にんにくの食べ過ぎには注意!どんな症状があらわれる?

足に手を当てている人

にんにくはさまざまな料理に添えられていて、その独特な味やにおいが好きな人も多いのではないでしょうか。

また、にんにくはとても健康に良い食べ物だということは有名ですね。ただ、どんな食べ物も食べ過ぎには気を付けなくてはいけません。

 

にんにくにはさまざまな栄養素が含まれていますが、それらを摂取しすぎてしまうと逆に体に悪影響なのです。

そこで、ここではにんにくを食べ過ぎてしまったらどのような症状があらわれるのかということについてお伝えしていきます。

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にんにくの効果・効能

足に手を当てている人

まず、にんにくがどれだけ体に良い食べ物かということを確認しておきましょう。

にんにくは主に、「アリシン」「スコルジン」という成分から成っています。このうちアリシンがにんにくのにおいの原因となっている成分です。

 

これらの成分により、わたしたちの体に以下のような効果・効能がもたらされます。

  • 疲労回復
  • 免疫力の向上(風邪の予防など)
  • 血行改善による肩こりや冷え性の予防
  • 動脈硬化の予防
  • コレステロール値の低下

などなど、あげればきりがないほどたくさんの効果があります。

スタミナ料理と言われる料理にもよく含まれていて、疲れている体を回復させるにはとても適した食材となっているのです。

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にんにくの食べ過ぎによる症状

上記のような効果・効能を持つにんにくですが、食べ過ぎてしまうと逆に体に悪い影響を及ぼしてしまいます。

1日のにんにくの摂取量の目安は、生にんにくの場合は1片、火を通したにんにくの場合は3片と言われています。

これは大人の場合ですので、子供の場合は半分以下の摂取量に抑えておいた方が安全です。

 

上記の目安となる摂取量よりも過剰に摂取してしまうと以下のような症状があらわれてくる可能性があるので注意してください。

  • 腹痛
  • 便秘
  • 下痢
  • 鼻血
  • めまい
  • 肌荒れ

それではそれぞれについて詳しくお伝えしていきます。

 

腹痛

一番よくあらわれる症状はお腹が痛くなることです。

にんにくは殺菌作用を持っていますが、この作用が強すぎると胃腸内で悪玉菌だけではなく善玉菌をも殺菌してしまうからです。

 

 つまり、ほどよいにんにくの摂取ならば悪玉菌のみが退治されるのでお腹の調子がよくなるのですが、過剰に摂取してしまうと逆に胃腸にとって良い菌である善玉菌をも退治してしまうのです。

他の原因として、にんにくは刺激物ですので食べ過ぎると胃腸を荒らしてしまうということも考えられます。

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下痢・便秘

便秘や下痢になってしまうのも上記と同じ原因で、にんにくの殺菌作用によるものです。

お腹にとって良い影響を及ぼす善玉菌が退治されてしまうことにより、腸内での消化・吸収がうまくいかなくなってしまうのです。

これにより、お腹が緩くなり下痢になってしまったり、逆に便が固くなり便秘になってしまうことがあるのです。

 

鼻血が出やすくなる

にんにくには血液をサラサラにしていてくれる効果があります。つまり血行がよくなるのです。

血行がよくなることは、動脈硬化などの予防となりますので良いことです。

 

皮膚に傷ができてしまったとき、出血を抑えるためにかさぶたができますね。このように血液は出血を防ぐために凝固するという性質があります。

しかし、血液がサラサラになりすぎて凝固するという性質が弱まってしまうのです。

 

その結果、血管が切れやすい部分である歯茎での出血や鼻血が多発してしまうのです。

参考: 鼻血が突然出る5つの原因!大人の場合はストレスが影響?!

 

 めまい

血液がサラサラになるということは、血中のヘモグロビンが減少することにつながります。つまり、貧血になってしまうのです。

その結果、めまいや異常な眠気に襲われたりするのです。

参考:寝ても寝ても眠い原因は貧血かも?眠気の対処法をチェック!

 

肌が荒れる

わたしたちの腸にはビタミンを生産してくれる菌が存在します。しかし、にんにくの過剰摂取によりその菌が退治されてしまうと、ビタミンが欠乏してしまいます。

ビタミンが欠乏してしまうと肌が荒れてしまったり、他にも口内炎ができやすくなるなどの影響もあるのです。

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食べ過ぎてしまったときの対処法

日差しを浴びている女の子

1日だけにんにくを多く摂取してしまったとしても、上記のような症状があらわれることはなかなかありません。

ただ、日常的ににんにくを基準値より多く摂取し続けていると腹痛などの症状があらわれてくるのです。

もし、「最近にんにくを食べ過ぎてお腹が痛くなることが多い。」と感じている方は以下のような対処法をおすすめします。

 

ヨーグルトを食べる

にんにくの殺菌作用により善玉菌が退治されてしまうことが、さまざまな症状を引き起こす引き金となっていましたね。

なので、胃腸内の善玉菌が増えるような食べ物を摂取すればいいのです。

 

善玉菌を増やす食品としてはヨーグルトが代表的です。他にもチーズ、納豆、キムチなどの発酵食品も善玉菌を増やしてくれる作用を持っています。

このような食品を多く摂取するように心がけてみましょう。

 

ただヨーグルトも食べ過ぎは体に良くないので気をつけてくださいね。

参考:ヨーグルトを食べ過ぎると下痢や便秘になる?!

 

まとめ

にんにくには、免疫力を高めてくれるなどさまざまな効果を持っています。しかし、食べ過ぎてしまうと腹痛や下痢、肌荒れなどの症状があらわれてしまいます。

にんにくはとても健康に良い食材ですので、ぜひ食べ過ぎには気を付けて摂取していくようにしましょう。

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