土踏まずがつる7つの原因!しっかり予防して痛みをなくそう!
運動をした後や寝ている間に土踏まずをつってしまうことはよくあることです。
つる原因はさまざまですのでしっかりとご自身の生活状況に照らし合わせてチェックしていくことをおすすめします。
ここでは土踏まずがつる原因や予防法などについてお伝えしていきます。
土踏まずがつる原因
疲労
激しい運動をしたり、長時間歩いた後などは足に疲労がたまり、土踏まずがつる原因となります。筋肉が疲労すると、運動神経との連携がうまくいかなくなり筋肉が収縮し続けてしまいます。
筋肉が収縮し続けることで、筋肉が硬直しつってしまうのです。
もうひとつ考えられる原因があります。それは、筋肉疲労は筋肉を動かすために必要な酸素や栄養を体の隅々まで送るのを妨げてしまうということです。
これによって体の先の方の土踏まずが痙攣してしまうということもあるのです。
血行不良
足の裏は心臓から離れていて、血の巡りが悪くなると十分な酸素や栄養を送ることができなくなってしまうのです。
これによって足裏の筋肉が収縮し続け土踏まずをつる原因となってしまいます。
特に寝ている間は体温低下なども伴い足先の血行不良が起こりやすいです。
睡眠中に足をつって起きたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
血行不良の原因の多くは食生活や疲れによるものです。お肉中心の食生活をしていると脂質の過剰摂取により血液がドロドロになってしまいます。
しっかりと緑黄色野菜も摂取して、血液の巡りを促すことが大切です。また、ストレスは自律神経を乱してしまう作用があり、これにより血液の循環調節が機能しにくくなってしまうのです。
ミネラル不足
筋肉の収縮は、体内のミネラルの働きによって調節されています。ミネラルとは、カルシウム・マグネシウム・カリウム・リンといった電解質です。
このミネラルが不足してしまうと、筋肉と神経の連携が乱れてしまい土踏まずをつる原因となってしまうのです。
ミネラル不足は食生活だけが原因でなく、汗をかいて電解質が不足した状態でも発生します。
つまり、よく運動中につってしまうのは、このミネラル不足もひとつの原因となっているのです。
また、年を重ねるにつれてミネラルの吸収率は落ちていき、ミネラルの排泄量も増えていきます。結果的に体内の電解質(ミネラル)濃度も減っていきますので、さらにつりやすくなってしまうのです。
水分不足
体の水分が不足していると、脱水症状のような状態になり血液はドロドロになってしまいます。
血液がドロドロになってしまうと、血行不良のケースと同様に足先に十分な酸素や栄養を送ることができなくなります。
これによって、土踏まずがつりやすくなってしまう原因となるのです。
冷え
特に女性の方などは寒くなってくると足先・手先がかなり冷えてしまう方も多いです。
冷え性とまでは冷えが悪化していなくても、家の中で素足で歩いていたり、足先を出しながら寝ていたりすると足は驚くほど冷えきってしまいます。
冷えると土踏まずをつりやすくなってしまいます。後述するように足を温めるような予防法を実践していくといいですね。
体の歪み
普段、仕事でデスクワークが多く、猫背になりながらパソコンで作業しているという方も多いのではないでしょうか。
このような悪い姿勢が癖になっていると骨盤が歪んでしまい、体全身の血行が悪くなってしまいます。
また、足を組んで座る癖がある方も要注意です。つい無意識に足を組んでしまう方は気づかないうちに体の歪みが進行してしまっている可能性があるので注意していきましょう。
消化器系の病気
土踏まずは胃・腸・十二指腸などの消化器官のツボが多く存在します。ツボは専門的には「反射帯」と呼ばれています。
ツボ(反射帯)は押すと関連する部位の健康を促進する効果がありますが、逆に痛みやつりなどの症状が出るとその部位が悪くなっているというサインでもあるのです。
特に暴飲暴食などをしていて、腹痛なども伴う場合はどこか消化器官に異常があるかもしれません。
自分でできる治療法
自分でできる対処法としては土踏まずの部分をしっかりとマッサージやストレッチすることをおすすめします。
マッサージやストレッチを行うことで以下の2つの効果が得られます。
- 凝り固まっている筋肉をほぐす
- 血行を促進する
特に発作的につってしまった場合は、しっかりと筋肉を引き伸ばすようにしてストレッチするようにしましょう。
土踏まずがつらないようにする予防法
バランスの取れた食生活を心がける
上述したように肉類中心の食生活は動物性タンパク質の過剰摂取につながりやすいです。これにより、コレステロール値が上昇したり、血がドロドロになって血流が悪くなってしまいがちです。
血流が悪くなると、足先まで十分な酸素や栄養を送ることができなくなり土踏まずがつる原因となってしまいます。
日ごろから緑黄色野菜もしっかり食べることで食物繊維を摂取するといいでしょう。食物繊維はコレステロールをきれいにする働きがあるので血行促進に効果的です。
また、乳製品(ヨーグルト、チーズなど)や小松菜、ししゃもなどでミネラルもしっかりと摂取するようにしましょう。
ミネラル不足は体がつる原因となるので、ミネラルを多く含む食品を食べることで予防につながります。
疲労を感じたらケアを!
たくさん歩いた日は家に帰ったらしっかりと足のマッサージなどをしてケアをすることをおすすめします。足に疲労がたまるとつりやすくなってしまいます。
特に普段あまり運動をしていないのに、歩きすぎた日などは疲労がとてもたまっていますのでしっかりとケアをして予防しましょう。
温める
足の裏はとても冷えやすい部位なので、冷えて筋肉が凝り固まったり、血行が悪くなってしまいがちです。
これらはつってしまう原因となりますのでうまく対処しなければなりません。
そこで、家では靴下を履くようにしたり、冬場なら足湯につかったりすることで足を温めることをおすすめします。
自分の足にあった靴を履く
小さすぎる靴、大きすぎる靴、自分の足に合っていない靴は予想以上に足に疲労を与える原因となってしまいます。特に女性の方でハイヒールなどをよく履く方は注意しましょう。
悪化するとモートン病などにもつながり痛みが発生してきます。こちらも記事も併せてご覧ください。
疲労のケアと食生活の改善を意識しよう!
土踏まずがつりやすくなってしまう原因や予防法についてお伝えしました。土踏まずがつってしまう多くの原因は疲労の蓄積や食生活にあります。
しっかりとケアをして日ごろから予防しておくことで「つる」という現象は減らすことができるでしょう。
また、足がつることとしびれることはどちらも神経と筋肉が関係して起こります。併せてこちらの記事もチェックしておくことをおすすめします。