寒気と頭痛が同時に起きたら!チェックすべき5つの原因と病気

帽子に手を当てる女の人

学校で、あるいは職場で、急に寒気と頭痛が同時に起きたという経験はありませんか。

「これはまずい」と思っても思考能力も低下していてどうして良いかわからなくなります。

今回は寒気と頭痛を感じた時に注意したい病気や原因についてお伝えしていきます。いざという時に対処できるように覚えておくと良いですよ。ぜひご覧ください。

スポンサーリンク

 

風邪

帽子に手を当てる女の人

寒気と頭痛が起きたら、まず思いつくのは風邪でしょう。風邪をひくと、体内に侵入したウイルスに対抗するため、体は体温を上昇させようとします。それは体の防衛反応で、とても重要な作用です。

この作用を促進させるため、脳内では体温が上がったことを認識しにくくなります。そのため寒気が生じます。

そして、体温を上昇させるためには血流をよくする必要があり、それにより脳の血管が拡張して頭痛をともなうことがあります。

 

風邪の症状は咳・鼻水・腹痛などなど様々ですが、寒気と頭痛という症状は風邪の初期に起こりやすい症状ですので、まず風邪を疑うのは当然ですね。

風邪の場合、寒気と頭痛の後に発熱や咳・鼻水など他の症状も現れます。風邪を治すには体を休めるのが一番の近道となりますので無理をしないようにしましょう。

 

また風邪による頭痛の対処法についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。

参考:風邪の症状で頭痛がつらい!この治し方を試してみて!

スポンサーリンク

妊娠

妊娠の初期症状といえば、吐き気や眠気などが挙げられますが、寒気と頭痛が起こる場合もあります。

妊娠すると体中に様々な変化が起こります。そして、心配・不安・緊張などを伴い、自律神経が乱れやすくなります。自律神経の乱れによって寒気や頭痛が生じることがあるのです。

体の緊張をほぐすイメージで、ゆっくりとした行動を心がけ、半身浴やストレッチなどで体全体の血流をよくしましょう。少しずつ自律神経のバランスを取り戻せるようになります。

 

急性肝炎

髪で顔が隠れてる女の人

急性肝炎では、寒気と頭痛のほか、腹痛・関節痛・倦怠感などの症状も現れ、風邪と間違いやすいです。しかし、皮膚や目が黄色っぽくなる黄疸という症状が現れるのが特徴です。

寒気と頭痛のほかに黄疸という症状もある場合は急性肝炎が疑われます。治療が遅れると肝がんや肝硬変などの病気に発展する可能性もありますので、一刻も早く内科を受診しましょう。

 

他にも肝炎などの肝臓の病気になるとみぞおちに痛みを感じる場合がありますので注意しましょう。

参考:みぞおちを押すと痛い!この原因と病気の可能性について

 

急性肝炎の治療はとにかく安静に過ごすことです。十分体を休めて栄養を摂取することで、肝機能が回復するのを待ちましょう。

治療中は肝臓に負担をかけないことが大切です。アルコール摂取はひかえましょう。また常用している薬がある場合、弱った肝臓では処理できなくなって蓄積してしまう可能性がありますので、必ず医師に相談しましょう。

スポンサーリンク

肺炎

肺炎は高齢者の命にかかわる病気として非常に多いものです。風邪と似た症状のため、医療機関を受診せずに悪化するケースも多いです。

寒気と頭痛の他、咳・呼吸困難などの呼吸器系の症状が続く場合は早めに呼吸器内科などを受診しましょう。

 

細菌性肺炎・マイコプラズマ肺炎・ウイルス性肺炎など様々な種類があり、それぞれに効果的な抗生物質があります。症状が重い場合は抗生剤の静脈注射などの即効性のある治療が行われます。

参考: 肺炎ってうつるの?知っておくべき肺炎の感染について!

 

パニック障害

頭に手を当てる女の人

パニック障害は精神疾患の一種で、パニック発作が起きた際には強い不安から自律神経のバランスが乱れ、寒気や頭痛が起きることがあります。

パニック障害の原因は解明されていません。繰り返し発症すると、発症を恐れて外出できなくなるなどの症状も現れ、うつ病にまで発展することもあります。

 

パニック障害では寒気や頭痛の他にも動悸や息苦しさを伴うことがあります。

参考:動悸がして息苦しいときの原因と対処法!病気の可能性は?

治療は薬物療法と認知行動療法がありますが、一人で進めていくのは大変難しいです。医師だけでなく、家族や友人などの理解を求め、焦らずじっくり治療を行いましょう。

 

まとめ

寒気や頭痛が起こると、また風邪かな…と自身で判断してしまいがちです。

風邪の場合は安静にしていれば数日で回復しますが、急性肝炎・肺炎・パニック障害など、早めに治療を行った方が良い病気の可能性もあります。

寒気や頭痛の他に気になる症状がないか、妊娠・急性肝炎・肺炎・パニック障害の可能性はないか、よく考えてみましょう。自身で判断がつかない場合は迷わず医療機関で相談しましょう。

スポンサーリンク

サブコンテンツ