血豆が簡単に治る!効果抜群な治し方を分かりやすく解説!
手をドアに挟んでしまったり、靴ずれになってしまったりしたときに内出血を起こし血豆ができてしまうことがあります。
血豆ができても放っておいてしまう方が多いですが、正しい対処をすることで血豆は早く治すことできます。
そこで、ここでは効果的な血豆の治し方について分かりやすくお伝えしていきます。
血豆とは
血豆とはどういった状態のことをいうのかをまず理解しておくことで、正しい治療を行い早く回復させるのにとても役立ちます。
血豆とは専門的には「血腫」と呼ばれていて、皮膚の下で出血した血液がたまって塊になった状態のことをいいます。
ただ、内出血にもさまざまな種類があります。例えば、打撲などで比較的広い範囲に少ない量の内出血が起こると「あざ」になります。
また、おでこや頭部で内出血が起こると「たんこぶ」になります。
参考:おでこをぶつけた!たんこぶの具体的な処置方法を分かりやすく解説!
一方で、皮膚を挟んでしまったり比較的狭い範囲で出血量の多い内出血が起こると血豆になるのです。
応急処置が大切!血豆ができてしまったときにすぐやるべき治療法
血豆を早く治すためには、血豆ができたときに正しい応急処置を行うことが大切です。ここでは血豆ができたらまずやるべき2つのことをお伝えしていきます。
冷やす
患部を冷やすことで、血管が収縮し内出血量を減らすことができます。内出血の量が増えるとその分、血豆が大きくなったり症状が重くなってしまいます。
なので、血豆ができてしまったときはまずは冷やすことがとても重要なのです。
患部を冷やす方法には次のような方法がおすすめです。
- ビニール袋に氷を入れて患部に当てる
- 保冷剤を患部に当てる
- 冷たい水で流す
ただし、冷やしすぎないように氷などを当てるときは薄めのタオルやガーゼを皮膚との間に挟むようにしましょう。
このように間接的に冷やすことで冷やしすぎによる凍傷などを防ぐことができます。
冷やす時間は1回20分ほどを目安に行い、患部が熱をもってきたらまた冷やします。20分経たなくても冷やしている部分がしびれたり、感覚がなくなってきたら冷やすのを中断してください。
この冷やす作業を何回も繰り返すことで内出血や炎症を抑えることができるのです。またケガの程度にもよりますが、冷やすのはケガをしてから48時間は効果的であるとされています。
患部を水で流す
血豆ができてしまった部分を水で流すことは冷やすためにも有効ですが、それ以外にも患部を清潔に保つためにも効果的です。
万が一、血豆が破れてしまったりしたときに患部が不清潔など傷口から細菌などが侵入し、炎症を起こし化膿してしまう可能性もあります。
患部に刺激を与えない程度に水で軽く流しておくことで皮膚表面の汚れを落とすことができます。
血豆ができてしまったときにしてはいけないコト
できてしまった血豆が完治するまでには1週間程度かかることが多いです。少しでも早く治すために、その間にしてはいけない注意点もチェックしておきましょう。
触らない
不用意に血豆に触ることはしないようにしましょう。
指先などに血豆ができると気になって触りたくなってしまいますが、その刺激により毛細血管が破れ内出血がひどくなったり、血豆が破れてしまう恐れもあります。
刺激を与えない
靴ずれなどで足の裏などに血豆ができてしまったときは、どうしても歩くときなど患部が靴と当たってしまい刺激を与えてしまいます。
そのようなときは、患部をガーゼで包むなどしてできるだけ刺激を与えないように工夫することが大切です。
刺激を与えれば与えるほど治りが遅くなってしまいます。足裏などにできた血豆を保護するのはなかなか難しいですが、不用意に刺激しないように注意しましょう。
潰さない
繰り返しになりますが、できてしまった血豆は潰さないようにしましょう。
たしかに、内出血を外に出すためにわざと血豆を潰す治療法もありますが、これは古典的な方法でおすすめできません。
むしろ雑菌が傷口から侵入してしまうキッカケとなり、症状が悪化してしまう可能性もあります。なので、血豆は潰さずに自然治癒させていくようにしましょう。
温めない
よくネット上では「血豆の内出血が止まった後は血液の排出をするために温めると良い」と書いてありますが、この方法はあまりおすすめできません。
たしかに、患部を温めることで血行が促進するので血豆を早く消すひとつの方法ではあります。
しかし、十分に内出血が治まっていない段階で温めてしまうと、逆に内出血を促進させてしまい症状を悪化させてしまいます。
内出血が治まっているか、治まっていないのかの判断をするのは素人目ではなかなか難しいことです。
大きな血豆でなければ温めることなどせずに、刺激を与えないように保護していれば1週間程度で完治します。
なので、血豆ができたらまずは冷やして、その後は触ったり温めたりせずに自然治癒させていく方法がおすすめです。
化膿してきたり、なかなか治らない場合は病院へ
指を挟んで指先に血豆ができたり、重い荷物を長時間持っていると手のひらに血豆ができたり、あるいは靴ずれで足裏にも血豆ができたりします。
このようにしてできてしまった血豆は上述したような注意点を守って治癒させていけば気づいたら治っているケースが多いです。
ただし、以下のような状況の場合は整形外科を受診するようにしましょう。
- 経験したことないような大きな血豆ができてしまった場合
- 血豆が破れて化膿してしまった場合
- 痛みが強くなったり症状がひどくなっている場合
- 1週間以上しても血豆が消えない場合
また、口の中に血豆ができてしまった場合はこちらの記事をご覧ください。