圧迫骨折の痛みの原因は?知って得する治療法とリハビリ!
どうして圧迫骨折が起こってしまうのでしょうか?
その原因は主に骨粗鬆症であるといわれています。
圧迫骨折は主に、腰や腰椎で起こり、そのままにしておくと大変なことになってしまいます。
そこで、今回は圧迫骨折の痛みの原因はなんなのか?そして、最新の治療法とリハビリについてお伝えしていきたいと思います。
圧迫骨折の痛みの原因
圧迫骨折で痛みを感じるのは、その名の通り骨が圧迫されて変形したり、骨折したりしてしまっているからです。
しかし、ふつうの状態だとある程度の大きな力が骨に加わっても折れることはありません。
圧迫骨折になってしまう人の大半は骨粗鬆症になってしまっているのです。
骨粗鬆症になると、骨の中がスカスカになってしまい、比較的小さな力でも骨が変形してしまいます。
圧迫骨折を起こす人の多くは60歳以上の方ですが、外からの力が大きい場合は若い人でも起こしてしまいます。
また、じつは圧迫骨折を起こしても痛みを感じる人はあまり多くありません。
痛みを感じない人は3人に2人の割合でいるそうです。
そして、これはとても危険なことです。
なぜなら、痛みを感じないがゆえに、圧迫骨折していることに気づかない、あるいは放っておくという人が多いからです。
安静にしていれば、痛みが治まることが多いですが、圧迫されてしまった骨の形は元には戻っていません。
そのような状態にしておくと、気づいたら身長が低くなっていたり、腰がまがって猫背の状態になってしまいます。
さらに、圧迫骨折を1か所ですると、他の部分でも同じように圧迫骨折してしまう確率が高くなってしまいます。
このように多くの場所で骨が変形してしまうと、治療が難しくなってしまいますが、初期の段階で治しておけば大事に至る可能性は低いです。
歳のせいでただの腰痛かな?と思ってしまうことが多いと思いますが、心当たりがあったらすぐに病院へ行くようにしましょう。
圧迫骨折の新しい治療法
前までは、腰などにコルセットを巻いて、長い時間安静を保つ治療法や手術で骨を移植する方法しかありませんでした。
しかし、2011年からは新しい治療法が導入されるようになりました。
その治療法とは、手術によって変形してしまった骨を元の形に戻すという方法をとります。
この手術によって、前までより早い段階で痛みを取り除けるようになりました。
ただし、骨粗鬆症により骨が折れやすくなってしまっているので、コルセットなどを装着して安静を保つことが必須となります。
圧迫骨折治療後のリハビリ
圧迫骨折の治療を行い、コルセットをつけて長い間安静にしていると痛みは次第に和らいでいくと思います。
そこで、そろそろ大丈夫だろうと思い、コルセットをとって動いてみると激痛が走るといった症状がよくあるようです。
これは、体がコルセットを装着していることに慣れてしまったことが原因です。
コルセットをつけていると、その部分は固定されているので、筋肉をほとんど使っていないことになります。
その結果、筋肉が固まってしまい、圧迫骨折の後遺症となってしまうおそれがあるのです。
それでは、圧迫骨折のリハビリはどのように行えばいいのでしょうか?
それは、医師からコルセットをはずす許可がでたら、痛くてもはずすというリハビリ方法です。
コルセットをつけたままにしておけば、痛みは少ないし、楽なのですがそれだと上記のように筋肉が固まってしまうという現象になってしまうおそれがあります。
それを避けるために、早めの段階でコルセットをはずすようにしましょう。
コルセットをはずしたばかりは、歩いたりするとかなり痛みを感じると思いますが、徐々に体を鳴らしていくように心がけましょう。
そして、圧迫骨折した部分の筋肉をマッサージによほぐしていくことになります。
まとめ
圧迫骨折はたしかに、高齢者の方がなる確率のほうが高いですが、最近は栄養不足の影響などにより若い方も骨粗鬆症になり、圧迫骨折してしまうケースが増えているようです。
対策としては、骨粗鬆症にならないように健康な生活をおくり、予防していくことが大切となります。
知らない間に圧迫骨折をしていて、取り返しのつかないことになった。ということがないように、今回の話を頭の片隅に入れておいてもらえたらうれしいです。