足の付け根のしこりが痛い!注意すべき4つの原因

足

足の付け根にしこりができて痛いという方はいませんか。このような場合、仕事や日常生活に支障が出てしまいますね。

恥ずかしくて病院に行きづらいという方もいるかもしれませんが、放置しない方が良い場合もあります。

今回は足の付け根のしこりが痛い原因についてまとめました。思い当たる症状がないか確認してみて下さい。

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リンパ節の炎症

足

足の付け根は、首や脇の下などと同様にリンパ腺が集中している部分です。

リンパ腺が集まったリンパ節は、ウイルスや細菌感染により腫れますが通常は痛みはありません。

しかし足の怪我が原因で起こることが多いので、これをしこりの痛みと感じることもあります。

 

腫れが小さく熱を持っていない場合は自然になくなりますが、段々大きくなったり熱を持ったりする場合は悪性リンパ腫の可能性があります。

体重の減少・倦怠感などの症状が出ることもありますので、気づいたら早めに医療機関で相談しましょう。

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脂肪腫

脂肪腫は、脂肪組織でできた良性腫瘍です。比較的多く見られる病気ですが、詳しい原因は解明されていません。40代~50代の女性の方に多い症状です。

触るとコリコリとしたしこりがありますが、通常は痛みがありません。目立つ場所で気になる場合は手術をすることもありますが、経過観察しても問題ありません。

 

まれに大きくなってきたり、痛みを伴うようになることがあります。

その場合は悪性腫瘍になっている可能性があるためすぐに医療機関を受診しましょう。

 

鼠径(そけい)ヘルニア

女の子

一般的に脱腸(だっちょう)と呼ばれている病気です。男性に多い病気で、立ち上がったりお腹に力を入れた時に、足の付け根あたりにしこりができ、押すと戻ります。

腹膜や腸の一部が足の付け根の筋膜の間から出てきてしまう病気です。

 

鼠径ヘルニアは、手術をするしか治療法がありません。出てきたシコリが硬くなり押しても戻らなくなると命に関わることもあります。そうなる前に早めに治療を開始しましょう。

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粉瘤(ふんりゅう)

表皮にできた袋に、体から排出されるべき老廃物が溜まってしこりができることがあります。

これは粉瘤と呼ばれ、これ自体は健康上の問題はありません。しかしここから炎症を起こすと痛みが出ることがあります。

 

簡単にいうと垢が溜まった状態で、この垢は自然には排出されません。臭いがキツく、大きくなるばかりですので、気になる場合は切除手術が必要です。

大きくなってからの手術は切除範囲も大きくなりますので、できるだけ小さいうちに行う方が傷が少なくてすみます。

 

粉瘤の場合、しこりの中央に「へそ」と呼ばれる黒い入口がありますので判断しやすいです。中の垢を無理に出すと炎症を起こすことがあります。

炎症がなく出せたとしても、入っていた袋が残っていると再度溜まってしこりができてしまいます。粉瘤を発見しても自分で処置せず、医療機関で相談するようにしましょう。

粉瘤の臭いを対策する3つの方法を公開!

 

その他

他にも痛みを伴わないしこりとして、梅毒性器ヘルペスなどの可能性もあります。

不安がある場合は、しこりやしこりの周囲の状態、体全体の異変などがないかよく確認して医療機関で相談するようにしましょう。

 

まとめ

足の付け根にしこりができて痛い原因をまとめましたがいかがでしたか。

悪性の腫瘍だったらどうしようかと気になるかもしれませんが、そのほとんどは悪性のものではありません。

 

しかし、しこりは自己判断できるものではありません。

足の付け根ということで、医療機関で診てもらうのは抵抗がある方も多いと思いますが、痛みがある時は早めに相談しましょう。気になる症状があれば早く解決しておきたいですね。

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