朝から鼻血がよく出るのは病気?意外な原因に要注意
あなたは鼻血が出た経験がありますか?誰でもありますよね。鼻をぶつけたりして鼻血を出すことがあります。
しかし、考えてみてください。朝起きた時に、枕に血がついていて、自分の鼻からぽたぽたと血が出ていたらどう思いますか?
しかも、それが1回や2回ではなく何回も続いた場合どうですか?
普通、驚きますよね、「原因は何なんだろう」と探しますよね。
そこで、ここでは朝起きたときに鼻血が出る原因についてお伝えしていきます。
鼻のいじりすぎ
特に子供が鼻血を出してしまう原因として多いです。一般的に、子供は大人よりも鼻血を出しやすいです。
というのは、鼻の中には「キーゼルバッハ」という部分があります。キーゼルバッハは毛細血管がたくさんあるところです。
それで、子供の場合、寝ている間に鼻をほじったりして、キーゼルバッハを傷つけて、朝起きたら鼻血が出ていたというわけです。
先ほど述べたように、子供の場合には問題がありませんが、大人の場合は注意が必要です。大人の場合、動脈硬化、白血病、血小板の減少、肝機能障害などの可能性があります。
一目瞭然、命に係わる重大な病気です。
血圧の上昇
一時的な血圧の上昇によっても鼻血が出やすくなります。例えば、長時間入浴していたり、飲酒などが当てはまります。
血圧が上がってしまうと血管が破れやすくなってしまいます。
鼻の中には無数の毛細血管がはりめぐらされていますので、これらの毛細血管が破れて鼻血が出てきてしまうのです。
動脈硬化と鼻血
どうして、動脈硬化になると鼻血か出るのでしょうか?動脈硬化が進むと、血管がもろくなります。その結果、出血しやすくなるというのが理屈です。
動脈硬化は自覚症状がでにくく、知らない間に症状がかなり悪化してしまっていることも多いです。
動脈硬化が悪化すると脳梗塞や心筋梗塞にもつながるので、初期症状をしっかり把握して早期に治療を行うことが大切です。
鼻血の他にも頭痛などが初期症状として挙げられます。詳しくはこちらをご覧になってみてください。
→【左のこめかみが痛い!この頭痛が起きる4つの原因】
白血病と鼻血
白血病についてはどうでしょうか?白血病になると異常に白血球細胞が増えるため正常な赤血球、血小板が減少します。その結果、出血しやすくなるわけです。
鼻血のほかに、歯茎から出血してなかなか血が止まらないときには注意が必要です。
朝起きたときに鼻血が出ていた。ということがよくある場合は、念のため病院で検査を受けたほうがいいかもしれません。
血小板の減少と鼻血
どんな時に血小板が減少するのでしょうか?一例としては特発性血小板減少性紫斑病(とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)を挙げることができます。
免疫機能の異常によって血小板が脾臓で壊されてしまい、血小板の量が減少します。最初は、顔や体に砂粒程度の赤い内出血があらわれ、進行すると大きなあざのようになります。
この病気に関しても、鼻血のほかに歯茎からの出血が見られることが特徴的です。
肝機能障害と鼻血
肝機能障害は特に中高年の年齢層で発症しやすくなる病気です。朝起きたら鼻血がよく出る場合は、これが原因かもしれません。
肝機能障害になると血液凝固作用が低下します。それで、鼻血が頻繁に出て出血がなかなかおさまれないという症状があらわれます。
肝機能障害になってしまう原因としては、過度な飲酒が考えられます。最近、毎日多くのアルコールを摂取していないでしょうか?
もしこのような心当たりがある場合は一度控えたほうがいいです。肝臓だけでなく、他の臓器にも大きな影響を及ぼすので、医師に相談して適度に飲むようにするといいですね。
まとめ
鼻血が出てきたときには、ごく普通の姿勢を保ちましょう。指で鼻の付け根部分をしばらくの間押さえましょう。
出血を抑えるために冷たいタオルを用意してもらい鼻の付け根を冷やすこともできます。このように、鼻血が出ていたならまず止血をしましょう。
子供が朝起きて鼻血が出ている分には心配はほとんどありません。しかし、中高年に関しては話が違います。
重大な病気を患っている可能性がありますから、できるだけ早く、病院に行くことようにしてください。
また、鼻血が出る原因については今回紹介したこと以外にもいくつかあります。こちらで詳しくお伝えしているので参考にしてみてください。
→【鼻血が突然出る5つの原因】