ふくらはぎの外側に痛みを感じる7つの原因
「ふくらはぎの外側の痛み」と言っても色々な要素が関係しています。
そこが痛いだけでは何が原因か、何の病気か、というのはわかりません。
ただ単に、筋肉痛かもしれず、もしくは肉離れかもしれません。場合によっては坐骨神経痛だったりもします。
そこで、今回はふくらはぎの外側に痛みを感じる原因についてお伝えしていきたいと思います!
シンスプリントが原因
「シンスプリント」の可能性があります。
シンスプリントとは骨と筋肉がくっついている骨膜が炎症して痛む症状です。
以下の要素を考えてみてください。
- すねかふくらはぎの内側、または外側が痛む。
- すねの内側か外側の骨を押すと激痛がする。
- 走ったり、ジャンプをすると痛む。
- 痛みがズーンとした鈍いものである。
また、悪化した場合には、立ったり、歩いたりするだけで痛かったりします。
さらに、この痛みを我慢すると疲労骨折につながってしまいます。
疲労骨折になると半年以上運動することができなくなる場合もあるので、以上のような症状があるときには病院へ行くようにしましょう。
ヘルニアや坐骨神経痛が原因
- ふくらはぎの外側の痛みのほかに、
- ふくらはぎにピリピリした痛みがある。
- ふくらはぎにつっぱったような痛みがある。
- 痛みが太ももの前側にもある。
- お尻に電気が走るような痛みがある。
が見られる場合には、「ヘルニア」か「坐骨神経痛」の可能性があります。
どちらも慢性化しやすい病気なので、早期の治療がとても大切です。
ふつうの痛みと少し違うな?と自覚してしっかり対処することが重要となります。
動脈硬化が原因
「動脈硬化」の可能性もあります。足の筋肉は運動をするときに普段の10倍血液を必要とします。
動脈硬化の人は血管が詰まってしまっているので、十分の血液を供給することができません。結果的に乳酸が蓄積して痛みます。
高脂肪血症、肥満、高血圧、喫煙者は特に注意してください。
被服神経麻痺
「腓腹神経麻痺」(ひふくしんけいまひ)の可能性もあります。腓腹神経とは知覚神経です。
ですから、腓腹神経麻痺になってしまった場合、足の指が動かしづらいとか、足が動かないといった症状はありません。
腓腹神経のはふくらはぎの外側を通りかかとの外側を通ります。また、足の小趾からくるぶしの外側、ふくらはぎの外側を支配します。
それで、腓腹神経麻痺になると、ふくらはぎの外側から足の小趾にかけて違和感を感じます。
筋肉痛や肉離れが原因
もしその痛みがスポーツをしているとき、もしくはスポーツをした後ならば先ほど述べたように筋肉痛か肉離れかもしれません。
筋肉痛や肉離れについては以下で詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧になってみてください!
→【ふくらはぎの筋肉痛の痛みを解消する3つの方法】
まとめ
ただ単にふくらはぎの外側が痛いというだけでは、問題を特定することはできません。
今回考えただけで7つほどの可能性があります。
それで、様々な「要素」を検証する必要があります。
- どんな状況で痛くなったのでしょうか?
- どれくらいの期間ですか?
- 他にどの部分が痛みますか?
- どんな生活習慣を持っていますか?
こうした要素を一つ一つ見ていくことで、何が問題なのか?どの病気にかかってしまったのか?がわかってきます。
また、「ふくらはぎの痛みだからほっといてもいい」というわけにはいきません。動脈硬化の可能性について取り上げました。
動脈硬化は恐ろしい病気です。ほっておくと、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。命に関係するほどの重大な病気です。
それで、もし痛みがあるときには、冷静に自分状況を分析しましょう。そして、お医者さんの助けを借りて痛みを対処していきましょう。