされて、徐々に筋肉がなくなっていき、最後にはまったく力が入らなくなるという恐ろしい病気です。
トム・ワトソンのキャンディーのブルース・エドワーズが発症したことも有名ですね。
治療法は未だ開発されておらず、原因も明確には分かっていない難病とされています。
そこで、今回はALSの初期症状にはどのようなものなのか?ということについてお伝えしていきたいと思います。
ALSの初期症状
ALSの明確な治療法は未だ開発されていないので、現在では対症療法や薬物療法が用いられています。
症状が悪化してしまうと、治療も難しくなってしまいますが、初期の段階であれば、症状の悪化を食い止めることができます。
よって、ALSの初期症状を知ることによって、できるだけ早くALSを発症したと察知することが大切です。
代表的なALSの初期症状として以下のようなものがあります。ぜひチェックしてみてください。
- 足、腕、手のしびれる
- 腕があがりにくくなる
- 足をよくつる
- 就寝時、息苦しい
- 少しの運動で疲れやすくなる
- 転びやすくなる
- 手で物をつかみにくくなる
さらに以下の初期症状があらわれる場合はALSにかかっている可能性が高くなります。
- 食事や飲み物が飲み込みにくくなる
- ダイエットしてるわけでないのに、体重が減少する
- 筋肉や皮膚がぴくぴく動く
- 手首に痛みを感じる
- ろれつがまわりにくくなる
初期症状は人それぞれ違いますが、よくあらわれるものとしては以上のようなものがあります。
初期症状があらわれやすい体の部位としては、腕、手、足、舌、口、背中などです。
これらの部位で上記のように痛みを感じたり、筋肉がぴくぴくするようでしたら病院へ相談しにいくといいですね。
何科に受診すればいいのか迷われるかと思いますが、神経内科で受診するのが適当だと思われます。
ALSはもとは神経の病気なので、内科より神経内科での受診をおすすめします!
ALSの初期症状を発症する年齢
ALSの初期症状を発症する年齢のピークは65歳から69歳です。
一般的に50歳から74歳で発症することが多いです。
20代で発症することはほとんどないですが、30代、40代で発症するケースもよくあります。
また、男性と女性で発症する確率の違いはあるのでしょうか?
これは、統計的に確認されており、男性:女性=3:2の割合で発症するとされています。つまり、男性のほうが女性よりも発症する確率が高くなっているのです。
さらにALSの患者数は近年上昇傾向にあります。
日本国内の患者数は2000年では約5千人であったのが、2015年では約1万人と2倍近くになっています。
日本では人口の高齢化にともなって、これからもさらに患者数が増えていってしまうと予想されています。
まとめ
ALS(筋委縮側索硬化症)は徐々に体をむしばんでいく恐ろしい病気です。
未だに良い治療法は見つかっておらず、患者数も増加傾向にあります。
近年のアイスバケツチャレンジでもあったように、この病気のことについてより多くの人に知ってもらうことが解決への第一歩になると思います。
また、より早い段階でALSの症状を察知できるように初期症状についてもしっかり知っておく必要があると思います。