膠原病の原因はストレス?!遺伝する確率はあるの?
膠原病(こうげんびょう)はいまだに謎が多い病気で、現在でも多くの人が悩まされています。
膠原病は簡単にいうと、自分の免疫系が自身の成分を異物だと誤って認識してしまい、自分を攻撃してしまうことにより起こります。
その結果、全身のさまざまな部位で炎症を起こしてしまうのです。
そこで今回は、その膠原病が起こる原因についてお伝えしていきたいと思います。
膠原病の原因
膠原病の原因解明のために現在、研究が活発に行われていますが、全てが明らかになっているわけではありません。
そこで現在、原因の一部として考えられている要因をいくつか紹介したいと思います。
ストレス
社会問題となっているストレスが大きな原因になっているのではないかと考えられています。
ストレスや疲れを感じることにより、自分の免疫系が乱れてしまう確率が高くなってしまうようです。
対策としては、睡眠時間をしっかりと確保し、健康的な食生活をおくることで免疫系が強くなり、体の調子が整います。
紫外線
紫外線はほぼ確実に膠原病の原因であるだろうと、最新の研究結果から明らかになっています。
詳しいメカニズムまではまだ解明されていませんが、皮膚に紫外線を多く浴びることにより免疫系になんらかの異常が生じてしまうようです。
対策としては、外出するときは日焼け止めを塗る、帽子をかぶる、日傘をさす、などしてできるだけ日差しに当たらないように心がけるといいですね。
特に夏場は、紫外線を浴びる量がどうしても多くなってしまうので、注意が必要です。
遺伝
じつは、膠原病自体が遺伝する確率はほとんどないといわれています。
しかし、「膠原病になりやすい」という体質は遺伝するので、両親や兄弟などの親族が膠原病になったことがある場合には注意が必要です。
遺伝の影響を対策することはできないので、もし膠原病の初期症状があらわれて、親族に膠原病の方がいる場合は、発症している確率が高いので、すぐに病院へ行くようにしましょう。
感染症
ウイルスや細菌などからの感染症も、膠原病を誘引するもののひとつとして考えられています。
ウイルスや細菌が体内に入ると、私たちの免疫系が働いて、それらを攻撃してくれます。
しかし、何らかの誤作動が生じて異物を対象としていた免疫系の攻撃が、私たちの細胞などの成分を攻撃のターゲットに変えてしまうことがあるのです。
感染症にもさまざまな種類があり、それぞれによって膠原病が誘発される確率も異なっています。
この分野はまだ、研究途上の段階で詳しくは明らかになっていませんが、感染症が原因となることは分かっているようです。
もしなにかの感染症にかかってしまったら、医師の指示にしたがって膠原病を誘発しないように対策するようにしましょう。
まとめ
膠原病は昔は難病で治すことができない病気とされていましたが、現在ではいろいろな治療薬が開発されていて、治すことができる病気となってきています。
また、男性より女性のほうが発症する確率が高いことが分かっていて、女性の方はとくに注意が必要です。