左足のしびれの原因を解説!疑うべき4つの病気とは?

足

しびれは日常生活に支障を与えることがないため、つい放っておいてしまう方も多いです。

しかし、しびれは身体の異常のサインで大きな病気が隠れている可能性もあります。

特に、左足だけにしびれがあらわれる場合は、片側の足だけがしびれる特有の病気に注意しなければなりません。

そこでここでは左足がしびれる原因や病気についてお伝えしていきます。

スポンサーリンク

 

左足だけがしびれるときにチェックすべきこと

足

「しびれ」にはさまざまな原因があり、放っておいても問題のないしびれと病気が原因となっているしびれがあります。

なので、まずはご自身の足のしびれが問題のあるしびれなのか、そうではないのかをしっかりと確かめる必要があります。

 

しびれが病気の前兆になっているのか厳密に調べるには病院で検査してもらう必要がありますが、簡単に見分けるひとつの方法としては「足を圧迫するような体勢をしていたか」を確認するといいでしょう。

 

例えば、一番身近にしびれを感じるときは、長時間正座などをして足がしびれてしまうことです。

このしびれは、血管が圧迫され血液の流れが悪くなり、末梢神経に必要な酸素が不足してしまうことが原因で起こります。

他にも激しい運動をした後などに血液を十分に送ることができず同様の原因で左足にしびれを感じてしまうこともあります。

 

このような左足のしびれは一時的なしびれで、放っておいても問題のないしびれとなります。

しかし、次章でお伝えするような症状があらわれる場合は病気が原因となっているしびれの可能性もあるので注意しなければなりません。

スポンサーリンク

左足がしびれる4つの原因

「しびれ」は神経障害をはじめさまざまな病気の前兆である可能性があります。その中でもここでは片足だけにしびれの症状があらわれる病気についてお伝えしていきます。

 

閉塞動脈硬化症:足先から足全体にしびれがある場合

閉塞動脈硬化症とは、手や足の血管の動脈硬化によって血管が狭くなったり、詰まったりしてしまう病気です。

これにより、手や足での血液の流れが悪くなり、酸素や栄養を送ることができなくなってしまうのです。

 

この閉塞動脈硬化症が特に左足で発症した場合は、左足にしびれの症状があらわれます。また、他にも以下のような症状があらわれるのでチェックしてみてください。

  • 左足が冷たい
  • 指先が青白い
  • しびれとともに痛みがある
  • 階段をのぼるのがつらい

閉塞動脈硬化症は、食生活が乱れていたり、下肢の運動が不足していると発症しやすくなるので注意しましょう。

 

外側大腿皮神経障害:太ももにしびれがある場合

ストレッチ

特に左足の太ももの外側にしびれを感じる場合は外側大腿皮神経障害である疑いが持たれます。

また、太ももの前面がヒリヒリしたり、膝が伸ばしにくいなどの症状も当てはまります。

外側大腿皮神経障害とは、何らかの原因で骨盤の前面にある外側大腿皮神経が圧迫されることにより起こります。

 

例えば、以下のようなことが原因としてあげられます。

  • きついズボンを履いている
  • スパッツやベルト、下着による締め付け
  • ポケットに物を入れて圧迫してしまう
  • 骨盤や腰椎が歪んでいる

 

特に体格の大きい方はズボンの締め付けがキツく、太もも前面の鼠径靭帯部(そけいじんたいぶ)を圧迫しやすいので注意しなければなりません。

また、長時間座っていたり、足を組んで座っていたりすることも神経の圧迫につながります。

このように太もものあたりを圧迫しているような心当たりがあり、左足にしびれが生じている場合はきついズボンの着用を避けたり、ポケットに物を入れないように心がけるようにしましょう。

スポンサーリンク

足根管症候群:足の裏にしびれがある場合

足首より下にしびれが出る場合は足根管症候群であることが疑われます。

内くるぶし付近にある足根管というトンネルに足裏につながる神経(後脛骨神経)が通っています。この部分が圧迫されてしまうことで足根管症候群が発症してしまうのです。

特に足の裏にしびれを感じる場合は足根管症候群である可能性が高くなります。

 

左側に重心を集中させるように立つのが癖になっていると、左足首に過剰な体重の負荷がかかるので足根管症候群の原因となります。

また、左足首を捻挫したりケガを繰り返したり、ハイヒールをよく履いていたりすることも足首に負荷となり足根管の圧迫につながってしまうので注意しましょう。

 

特に足の裏にしびれがある場合はこちらの記事でも詳しくお伝えしているのでぜひご覧ください。

参考:足の裏が痺れる4つの原因!痛みがある場合も要注意?!

 

腰椎椎間板ヘルニア:痛みとともにしびれがある場合

椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨(椎体)の間にありクッションの働きをしている椎間板が外に飛び出してしまい、神経を圧迫してしまう病気です。

椎間板は脊椎のさまざまな部分で起こりますが、特に腰椎(腰にある脊椎)で発症するものを腰椎椎間板ヘルニアと呼んでいます。

 

腰椎椎間板ヘルニアになると、腰や足にかけてしびれや痛みを伴います。特に人によっては左足から症状があらわれる場合もあるのです。

20〜40歳の比較的若い人に多く見られる病気で、急に重い物を持ち上げたり、スポーツなどによる腰への負担がキッカケで発症してしまうケースが多くなっています。

参考:腰痛からくる足のしびれの原因4つ!しっかり治すための対処法を紹介!

 

左足のしびれが病気の前兆であることも・・・

左足がしびれるさまざまな原因や病気についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたように一時的に起こるしびれは放っておいても問題ありません。

しかし、動脈硬化や椎間板ヘルニアなどの病気が原因で左足にしびれが出ている可能性もあるのでご自身の症状をしっかりとチェックして、病気の前兆ではないか確かめるようにしましょう。

スポンサーリンク

サブコンテンツ