足の裏が熱い4つの原因!何かの病気にかかってるかも?!
足の裏が熱くて眠れない…そんな経験はありませんか?
熱いから冷やしてみるけれど、もっと熱くなったような気も…。
そんな日が続くと辛いですよね。痛みやしびれがなく、ただ「熱い」という症状では病院へ行く気にはなりません。
しかし、間違った対処をしていると悪化してしまう恐れもあり、また意外な病気が隠れているサインかもしれないのです。
ここでは足の裏が熱くなる4つ原因と対処法をご紹介します。
重度の冷え性
足の裏の熱さというと、まず考えられるのは冷え性です。
足の裏が「熱い」のに冷え性?と驚くかもしれませんが、冷え性が重症化すると体が発熱させようとし、冷えているにも関わらず熱いと感じることがあります。
血流が悪くなっている状態ですので、熱いからといって足の裏を冷やすと返って悪化し、さらに熱いと感じるかもしれません。
対処法の1つとして、足を温めるという方法があります。
熱いのに温めるというのは抵抗があるかもしれませんが、温めるというより「血行をよくする」ために行うのです。
一時的に熱さは増すかもしれませんが、血行が良好になりそれを脳が認識すると、発熱させようとする働きが弱まり熱さもやわらぎます。
お風呂でのマッサージも血行をよくするので、同様の効果を得られます。
自律神経失調症
この病名は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
原因がはっきりしないことや、症状が数え切れないほどあることから、あらゆる角度から出てくる病名だからです。
ストレスなどが原因で血行障害を起こし、交感神経と副交感神経のバランスを崩した末、あらゆるところに不調が出てくるというわけです。
体温調節がうまくできず足の裏が熱くなるのも数ある症状のうちの1つです。
検査をしても不調の原因が見つからないため、心療内科で診察を進めることが多いです。
病気の原因がわからないまま足の裏の熱さや他の症状が続く場合は心療内科で相談してみましょう。
更年期障害
加齢により女性ホルモンの分泌が減り、体温調節に支障が出た時にも足の裏が熱いという症状が出ます。
女性ホルモンの分泌は自律神経のバランスに大きく影響すると言われています。
更年期障害が原因の自律神経失調症であれば、更年期障害の治療を行うのがベストです。
更年期障害の治療は、
- ホルモン補充療法
- 漢方薬
- 抗うつ薬
- 抗不安薬
などの治療法があります。
ホルモン補充療法は、ホットラッシュと呼ばれる体のほてりやのぼせなどの血流系の症状を改善する効果もありますので、足の裏の熱さを感じる場合にも効果が期待できます。
ホルモン補充療法はその薬の種類により、不正出血・下腹部のはり・吐き気などの副作用が出る場合もあります。
体に合った薬に変えながら様子をみたり、副作用の少ない漢方薬に変えたり、抗うつ薬や抗不安薬を併用するなど、医師と相談して根本からの治療を行うようにしましょう。
疲労
一日の疲れがどっと出て血流が悪くなるため、夜に足の裏が熱くなります。
疲労が原因の場合は一時的な症状ですので、体を休めることで改善します。
血流を回復するため足を温めたりお風呂でマッサージをするとより早く改善されるでしょう。
過労から他の病気に発展しないよう、足の裏の熱さは病気のサインと受け止め、体を休めるようにしたいですね。
その他
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 後縦靱帯骨化症
- 坐骨神経痛
- 腰椎すべり症
などの腰の病気が隠れている場合にも足の裏の熱さが症状として出ることもあります。
症状が長引く時は「たかが熱いぐらいで…」と放っておかず、医師に相談しましょう。
まとめ
痛みやしびれがなく熱さだけの症状では病気かどうかわかりませんね。
しかし、熱くて眠れないといった、日常生活に支障が出ている症状を放っておくのは病気のサインを見逃すということになりかねません。
この症状で最も多い原因は冷え症です。
元々冷え性の方はその悪化を疑ってみましょう。
血流障害は冷やすと返って悪化しますので、症状に惑わされずまず温めてあげましょう。
それでも改善しなかったり、他の症状が出てきた場合は、更年期障害・自律神経失調症・腰の病気などの可能性がありますので医師に相談してみましょう。